(キンキ) 1973年 富山県 坑内で口笛や鼻歌を歌うと山の神に嫌われる。
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(ゾクシン) 1964年 福島県 旧2月8日は釈迦山入りの日なので狩りをしてはいけない。
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イミ,チブク 2003年 山梨県 出産があって五日後、山に狩りに出て大怪我した人がいたといわれる。
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カリコトバ 1964年 福島県 里にくだって狩りことばを話してはならない。狩り小屋で里ことばを出して潔斎させられたという話もある。
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カワンヒト 1960年 大分県 カワンヒトが見るといけないから、女は山で昼寝をしてはいけないと言われている。
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(ゾクシン) 1964年 福島県 7日はさいびなので山狩りによい。
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(ゾクシン) 1968年 愛媛県 正月1日は山や畑へ行ってはいけないという。正月20日には山の神が出るので、山へ行ってはいけないという。盆の16日には魚を釣ってはいけないという。土用の丑の日に味噌を作ってはいけないという。戸主の誕生日に、醤油や味噌を作ってはいけないという。なりさがるといって、屋敷内にぶどう・藤・柳を植えてはいけないという。仏事は4・6・8などの偶数にするという、など。禁忌に関する俗信。
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(ゾクシン) 1964年 福島県 狩り小屋でさるの話をすると、くまが獲れなくなる。
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ツキヤク,(ゾクシン) 1965年 愛媛県 女性が生理の間を「ツキヤク」というが、この時は氏神に参ってはいけない・同じ釜でご飯を食べてはいけない・同じ膳によって食事をしてはいけないという。
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ヤマノカミ 1975年 徳島県 山の神を祀った木は切ってはいけない。
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チノイミ 1964年 福島県 女の月経をはちべいという。狩人は血の忌みをきらうため、その間夫は狩りに出ない。狩りに出る男は月経中の女に手をふれない。女ははちべいのある間は神参りをしない。
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トシガミサマ 1969年 埼玉県 年神様は卯の日の宇の刻にあがるといわれているので、年男は初卯の日まで早起きして身体を清め、若水を汲んで朝食の支度をした。
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マク 1987年 岐阜県 夏に山に入ったときに、目の前に幕のようなものがあってもそれを押し切って進んではいけない。よくないことがあるといわれている。
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ヤマノカミ 1973年 富山県 山神祭の日は山の神が山を回っているので山入りしてはいけない。とか、刃物を持ってはいけないという。
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ヤマウバ 1955年 高知県 ある朝、手伝いの婆がタイを取ってきてやると言って外へ出た。その帰りを待たずに朝食をすませたら、婆はいなくなり家は衰えた。その後、その家の畑をつくったところ、1升に8石も取れた。ヤマウバがついたのである。
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(ゾクシン) 1964年 福島県 狩りでは、7日がえり、7人かり場などは忌む。
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オオグチナワ 1968年 奈良県 150年ほど前、狩りの名人が夜が明け始めたころに牡鹿を呼び寄せる笛を吹いたら、急に東の空が光り輝いた。驚いて仰ぎ見ると、胴回りが5升ほどもある大蛇が火炎を噴いていた。秘蔵のナベノシリの弾丸を鉄砲に込めて喉首を狙って撃つと、首が山の下に落ちた。それ以来、その人は狩りを止めた。
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ヒノカミ 1931年 岩手県 火の神(炉の神)は不動様で、不浄を嫌う。幼児などが誤って小便をしたときには灰を取り除いて塩を撒く。不浄なことをすると口が曲がるといわれている。朝食前に藤や葛の蔓をくべると貧乏になるともいわれ、エンツコ(藁で作った赤ん坊の揺り籠のようなもの)を焼くと入っていた幼児の代の中に火事に合うともいわれている。
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ネコ 1943年 長野県 死人の上に猫が登るといけない。
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(ゾクシン) 1986年 愛媛県 死に関する俗信。死人がでたときには死人のほうに猫を近づけてはいけない。友引には死人を焼いたり埋めたりしてはいけない、など。
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シニッピ,サンビ 1964年 福島県 しにっぴは死火、さんびは産火のこと。狩りでは産火より死火を忌んだ。家族に不幸や出産があれば、「火を食う」といって狩りに出ない。そのような家で飲食したり、立ち寄ることも忌んだ。
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