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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カミ
1930年 熊本県
サクラゴサマと呼ばれるサクラの木がある。疱瘡に対して霊験あらたかであり、祈願をすると葉がブツブツになる。

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ホウソウノカミ
2001年 沖縄県
疱瘡口説によると、童女がワンの原で果報ガサ(軽い疱瘡)を祈る。そこへヤマトから美しい船が来る。船員にヤマトの果報瘡(同前)の様子はいかがかと問うと、ヤマトの果報瘡は綺麗だと答えた。皆は喜び疱瘡の神をもてなすために首里の御獄に書院(家)を造って迎え、歌三味線で楽しませて一粒だけの軽い疱瘡を願う。
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ホウソウノカミ,アマザケババ
1940年 青森県
疱瘡の神の姿は赤い頭巾と赤い着物を来た子供の姿である。甘酒婆の問いかけに答えると病気になる。杉の葉を吊るすことでそれを防ぐことができる。
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ホウソウサマ
1957年 新潟県
疱瘡が治ると、疱瘡ばらいをする。藁のサンバイシを子供の頭に乗せ、束ねた笹の葉でお湯を掛けて、サンバイシを庭かお宮の木に下げた。重症のときに行うと、子供の苦痛が和らいだ。
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ホウソウカミサマ
1955年 静岡県
疱瘡が流行ると疱瘡棚を作って疱瘡神を祀り、川に流す。
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ナトリイシ,ホウソウヨケ
1956年 宮城県
疱瘡除けの信仰のある巨石(高さ28尺、周り60尺)。祠はない。
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オクヨサマ
1985年 愛媛県
オクヨサマ(お供養様)という小祠があり、言語障害や眼病、疣に効く。
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ダルマ,ツク,タイグルマ,セキハン,ホウソウ
1935年 東京都
嬰児が疱瘡にかかると、張子の達磨や木兎、鯛車などを枕元に飾る。方法はさん俵を敷き、その上に達磨や木兎を祀る。そして幣帛を立てたり赤飯を供えたりして、疱瘡の治ることを祈る。半月経つと疱瘡も峠を過ぎたものとして供えた赤飯から3粒をとって紙に包み、三つ辻の角へ持っていって捨てる。この赤飯をまだ疱瘡の終わっていない子供を持つ母親が見ると持って帰って子に食べさせる。そうすると疱瘡が軽く済んだ小児にあやかることができるという。
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ホーゲンサマ,(キトウシ)
1989年 長野県
祈とう師のことをホーゲンサマという。家の様々なことを願う。熱湯を沸かし、木の葉で家中を払い歩き、悪魔を追い出してくださいと祈るという。
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シリョウ,イキリョウ
1963年 福島県
ワカサマとは病因や死因などを占う女性の占師で、狸森に70才位の老婆がいる。黒衣盲目の女性占師で、牛頭天王とか蟇目鹿島神社の境内の4隅に竹を立て、シメナワを張りめぐらして中央に神棚を置いて祈禱する。すると神がかりとなって病気の原因となった死霊や生霊をおろすので、親類縁者に聞いてもらう。
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キリワケノヒョウエノカミ,カシノハテンダイミョウジン
1959年 鳥取県
切分兵衛神が、小さな女神が樫の葉に乗って川を下るのを見かけ、留まるよう懇願した。そこで女神は吉川村の麻疹の神になった。村に麻疹が流行る時は、吉川神社の樫の葉に粟粒が出る。この樫の葉を戸口に挿すと麻疹予防になり、罹ったときも葉で顔を撫でると治る。
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アンバサマ
1939年 千葉県,茨城県
家に疱瘡子ができると、村の神主に頼んであんば様を祭ってもらったという。神主は赤い幣束を切り、それをサンダラボッチに刺して病人の枕元においた。そして、祭ってから12日目に『ムナガシ』と言って、サンダラボッチに刺した幣束をそのまま川へ流し、12日田へば熱が下がり、癒えると信じられていた。
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ホウソウヨケ
1940年 岩手県
陸中水澤の俗信。「ほうそうの宿はと問えば後はなしほころぶ梅の二つ三つ四つ」と唱え、これを朱で書いたものを逆さに貼ると疱瘡除けになる。
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ライジン
1982年 東京都
疱瘡にかかる前の小児は、毎月8日の朝五つ前までに、江戸の浅草寺雷神門に行って雷神の股を潜らせると、疱瘡には必ず瘡難は軽くなるという。
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ホウソウ,ケダモノ
1974年 新潟県
越後国のある森に、疱瘡の宮という小祠がある。四方が羽目板になっており、ところどころに穴が開いている。その穴に鼬のような小獣が出入りするが、近隣の村の作物などを荒らしはせず、また数も増減しなかった。しかし世間に疱瘡が流行すればこの獣は姿を見せず、疱瘡が止めばまた姿を現すという。
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ギンナン
1929年
銀杏は乳授けの霊樹として信仰を集めている。これは、銀杏の汁が乳汁のような分泌物を出すためであり、これに祈れば人間にも同じように乳汁を授けてくれると、信じられていたためである。
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カエデ,タダスノモリ,カモジンジャ,ホウソウヨケ
1956年 宮城県
京都下鴨の地名を取って糺(只州)と称す。伊達綱村が、元禄年中に塩釜の社地から遷座。上加茂、下加茂の両社殿が紅殻塗りであるので疱瘡除けの俗信がある。竜田山から移植された石段脇の大楓が神木である。疱瘡の禁忌と紅葉が結びつく。
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ウジガミノタタリ
1970年 福島県
A家では昔、家人が病気になったのでワカ様に拝んでもらうと、前にそこに住んでいたウジガミの祟りだといわれたので、祠を作って祀ったところ、病気が治った。
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ハカゼ
1964年 高知県
ハカゼは生暖かい風で、あたると病んだり死んだりする。冬に山や川で凍え死んだ霊がなる。あたったら家に入る前に箕を逆さにして「ハカゼ落し」と三回言う。治ったときもまじないを唱える。
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ホウソウニナッタトキノジュホウ
2000年 富山県
疱瘡になったとき、周囲に赤紙で作った人形と旗を並べる。中央には赤御幣を立てたサンダワラ。菓子や果物を供えた。
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ホウソウガミ
1992年 福井県
4、5代前、本家の女の子が疱瘡を患って死んだ。それでしばらく疱瘡神を祀らなかったが、ある夜夢の中で、烏帽子に直垂を来た神が現れ、「あれはもらい子だった。どうかこれからも祀ってくれ」という。それで再び祀るようになったとも伝えられる。
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