アヅキトギババサマ 1929年 栃木県 清水のムカヒ坂の橋の所を通ると、小豆とぎ婆さまのヂャラヂャラと小豆をとぐ音が聞こえるという。
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アヅキトギババサマ 1929年 栃木県 コヤンパタの沢に小豆とぎ婆さまが夕方になると人をさらうという。
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キツネ 1974年 栃木県 60歳くらいのお婆さんが狐に化かされて、橋の下の川原を歩かされていた。本人は街道を歩いているつもりだった。
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アヅキトギババサマ 1929年 栃木県 前久保のアカポッケの橋の下に小豆とぎ婆さまがいるという。
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カワウソ 1983年 富山県 昔、山田村の人が砺波と婦負郡の境界の和田川の橋を渡ろうとしたら、橋のつめに女の人が手拭いをくわえて立っていた。声をかけると笑って消えたので、汗びっしょりになって隣村まで行った。カワウソに化かされたのだといった。
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ユウレイ 1989年 長野県 世の中が恨めしいとき、生前の恨みを忘れられず執念を晴らすために、幽霊が出るという。また、非行防止のためにも出るという。白い着物を着た、長い髪で痩せた手の、足のない女である。お墓や柳の木の下に出るという。
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ヤマンバ 1922年 徳島県 字後山にある幅3間、長さ40間の布綜という平地に山姥がいた。若宮神社には鬼婆がいて、午後4時半以降に通ると出てきて、人を捕まえる。
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アズキバア 1936年 夜中、小川のほとりとか小暗いところに小豆婆あが出た。小豆をといでおり、人を化かしたり捕まえて食べたと言う。
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イケノカミ 1928年 大阪府 挟山池では、池の神が女の姿で現われて、通行人に頼んで水の底にある馬鍬を取り除いてもらったという話が伝わっている。
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オウテクレババ 1954年 奈良県 昔、よく聞かされた話に、山道の石舟という峠におうてくれ婆が出るというのがある。
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(アシモツレトイウバショ) 1973年 香川県 黒崎の橋本に、そこを通りかかると必ず足がもつれるという場所があり、足もつれと言っていた。昔は人に気味悪がられていたという。
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ヌシ,カッパ 1985年 石川県 桑島大橋の下にある婆淵(ババブチ)にはヌシの河童がいて、村人を引きずり込むことがしばしばあった。
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サル 1951年 爺さんは草取りを手伝ってもらった猿に娘を上げる約束をし、末娘が行くことになった。娘は猿と爺さんのところへ行く際、猿に臼を背負わせ、自分が餅をついた。橋の中ほどで猿を川に突き落とした。以後ここを通ると猿が来て子供のお守りをしたという。
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(リンシタイケン) 1982年 群馬県 川を渡ろうとしたら、何者かに足を引っ張られた。
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アシマガリ 1956年 夜道を行く人の足に綿のようなものがからみついて人を苦しめることがある。狸の仕業とも。
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アズキトギ 1987年 長野県 昔,部落の真中を流れる川に「すくじの橋」という木の橋がかかっていた。秋の夕暮れの頃,ある村人が橋を渡ろうとすると橋の下から女のすすり泣くような声と,ショキショキと小豆をとぐような音が聞こえてくる。他にも聞いたという者があり,2,3人の若者が正体を見届けるため橋の傍の物陰に隠れることになった。夕暮れ時になると音がするので橋の下を捜したが何もいない。その後しばらく音はしなかったが,また耳にする者が増えだした。不思議なことに橋を渡ろうとすると泣声や音はやむのだが,通り抜けてしまうとまた始まる。振り返るとまた物音がやむ。いつの間にか「あずきとぎの女」と呼ぶようになった。
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シチニンミチユキ 1940年 香川県 ある老女が行水をしていたところ、生暖かい風と共に近付く足音が聞えるが、姿は見えない。ますます足音が近くなったところで、老女は何かの力で田の中に投げ出され、大怪我をした。七人道行という神の通路に当たっていたので、このようになったと人々は噂した。
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スナカケババア 1956年 夜分、淋しい森で、砂をバラバラと降らせて人を嚇す。姿を見た人はないらしいが「婆」という。
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カッパ 1957年 新潟県 一年に一度は神様のお許しがあるといって、人を取る河童がいた。友人に化けて誘っていた。夕方足を洗いに来ると引っ張る河童がいた。
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(ゾクシン) 1983年 群馬県 清水堀では夜に小豆婆が出て小豆をザクザクとといでいた。
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