(ゾクシン) 1964年 福島県 狩り小屋でさるの話をすると、くまが獲れなくなる。
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アマミオコシ,オニ 1984年 福井県 今立町南中にはアマミツキという方言が残っている。アマミツキとは、囲炉裏などの強い火に長くあたっていると、肌にできる斑点のことで、何もしない怠け者をののしったことばである。この他に、アマミオコシということばもあるが、これは正月にやってくる恐ろしい鬼のことである。
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イミ,チブク 2003年 山梨県 出産があって五日後、山に狩りに出て大怪我した人がいたといわれる。
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テンジンサマ,トシガミ 1984年 福井県 天神様というのは、天神地衹ということばがあるように、天の神ということで、正月には天から地上に降りて年神になるという。
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カラス 1973年 三重県 烏が里で鳴くと人が死ぬ。
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ミコ 1967年 福島県 死んだ人をおろして話をしてみたいと思えば、年齢と男女の別を巫女に話す。巫女が祈祷の文句を唱えると、たちまち仏がつく。死んだ夫ならその口ぶりで話すという。話の下手な巫女でも仏が乗り移ると別人のように次々とことばを述べる。終わるとあくびをして正気にかえる。あとで聞いても何を話したのか覚えていない。熟練した巫女には亡者の姿まで見えると思われていた。
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(ゾクシン) 1964年 福島県 狩りのときは、朝食前の鼻歌はいけない。
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(ゾクシン) 1964年 福島県 旧2月8日は釈迦山入りの日なので狩りをしてはいけない。
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カンノンサマ,フエノネ 1929年 熊本県 笛鹿という里では、いつからか観音の堂ができた。観音様は、里に大事があった時には鹿に乗って笛を鳴らして、里へと下ってきた。里の人は、この姿を見ると膝まづき、災厄に備えた。これまで大火を逃れてきたのは、観音様の徳であり、里の名を鹿と笛から笛鹿と名づけた。
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ノリワラ 1967年 福島県 はやまの神がよりついて託宣するものをのりわらと称する。多分「告童」の意味だろう。はやまごもりの当夜、神前に座して潔斎した村人に祈祷のことばを唱和されると、たちまち神が乗り移って身体に震動をおこし、聞くことに対して託宣する。
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(ゾクシン) 1964年 福島県 7日はさいびなので山狩りによい。
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キツネビ 1933年 長野県 狐火は半里が一里も遠くに見えるが、実は近くで起こっている。狐火は狐が息を吐くと出るものである。
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(シノシラセ) 1967年 愛媛県 船乗りだった弟が死んだとき、鳥がマストの上に来て鳴き、嫁の夢枕にも弟が出た。仏が出て来るときには、ことばはその国の訛りになると言う。
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ハヤマゴモリ,ノリワラ 1967年 福島県 羽山ごもりの託宣のとき、こもり人たちが祈願のことばを唱和すると、のりわらの手にしている白幣がさらさらと音をたてて動くので、神ののりうつったことがわかる。
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チノイミ 1964年 福島県 女の月経をはちべいという。狩人は血の忌みをきらうため、その間夫は狩りに出ない。狩りに出る男は月経中の女に手をふれない。女ははちべいのある間は神参りをしない。
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アサゴロウノレイ 1992年 三重県 裏切られて火あぶりになった浅五郎。雨が降ると「おーい、おーい」と呼ぶ声がする。占い師が霊が迷っているのでまつるよう指示する。まつると恨みのことばを残して消える。それから5軒ほどの家が絶える。
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カンノンサマ,フエノネ 1929年 熊本県 笛鹿という里では、いつからか観音の堂ができた。観音様は、里に大事があった時には鹿に乗って笛を鳴らして、里へと下ってきた。里の人は、この姿を見ると膝まづき、災厄に備えた。老翁は先日火事があった時、観音様の笛の音を聞いたという。翌日に老翁は災厄への備えを怠らないようにと里人に説いた。
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(ゾクシン) 1964年 福島県 狩りでは、7日がえり、7人かり場などは忌む。
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ヤマノカミ 1964年 福島県 狩り小屋では、朝は毎日水をあびて山の神に十二様(十二大明神、大山祇命など)と唱えて祈願する。
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アカギミョウジン,マショウ 1964年 福島県 狩りには山立ちの巻き物が伝えられている。これには、下野国日光山ろくの万冶三郎という狩人が、赤城明神と魔性の退治くらべをして勝ち、日光権現のおほめにあずかり以降山の狩りを自由にやってよいという免許がでたということが書いてある。
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マンゾウ 1936年 秋田県 万蔵という青年は一夜に10里往復はおろか、20里も離れたところまで働きに行くほどの足の速さであった。
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