国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

キツネ
1978年 新潟県
下の方から森へ上ってくるとき、三右ェ門(屋号)宅から出火して見えたので、慌てて近くまで行った。すると、何事もなかった。狐に化かされたのだという。

類似事例(機械学習検索)

キツネ
1995年 群馬県
夜遊びに行って帰りに上から白い布が下がってきた。逃げようとしたら川のほうに火がたくさんついていた。狐に化かされたという。
類似事例

キツネ
1973年 三重県
狐が川向こうの山道で火を灯すという。山に行ってはぐれてしまった老婆が見た。そのとき、回りは崖ばかりだったのだが下を見ると池があり、それを目当てに下りてきた。木に登ると在所が見えたので帰ることができた。道で会った人に訪ねると、小岐須だった。その時、老婆は白いシャツを着ていたのに「赤いシャツだ」と言われたという。これは狐に化かされたのではないかという。
類似事例

キツネ
2002年 山口県
狐に化かされたと、一週間も鉦や太鼓で探し回り、三里先の部落のある家の軒下に入り込んでいたところを犬に吼えられていたのを見つけ出したということがあった。また女などにも化けるといい、火などをともしてみせたという。馬を部落裏の台山に放牧したことがあったが、狐の穴に足を落とすと化かされるといい、また化かされたものもいた。
類似事例

キツネ
1987年 奈良県
山に蕗を取りに行ったら狐に化かされた。帰ってくると木や下草が全部蕗に見えるのだと言う。ボケたようになってひとりでに出歩き、山に入るようになった。たまりかねて猟師が鉄砲で撃ったら、狐が落ちた。
類似事例

キツネ
1966年 埼玉県
ある人が狐に化かされた。魚を買った帰り道、村の方が真っ赤になっているので火事だと思い急いで走って帰ったが、着いてみると真っ暗で何事もない。気が付くと、買った魚はなくなっていた。
類似事例

キツネ
1931年 長野県
帰り道がわからなくなり、迷い歩いた。夜が明けて家に帰ったら大変な騒ぎになっていた。赤木山の狐に化かされたのである。
類似事例

キツネ,ムジナ
1995年 群馬県
十石峠に行く途中の場所で炭焼きの人が山一面の火を見たが、振り向いたら消えた。狐か狢に化かされていた。
類似事例

キツネノヒ
1983年 東京都
人家の近くで狐があとをつけてきた。振り向くと狐が息をプーとして明るくなった。人を化かすやつはみんな口の息で、息を吹き出して火に見せるのだという。
類似事例

キツネ
1991年 石川県
木炭の釜の場所が勢いよく燃えている燃えているように見えたので、持ち主に教えてやった。すぐに見に行くと、なんともなかった。狐に騙された。
類似事例

キツネ
1998年 福島県
狐が馬鹿にするので、爺さまが殺そうとして火を焚いていた。そうしたら狐は娘に化けて婆さまの所に来た。そして娘に化けた狐は婆さまを家から連れ出して行ってしまった。
類似事例

タヌキ
1973年 岩手県
昔、ある人が山仕事で火を焚いていたら、狸が化けた女が来て火に当たった。狸は気持ちがよくなって正体を現してしまい、殺された。
類似事例

キツネ
1972年 千葉県
話者の家族が使いから帰るとき、夜道で狐が葉っぱを取ってチョンチョンとしているのを見た。そうしたら狐が消え、提灯の火も消えて、朧月夜だったのが闇夜になった。化かされると動いてはいけないと言うので、その場から動かずまた火をつけた。しばらくすると、また元の朧月夜に戻った。
類似事例

キツネビ,キツネノタタリ
1997年 長野県
狐火が出て人々を悩まし、通行人が化かされた。猟師が狐を撃ったところ、暗の中に姿が消えた。老人の夢枕に現れた狐は、伏見稲荷のお使いだと明かした。それを祀ったが、猟師の家には3代祟ると言われ、家が絶えた。
類似事例

キツネ
1963年 岡山県
西山から小西への帰り、山の上に火が見えて「助けてくれ」と女の叫び声がしたので近付くと、後ろから目隠しをされた。その手から逃れると日が暮れて真っ暗で、自分の知らない山奥にいた。「ホーイ、ホーイ」と叫びながらほうほうのていで山を下った。人にきくと「狐にだまされたのだ」と言われた。
類似事例

オカリミヤチカクノカイカ
1956年 宮城県
辻番所の上に火が燃え動き,そのあとを北六番町の方につけていくと,途中で小僧にかわった。この辺りには怪異のことが多く,すべて狐の仕業らしいといわれた。
類似事例

タヌキ
1998年 奈良県
男が3・4人で晩に歩いていたら、向こうで狸が娘さんに化けて、糸をつむぐ格好をしており、火の玉が赤く灯っていた。男たちは相談してから、娘に化けた狸を撃ったが、効き目はなかった。そこで火の玉を打ったら、いっぺんに消えた。狸は火の玉に変わっているのだという。翌朝行ってみたら、狸が死んでいた。
類似事例

キツネ
1984年 山梨県
山へ行ったら狐がいて、それをかまったら化かされた。
類似事例

キツネ
1985年 山形県
法事の帰りに土産を持って帰っている人が狐に化かされた。その人は山の真中の薪が積んであるその上で寝ていて、目を覚まして下りてあばら骨を折ったという。
類似事例

キツネ
1985年 岩手県
田に火を入れた残り火を始末していると、狐にだまされてたくさん残り火があるように見え、そこらじゅう駆け回された。
類似事例

キツネ,ヒバシラ
1996年 神奈川県
狐の尻尾が立つと火柱に見える。その時は化かされているのだろう。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内