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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヘビ
1955年 静岡県
ある家の古井戸に金色の蛇がいた。井戸からぞろぞろ出て甲州まで行ってしまった。その家の跡取りは気が狂った。後、その家に変事があるとき、前触れとして赤い蛇が出た。

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イエノヌシ,ヘビ
1971年 岐阜県
10月頃のこと。ある家の井戸の脇の椿の木の処に、白地に水色の水玉模様の、直径10cmくらいの蛇らしきものが横たわっていた。頭も尻尾もみえなかったが、備中鍬で叩くと動いた。家の主だったらしい。
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ヘビ
1936年 鳥取県
子供の時に薬師寺の裏山で古い壷を見つけた。中には一匹の蛇がいて、底には漆のようなものがたまっていた。それらを持って帰り、壷は和尚さんに上げて、蛇は隣の爺さんにあげた。それから爺さんの家は目に見えて暮らしが良くなった。噂では蛇のお告げがあり、その蛇を弁天さんにお上げしたという。
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ヘビ
1965年 高知県
白い小さな蛇のいる家があって、その蛇が育つにつれて家も富んだ。蛇は長持に入りきらないくらい大きくなり、家人が気味悪くなったので、蛇を大きな箱に入れて縄をかけて焼いてしまった。たちまち家は没落し、潰れてしまった。
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ユメ
1929年 石川県
ある婆が夢で黄金が穴の中にあるから取りに来いと言われた。翌日夫と取りに行くと、蛇しかいなかった。その夜、ふたりで来たからあげなかったと言われ、今夜馬に積んでくるからとれと告げられた。来た馬を捕まえようと尾をつかむと抜けてしまい、とれなかった。その黄金は山王の霊験により酒田の本間家の手に入った。
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ヘビ
1933年 兵庫県
昔、あるおじさんが海に行くと水から美しい女が出てきた。おじさんの後を付いて来るので家に連れ帰った。急用ができたので女に家を預けたが、心配になり夜に見に帰ると蛇がいた。翌朝家に帰ると女が正体を見られたために暇を欲しいと乞うたので与えた。
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シロヘビ
1933年 栃木県
昔、山に城が築かれたとき、敵に攻められ、城主の一人娘が追い詰められ、井戸に入って死んでしまった。その後、娘が白蛇に身を変えて出ると言われている。今もその井戸があるが、水はない。今も蛇が棲んでいて、時々悲しそうな声を聞くという。
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シロヘビ
1933年 栃木県
娘が朝水汲みに行くと、社に白蛇が出る。娘には小さく見えるが、他の人には大きく見える。月に1度は娘の家に現われる。この後、娘の家は大金持ちになったが、娘が死ぬと蛇が現われなくなり、家没落した。
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ヘビ,キリ
1980年 広島県
備後国福山領に御領村という所があり、その山中に蛇が住んでいるという場所がある。そこは草も生えずただ1本の桐が立っていた。そして寛政8年(1796)にその蛇が桐に巻き付いたといい、木に残った痕跡が、金色に輝いたという。また今年に入ると銀色に変わったという。
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ヘビ,ムカデ
1941年 愛媛県
ある爺が隣の爺の話を盗み聞きし、近くに金箱があると知り、それを掘り出しに行った。開けてみたら蛇や百足でいっぱいだったので、その爺が怒り出し、隣りの爺の家の屋根上から箱の中身を降り出したが、蛇や百足が金になった。
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ヘビ
1981年 長野県 
いけんたの沼の主の蛇が深見の池へ行くことになった。嫁様の姿で子供を連れて下条まで来て、下条新田のおじいまに送ってくれと頼んだ。おじいまは池までお供をして、お礼に金の扇子を貰った。家が火事になったので、今はその扇子は残っていない。
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カナヘビ,ショウテン
1929年 岩手県
盛岡在の太田村芝久保という村で元文4年5月11日の昼頃、小堰の杭に一匹のカナ蛇が来て這い上がった。それをみた佐野家の下女は気味悪くなり家に駆け込むと、すぐさま雲が流れ真っ暗になり大風震動雷電し、龍が天上するに相応しい光景の中、蛇は昇天していった。
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ヘビ
1950年 新潟県
ある家の藁ニホに青大将が住んでいた。取り壊そうとしたが、夢に美女が現れて思い留まるよう乞われ、この蛇のおかげで村有数の金持ちになった。
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ヘビ
1974年 宮崎県
阿州の二宮久太夫が日向国で宿を求めたところ、ある家に泊めてもらう事になった。しかしそこの亭主は病んでいて、首に細い2匹の蛇が巻き付き、その傍らに18、9歳の女2人が双六をしていた。主人が言うには、この蛇はこの女の執心で、1人が怒れば1匹の蛇が首を絞め、2人が怒れば2匹とも絞めるという。翌朝その家を出た久太夫は、お礼を言おうと数日後に戻ったところ家はなく淵になっていた。里人に聞けば、地震や風雨によって無くなったという。
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ハクジャ
1991年 長野県
爺さんが蛇を助けて介抱した。その後娘が爺さんの家に来て面倒を看た。急に娘がいなくなり、心配していると、蛇が娘の姿となって恩返しに来たが、村人を守る為戻らなくてはいけないと言った。外に出ると池が波立ち白蛇が空に向かって舞い上がっていった。
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ヘビ,ダイジャ,ウロコヅカ
1939年 京都府
ある農家の娘が池に飛び込んで蛇に変わった。数日後、木戸源治という男が蛇に呑まれそうになって蛇を撃つと、池は真赤に染まり、大蛇の死体が浮かんだ。逃げる途中で男は3枚の鱗を拾い、屋敷に埋めて塚を立てたが、何かと祟りがあった。
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トウベ,ヘビ
1986年 大分県
トウベ持ちの家に嫁入りした女が,家を出て実家に帰ろうとしたところ,トウベ(蛇)が戸口にぶら下がって邪魔をした。
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ヤマノヌシ,イエノヌシ
1990年 新潟県
家の主は青大将である。家の近くで蛇を見ると良いことがある。知人と山道を歩いていると大きくて光ったものが行く手を阻むので、少し音を立てると木の上に登っていった。寺の住職に尋ねると、この蛇は山の主で縁起が良いという。
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ダイジャ
1987年 山形県
大洪水になったとき、山のてっぺんまで水が来て、角のある腹の赤い大蛇がスワ、スワと這っていった。そこを蛇くずれという。
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ヘビ,オンネン
1929年 神奈川県
昔、入暁という住職がいた。師僧が死ぬと、間もなく庭の隅に一匹の蛇が出始めた。入暁が追うと、すぐに隠れるが、いつのまにかまた元のところに出ている。蛇のいるところを掘ってみると、金銭の入った小瓶を見つけた。師僧の怨念が、蛇となって銭瓶を守ったと考えると、入暁は人の浅ましさがいやになり、そのまま寺を捨てた。
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シロヘビ
1965年 高知県
味噌の中に白蛇が住み着いて、使っても味噌が減らない家があった。白蛇を家の宝として、その家は栄えた。
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