ジュウジンサン,トンチボ,ムジナ,カノモン,ヨツアシノモン,ヤマノカミ 1994年 新潟県 イノリという信仰活動の中で、オソゲエ(恐ろしい)イノリの対象となり、狸に似た四つ足の動物と同一視され、邪悪な目的のイノリに最も深く関わるのがムジナである。ムジナはそれぞれ固有名詞を持ち、人々に親しまれている。またムジナ同士は兄弟姉妹関係にあたるキョーダイ、エンルイにあると考えられている。ムジナを祀る寺社は百以上存在する。
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ヒノタマ,(ゾクシン) 1989年 長野県 ヒノタマが飛ぶと、不幸なことが起こるといわれている。
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キツネ 1981年 長野県 不幸が起こると「あの家ではきつねを飼っている」などと言われる。
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カラスナキ 1977年 秋田県 カラスが忙しく鳴くと災いが起こる。
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ジシンサマ,ヘビ 1965年 兵庫県 ある家の地神様は、首に白い輪のある30㎝ほどの蛇で、ときどき見かける。この蛇に触るとサワリがある。その後、屋敷を人に譲ったが、蛇がサワッタのか、その家は絶えたという。
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ニワトリノヨナキ 1939年 栃木県 芳賀郡では、鶏が夜鳴きすると火事が起こるといわれている。他にもそれに類似した俗信が様々な地域で見られるという。
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シロボウズ,テング 1993年 静岡県 白坊主や天狗を見た人には、災難が起こると言われている。
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ゾクシン 1999年 栃木県 お墓の横を通る時、親指をお墓に向けると、父親に何かが起こり、人差し指だと母親に何かが起こり、中指は、兄か姉、薬指は弟か妹、小指は自分に災いが起こる。
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シロギツネ 1940年 滋賀県 ある男が意図的に白狐を困らせたことがあった。すると、その男に白狐が憑き、男は変死してしまった。
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オシンメイサマ 1988年 福島県 11月15日に集まり祝い事をした。参加者で拝んでいると誰かにオシンメイサマが憑依し、座ったままで跳ね回る人が現れる。その間に他の人は憑依された人に失せ物のありかや困り事を尋ねる。
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ヤシキガミ,イナリサマ 1982年 群馬県 家に悪い事が起こるのは、屋敷神(稲荷様)の祟り。
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イヌガミ 1922年 徳島県 犬神を持つ家のものがある人を可愛いと思ったり、憎いと思ったりするとその人に必ず災いが起こる。縁組婚姻などの時、忌み嫌われる。
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バケモノ 1974年 奈良県 毎夜異物(ばけもの)が現れ様々な怪事をなすという噂が流れた。血気盛んな若者が集まり見に行こうと相談していたところ、ある者がそんな事をすると化物が面白がって増長すると諦めた。
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タマガイ 1963年 沖縄県 タマガイは赤い球形をしていて、それが出た家には不幸が起こると言われている。8月9日から15日にかけてよく見られ、その間は、屋敷内の木の上に小屋を作り、見張りをする。タマガイが出た家には禍が起こるので、ノロが火の神に祈願する
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(ゾクシン),ウマ 1933年 栃木県 葬列の出る時馬が嘶くとその家に不幸が起こると言ってなかせぬようにする。
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キツネツキ 1954年 岡山県 隣家の50歳ぐらいの婆さんに狐が憑いたことがあった。朝早く着て、「今私のうちには五千の眷族を飼っているが食べ物が無いので下さい」などと語った。祈祷者に拝んでもらうと、「わしが住んでいた穴を埋めただろう」などと、有る事無い事をしゃべった。また宮に参らない人に憑き、狂言妄語させたと書かれたものもある。
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キツネ 1928年 群馬県 狐の嫁入りと同じ日に婚礼すると狐の怒りに触れ様々な不幸が起こるから、狐日の出た夜は婚礼を取りやめる。
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ガキ,シキ 1977年 田舎人が瘧を患った時、餓鬼が原因であるとして僧に施餓鬼供養させてその功徳によって病が治る事があるという。このような事は昔から言い伝えられているのだろう。
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レイブツ 1975年 兵庫県 播州明石郡大山寺の薬師像も、国家に災いがある時は、大いに汗をかいて災いが起こることを世に告げたという。
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バチヤマ,タタリ 1971年 静岡県 昔、山で死んだ落人の祟りで、その山に入って仕事をすると、何か悪いことが起こるといわれている。
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カッパ 1937年 新潟県 海にも川にも、神に汚い事をすると、カッパに言いつけてその人の尻を抜くと言う。カッパ除けには、「キリギッチョ」と言いながら、唾をする事が効果的である。
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