タロウボウ,ジロウボウ,ソウジョウボウ 1980年 愛宕山の太郎坊や比叡山の次郎坊、また鞍馬山の僧正坊などは、僧侶であった前世に慢心が深かったのでみな天狗になったという。
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スギ,タロウボウ,ジロウボウ,フドウミョウオウ,モンガクショウニン 1956年 宮城県 文覚上人が自作の不動明王を安置した滝不動のあった滝沢神社には、二本の老杉の神木があり、太郎坊、次郎坊と呼ばれる。慶長14年(1609)仙台城大橋架け替えの材料として伐り、仙台への途上、閖上の名取川河口で船が転覆、二本とも海底に沈む。以来そこを太郎礁(ね)、次郎礁(ね)という。
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テング,グヒン 1974年 日本全国の深山に天狗というものがいる。また狗賓ともいう。山操(やまおとこ)、五通七郎というのも同類である。天竺の日羅、唐の善界、日本の栄術は天狗の首領である。八天狗というのは、愛宕栄術太郎、鞍馬僧正坊、比良の次郎坊、飯縄三郎、大山の伯耆坊、彦山の豊前坊、大峰の善鬼坊、白峰の相模坊である。
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テング 2001年 宮崎県 古墳の麓に古木があり、天狗が住んでいたため、天狗杉と呼ばれていた。天狗は山奥に住んでいて、人間に似ているが顔が赤く、鼻が高く、翼があって空中を飛び回れる。天狗は杉から飛び立って別の杉や松に宿ったという。
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テング 1996年 山梨県 木曽御岳には六尺坊天狗がいて、その前方の八海山には大頭羅坊天狗、三笠山には朷利天坊天狗、阿留摩耶山には、アルマヤ坊天狗がいるという。
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タロウボウ 1976年 京都府 太郎坊は魔所であるため、地主の魔を祭っているのだろう。
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テング 1995年 和歌山県 度重なる火災で仮の堂になっていた法燈寺に、杉の坊という旅の僧が泊まった。その僧に寺の建立を依頼したところ、杉の坊は天狗の大親分で、配下の天狗を引き連れて一晩で七堂伽藍を打ち建てたという。
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テング 1999年 宮崎県 岩見田の古墳の麓に天狗杉があった、天狗はこの木から飛び立って、正手の天狗杉、大久保の天狗杉に宿ったりしていた。正手の天狗杉は落雷で枯れ、岩見田の天狗杉は宅地造成で刈られた。
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スギ,コモチスギ 1956年 宮城県 鹿島神社にある杉。この杉を抱えれば子が生まれ、杉に背中をつけると生まれないという。
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テング,テングスギ 1929年 東京都 田んぼの真ん中に立っている大杉がある。この枝が下に垂れているのは、天狗が来て、この樹の又に腰掛けたからだという話をきいた。この杉を天狗杉と呼んでいる。
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テング 1992年 長野県 古くから多くの行者が修業した木曽御嶽山には、御岳権現の化身と言われる六尺坊を首長に、アルマヤ坊、朷利天坊、大頭羅坊などの大天狗がいる。
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テンゴンボー 1956年 神奈川県 天狗坊渕で釣りをしていて、何心なく「天狗坊・・・」と言いかけたら釣った魚がすべて木の葉に変わった。
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テング 1992年 東京都 吉野山に吉野皆杉小桜坊という天狗がいる。吉野山に習っている御岳山にも武州御岳坊と言う天狗がおり、奥の院に祠があって祀られている。
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ユウレイ,ムジナ 1929年 石川県 次郎兵衛が女房と娘を残して死んだ翌晩から、白衣を着た次郎兵衛の幽霊が出た。その幽霊が人間の幽霊か獣が化けたものかを見分けるために灰を撒いておいたところ、狢の足跡があり、それから来なくなった。
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ダイダラボッチ 1989年 埼玉県 ダイダラボッチ(ダイダラ坊、ダイダ坊)という巨人が昔いて、定峰峠をまたいで腰掛けて昼食をとったその跡が数々の山になったという。巨人の足跡は今でも山中に凹地として残っている。
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テング 1970年 滋賀県 太郎坊宮の玩具、呪具の解説。天狗面、天狗鈴、勝運石など。
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ジロベエサマ 1977年 静岡県 次郎兵衛という者が名主たちの悪事を書いた書付を見たため首を斬られることになった。当日、親しい家の前で次郎兵衛が「首を斬られに行くよ」と言ったが、家人は気の毒で顔が見られず、家から出なかった。それから、その家には障りがあるという。
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オンナ 1941年 秋田県 兄一郎の仇討ちで、次郎は浮沓を履いた女と争った。浮沓は水の上を自由に歩ける沓である。これが脱げて、女は次郎に殺された。
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コテング 1954年 三重県 那智坊を開山したのは小天狗である。国津神社の神体は第二天狗であるが、小天狗に遺業されたという。ある日天狗が村へ来て淵や岩を平たくしているとき、大きい杉の木に登って木を捻じったという伝説がある。
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ヤマノカミ,(オオテング),(コテング) 1956年 東京都 百年経った杉の木を切ったら、山の神(大天狗・小天狗)が住む所が無くなったと怒って、家の人の命を取った。おわびして杉の木を植えて返した。
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テング,オオイラツコ 1976年 京都府 愛宕の太郎坊は宍戸三郎右衛門という人で、愛宕を信じ社を再興した人である。その人社号を太郎子(おおいらつこ)と付けた。俗に太郎坊という。天狗という意味を得る。また、愛宕の使者を猪とするのも宍戸の縁のためである。
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