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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ,タヌキ
1999年 福岡県
ある百姓の女房のもとに、狐か狸のような獣が男に化けて通い、女房は妊娠した。女房は出産したが、その後女房は死んでしまった。化物ではなく、ある男だったという風説もあった。

類似事例(機械学習検索)

カイブツ
1999年 福岡県
ある百姓の女房が、男に化けた怪物と密通した。女房はやがて妊娠した。そして手足が長く毛が少し生えたものを死産した。女房は出産して7日後に死んでしまった。
類似事例

キツネ
1998年 奈良県
産婆が前日にお産があった家を訪ねると、その家の人が、別れた後にまたお産に行く産婆を見たと言った。声をかけたら消えたという。もちろん産婆はお産には行っていない。狐が産婆に化けていたのだった。
類似事例

キツネ,タヌキ
1940年 滋賀県
34年前、男がいっぱい飲んで家へ帰る途中でのこと、自分の女房が迎えに来たと思ったが、狐の化身であることを見破り、女の膝のあたりを力いっぱい足で蹴ったところ、女の姿が消え、化けていた狐は死んだ。狐ではなく狸だったかもしれない。
類似事例

キツネ
1938年 長野県
狐をたすけた男が、女に化けた狐と結婚して子供を作った。女は子どもに狐の姿を見られ、子供を遠ざけようとするが、子供は聞き入れなかった。
類似事例

キツネ
1972年 千葉県
産婆さんを頼みにいった人が狐に化かされて、とうとう目的地につけずに家に逆戻りしてしまった。
類似事例

キツネ
1998年 奈良県
夜中、お産があり、夫が産婆を迎えに行った。連れてこられた産婆はちゃんとお産の処置をした。夫は産婆を送っていった。別れた後、夫が戻ろうと歩いていたら、産婆が向こうから歩いてきたので驚いた。先ほど送っていった産婆は狐が化けていたのだった。
類似事例

タヌキ
1971年 静岡県
猪の害を防ぐため、女が畑に小屋を作り、一晩中見張りに立っていた。ある日、狸が女に色男があるのを聞き、男に化けて小屋にやってきた。そしてとうとうその女には狸の子ができたという。
類似事例

キツネ
1930年 長崎県
男嶽山に住んでいた狐が人に化けて産婆を迎えに行った。狐は無事に産を済ませ、産婆はそこで夕食を食べて泊まり、お礼の包み金をもらった。しかしその料理や金は狐が近所から盗んだものだった。
類似事例

オハルキツネ
1937年 福井県
狐が女に化けて人間の男と結婚する。二人の間には子供もできたが、正体がばれてしまった。女が挟んでいた尻尾を気が緩んだ隙に見せてしまったからだとか、窓から出入りしているのを目撃されたからだなどと言われている。
類似事例

キツネ
1977年
女に化けて子を産んだことから、「来つ寝」と言われ、狐と呼ばれるようになった。
類似事例

(キツネ)
1965年 岩手県
産婆さんのところに男が迎えに来た。男は産婆さんの自転車の前をヒョイヒョイ駆けて案内した。難産だったが産まれさせた。家は大きく、お金をたくさんくれた。翌朝、目を覚ましてみると洗ったはずの両手は真赤で、お金は木の葉だった。産婆さんは、その後具合を悪くした。(※明示されていないが、「狐に化かされた話」の一例であるので、男は狐であったという話と判断する)。
類似事例

キツネ,ヨツゴ
1974年
但馬国竹田で、密かに通じた男の子を懐妊し、出産したところ4つ子だった。その姿は頭が人間で手足が狐、首は狐で手足が人間と様々だった。狐が男に化け姦通したのだろう。
類似事例

ヘビ
1974年 愛媛県
予州宇和郡藤田村で、ある女の所に夜な夜な夫が帰ってきて、後に懐妊した。女は病気になり、その側に蛇が来て女を守るようにいた。女は蛇の子のようなものを1斗ほど生んで死んだ。病中に女が下女に語ることには、「夫ではなく蛇であった。自分は生きながら畜生道に落ちた」と泣いたそうだ。
類似事例

タヌキ
1972年 千葉県
瓶の中で子どもを生んで死んだ女が化けて出るというので、腕自慢の爺さんが退治に行き、女をつかんで引きずって家に連れ帰って庭に叩きつけたら、それは大きな狸が化けていた。
類似事例

キツネ
1934年 大阪府
狐が女に化けていたのを、巡礼の男が妻にしたが、正体を見破られ、短冊を残して去ってしまった。その後、ある女が、夢で見たとおり、狐が宮の前で死んでいたのでそこに埋めてやった。
類似事例

ヘビ
1954年 山梨県
病弱な女房に蛇を食べさせたら、それがたまたま夫婦蛇の雌で、雄蛇が旦那の留守中に旦那に化けて蛇の子を宿させた。
類似事例

キツネ,オナバケイナリ
1922年 茨城県
女化稲荷の伝説がある。男が猟師に狙われていた狐を助けた。狐は男の家に女に化けてやってきて、2人は夫婦になった。3人の子を産んだが、ある日子供が「お母さんは尾が生えている」と言い出し、母は遺書を残して姿を消した。男は原の稲荷へ行って、家に帰ってくるよう頼んだが、狐は答えなかった。それ以来その原を女化原という。例の男の家筋は今もあり、何となく狐に似ているという。
類似事例

キツネ,タヌキ
1975年 愛知県
狸は坊主に化け、狐は女性に化けると言われている。
類似事例

キツネ
1988年 茨城県
狐が人に化けて、医者にお産を頼みに来た。妊婦の下腹を触るとザラザラしていた。お産が済むとお金を渡して、家まで送ってくれた。
類似事例

キツネ,タヌキ
1966年 栃木県
狐か狸かわからないが、道で人を化かすものがいた。大正12年のある夜、強気な男が道を歩いていたら自分の前を歩く娘に会った。怪しいと感じた男は、いきなり娘の尻のあたりをまさぐった。驚いた娘が飛び上がる拍子に男は尻尾を握った。娘は犬ぐらいの獣になり鳴き声をあげたので、哀れに思った男は手を離した。その後人を化かすものは出なくなった。
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