| ユウレイ 1936年 愛知県
 旅館の障子が音もなく開いて幻のようなお婆さんが現われた。3年前、病に臥せった婆様を邪魔者扱いしたときに自殺したので、その幽霊が出るのだという。出現の目的はこの部屋に泊まる人に身をもって忠告にくるのだということであった。
 
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                    | ユウレイ 1935年 新潟県
 家に居ると、入り口の戸が開く音がしたので見に行くと、白く肥えた女が居た。家に入っていなくなったので探したが見つからなかった。数日後危篤だった祖母は生きていたが、親戚の女が急に亡くなり、あの女は別れを伝えに来た姿であったのだろう。
 
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                    | ムラサキイロノバアサン 1986年 東京都
 小学校の女子トイレには、紫色の婆さんが出る。
 
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                    | ムジナ 1972年 千葉県
 お婆さんがお風呂に入っていたら、裏山のほうから「イエ、イエ」と声がして、そちらのほうに引き寄せられて、山の裏まで行ってしまった。ムジナに化かされていた。
 
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                    | カガミ 1998年 静岡県
 夜中十二時に鏡を見ると、後ろにおばあさんがいる。
 
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                    | (ゾクシン),カガミ,オバアサン 1998年 静岡県
 鏡を夜の十二時に見ると、後ろにおばあさんがいる。
 
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                    | チョウチョウ,シンダヒト 1956年 福島県
 大きな蝶々が家の中に入ってきてお婆さんに付きまとった。追っ払うと台所に死んだ人の後姿を見せて出て行った。
 
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                    | キツネツキ 1972年 千葉県
 お婆さんが洗濯しながら、コンチクショウと繰り返し何かを追い払うしぐさをする。狐がついているのだと噂になった。
 
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                    | キツネ 1998年 奈良県
 墓の中で何かがむくっと立ち上がった。狐か狸かが騙しているのかと思い、手に持っていた傘で殴った。そうしたら、小便をしているお婆さんだった。後で饅頭を買ってお婆さんに持って行った。
 
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                    | キツネ 1978年 山梨県
 ある家のお婆さんがいなくなったので探すと、大きな石の上で木の葉に馬糞を飾って座っていた。狐の仕業。
 
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                    | キツネ 1988年 茨城県
 1人暮らしのお爺さんが家に帰ると、死んだはずのお婆さんが囲炉裏端に座って股を広げ、字を書いて話をしていた。驚いて近所に助けを求め、近所の人が覗き込むと狐が飛び出してきた。狐が2匹折り重なって化けていて、下の狐の口が股座に見えていた。
 
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                    | クチサケオンナ 1990年 青森県
 口裂け女。マスクをしている。ポマードの匂いが嫌い。
 
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                    | アクギノバアサン 1985年 愛媛県
 アクギの木の前の地蔵のところに、「あくぎの婆さん」と呼ばれる、老婆の幽霊が出た。
 
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                    | (ユウレイ) 1943年 高知県
 近所の爺さんが若い頃棄てた女が訪ねてきて、どうにもならず首を吊って死んだ。それ以来その女の霊が妙齢の娘に憑く。
 
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                    | ワライオナゴ 1957年 愛媛県
 僧都のある家の先祖が、笑い女に会った。家に逃げ込んで戸をたてると、その女子は髪がツリになっていて、戸をぽんと叩いたら穴があいたと言う。
 
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                    | ムジナ 1972年 千葉県
 お婆さんが寝ていたら、ムジナが戸をドンドンと叩き、「婆さん寝たか婆さん寝たか」と聞こえて寝られなかった。これはムジナに化かされたのだろう。
 
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                    | ヒヒ 1955年 静岡県
 ある人が猪狩りに行ったら、猟犬がそばから離れない。変だと思って見わたすと、向こうの岩の上に白髪の婆がいて、アーアー言って髪を撫でていた。ひひというものだそうだ。ヒヒはは猿の年を経たやつだという。
 
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                    | ユウレイ 1988年 長野県
 幽霊は女の姿をして現れる。それは髪を乱して白い着物を着、両手を前にだらりと下げており、そして足はないのだという。お墓に出る。
 
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                    | タヌキ 1992年 奈良県
 風呂をもらいに行った帰りのこと、家の裏から入るために便所の所に来たら、お爺さんが便所の扉の前で、のぼうっと立っていた。怖くなって家の中に入ったら、お爺さんがいた。狸が便所の前でお爺さんに化けていたのだった。
 
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                    | ムジナ 1935年 新潟県
 坂道の前を歩く婆さんがいた。呼びかけたがすぐにいなくなった。帰宅して婆さんに尋ねてみると出かけた覚えはないという。恐らく狢が化けて出たのだろう。
 
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