コダマネズミ 1956年 コダマ流という一派のマタギ(猟師)が、昔山神の罰で鼠になったという俗信がある。マタギたちは、山中でこの鼠のはぜ裂ける音(実際にこれがはぜるのか他の木が裂けるのかは不明)を聞くと、なだれや禍がおこるといって狩を中止した。コダマネズミとは、実は冬眠鼠科のヤマネのことで、ゴムボールのようになって冬眠(冬季5,6ヶ月)し、奥羽山脈を中心に各地の高山に棲息する珍獣だという。マタギたちが、その音を神秘化し、山の神のお告げと信じて畏れていたのだろう。
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コダマネズミ 1956年 コダマ流という一派のマタギ(猟師)が、昔山神の罰で鼠になったという俗信がある。マタギたちは、山中でこの鼠のはぜ裂ける音(実際にこれがはぜるのか他の木が裂けるのかは不明)を聞くと、なだれや禍がおこるといって狩を中止した。コダマネズミとは、実は冬眠鼠科のヤマネのことで、ゴムボールのようになって冬眠(冬季5,6ヶ月)し、奥羽山脈を中心に各地の高山に棲息する珍獣だという。マタギたちが、その音を神秘化し、山の神のお告げと信じて畏れていたのだろう。
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コダマネズミ 1956年 コダマ流という一派のマタギ(猟師)が、昔山神の罰で鼠になったという俗信がある。マタギたちは、山中でこの鼠のはぜ裂ける音(実際にこれがはぜるのか他の木が裂けるのかは不明)を聞くと、なだれや禍がおこるといって狩を中止した。コダマネズミとは、実は冬眠鼠科のヤマネのことで、ゴムボールのようになって冬眠(冬季5,6ヶ月)し、奥羽山脈を中心に各地の高山に棲息する珍獣だという。マタギたちが、その音を神秘化し、山の神のお告げと信じて畏れていたのだろう。
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コダマネズミ 1956年 コダマ流という一派のマタギ(猟師)が、昔山神の罰で鼠になったという俗信がある。マタギたちは、山中でこの鼠のはぜ裂ける音(実際にこれがはぜるのか他の木が裂けるのかは不明)を聞くと、なだれや禍がおこるといって狩を中止した。コダマネズミとは、実は冬眠鼠科のヤマネのことで、ゴムボールのようになって冬眠(冬季5,6ヶ月)し、奥羽山脈を中心に各地の高山に棲息する珍獣だという。マタギたちが、その音を神秘化し、山の神のお告げと信じて畏れていたのだろう。
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オコゼ 1956年 宮城県 狩りに出たマタギが獲物をとれない時、その首領は白紙に包んで持参したオコゼを懐中から取り出し、山ノ神に祈願すると、不思議と獲物が取れるという。
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ヤマノカミ 1956年 宮城県 ある吹雪の夜、アオバ流のマタギが山頂に近い山小屋に、コダマ流のマタギが裾野に近い山小屋に泊まっていた。真夜中にコダマ組の小屋に女が来たが追い払った。その女はアオバ組の小屋に行き、厚くもてなされた。その女は山ノ神で、アオバ組には恩恵を与えたが、コダマ組は山の鼠に変えてしまった。
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ヤマンタロウ 1976年 熊本県 獣を撃ちに行くと入ってはいけない場所がある。そこではノコを引く音がして木が倒れたり、光る目玉を見たという。これはヤマンタロウの仕業である。
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ヤマヒト 1996年 秋田県 マタギが猟をしている間、炊事当番の小僧のところに山人が来る。次の日、マタギが巻物を小刀で追い払った。山人が去る時には大荒になった。
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〔バンジ〕,〔バンザブロウ〕,〔バンジ〕,ヤマノカミ 1991年 秋田県 磐二と磐三郎の兄弟は、山の神の出産を見た。磐二は血の穢れを嫌ったのでコダマネズミになったが、弟は神を助けたので狩が続けられた。
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コダマネズミ 1937年 秋田県 コダマネズミは狩人7人が変化したミサキ(霊)との伝承がある。不祥の徴と言われ、出会ったり、これが音を出しているのをきくと障りがあると恐れられている。祓う呪文があり、「ソッチコダマノルイカ コッチハシゲノノルイ ブンブ キマゝニクラス ナムアブランケンソワカ」と三度唱える。
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コダマネズミ 1943年 秋田県 コダマ鼠は鉄砲の音をして跳ねる。自分で死んでも狩人に邪魔をする。見ても悪いといって、狩人はこれを見ると下山する。
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(ゾクシン) 1969年 山梨県 猟に出かけるときには、身内に不幸があるのではないかと思って、カラス鳴きが悪いと山に入らないという。
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ヤマノカミ 1942年 高知県 山の神は、木を切るはおろか、柴を踏んでもご機嫌が悪いほど、欲深い神として恐れられているという。
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ヤマノカミ 1942年 高知県 狩猟の際に、獲物の両耳あるいは片耳を切って、山の木の枝に挟んで立て、山の神に供える。こうしないと、山の神がお怒りになる。
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ヤマノカミ 1940年 岐阜県 山の神に関する俗信。2月初寅、11月7日が山の講だが、講をしないと山落ちがあるという。山の神は女神で、女性が講の下りものを食べると気が荒くなるという。マドギ・ホウキギ・カモエダは山の神が好きな木なので、切ってはいけないという。山の神は醜女なので、女性が詣ることを忌むという、など。
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ヤマジイ,ヤマンバ 1942年 高知県 高岡郡別府村澤渡のヤマヂイ(山爺)の話。昔、ある猟師が火にあたっていると、山爺が現れて餅がないか尋ねた。猟師は明日持ってくると言い、次の日、岩を火の下で焼いていた。山爺が現れ、大きな音の出し合いをした。山爺が叫ぶと岩や木が揺れ動いた。猟師は銃を撃って音を出した。山爺が餅を請うたので猟師は焼けた岩と燈油を口に入れた。山爺はひっくり返り帰って行った。追っていくと岩屋がありヤマンバが居て、山爺は蜘蛛になって仕返しをすると言う。翌日猟師は家に出た蜘蛛を火にくべてしまった。
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ヤマノカミ,テング 1937年 岐阜県 山の神は面が赤く鼻の高い人で念仏を嫌い、樹木が倒れ葉が散る音をさせる。これは天狗倒しといわれる。山の神と天狗は同じと思っている人が多い。山の神は小児を山中に誘うことがある。木を倒す方法を早く学ばなければ早く里へ返され、よく覚えれば3年も留められるという。山の神に仕える小児は食物を山の神が捕ってきて与えるので空腹を感じる事がないという。
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ネズミ 1936年 秋田県 マタギの山小屋から鼠がいなくなると何か異変が起こるとされている。
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イタチノキタオシ,タイボクニオノヲアテルオト,キノタオレルオト 1982年 新潟県 木挽の三吉という人が、夜なかに台島から藤沢へ帰るとき、山中で大木に斧をあてる音が、カーン、カーン、カーンとだんだん大きくなって聞こえてきた。やがて、メリメリ、ドーンと木の倒れる音がした。不気味だったので、そのほうへ行ってみたが、木などは倒れていなかった。これをイタチの木倒しという。イタチが木っぱ(木のきれはし)を尻尾にまいて、木にぶつけて音を出すのだともいわれている。
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ヤマノカミ,(ゾクシン) 1975年 愛媛県 山の神はオコゼを好むが、これを猫に取られたので猫を嫌うといい、山仕事をしているときは猫の話はしないという。山の立木で二股のものは、「山の神のはしぎ」といい、切ることを忌むという。
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