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検索対象事例

(イキアイニナル),(ムジナツキ)
1984年 新潟県
山や野良に出て急に気持ちが悪くなることを「イキアイになった」という。多くはムジナに憑かれたものだといわれるが、この療法は、鍋を赤く焼いてから被せ、これを除いてから部屋を掃き出すというものである。

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(イキアイニナル),(ムジナツキ)
1984年 新潟県
山や野良に出て急に気持ちが悪くなることを「イキアイになった」という。多くはムジナに憑かれたものだといわれるが、この療法は、蓑を上下逆さに着せて鍋のふたで煽ぐというものである。
類似事例

(イキアイニナル),(ムジナツキ)
1984年 新潟県
山や野良に出て急に気持ちが悪くなることを「イキアイになった」という。多くはムジナに憑かれたものだといわれるが、この療法は、着物を被せておき、家にある一番大きな鍋のふたで煽ぎ、「出てうせろ」といって、ぱっと被せた着物を外へ投げるというものである。
類似事例

(イキアイニナル),(ムジナツキ)
1984年 新潟県
山や野良に出て急に気持ちが悪くなることを「イキアイになった」という。多くはムジナに憑かれたものだといわれるが、この療法は、その人を大戸の敷居に立たせておいて、火を焚いて熱くした鍋のふたで3べん煽り、「ごうっ」と煽ぐ人に息を吹きかけさせる。
類似事例

(イキアイニナル),(ムジナツキ)
1984年 新潟県
山や野良に出て急に気持ちが悪くなることを「イキアイになった」という。多くはムジナに憑かれたものだといわれるが、この療法は、その人をうつ伏せにして、蓑を逆さに掛けて、釜のふたで煽ぐというものである。
類似事例

(アクシンニツカレル)
1984年 新潟県
外から帰って3、4日も気持ちが悪い時は、悪神にあって憑かれたのではないかと「イキアイ呪い」をする。その者を玄関に立たせ、厚い着物などを頭から上下逆に掛け、サカナベを熱くあぶってかぶせる。これは力の強い人が良く、鎌のみねで鍋の底をたたきながら、南無遍照金剛を唱え、唱え言をしながら周囲の床を叩き、箒で掃き出す。このとき戸を少しあけておいて、呪いを終えると被せた着物をぱっと取って庭の隅に放り投げ、ぴしゃっと戸を閉める。
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(ムジナツキ)
1984年 新潟県
ムジナに憑かれたときには霊媒や行者に頼んで「ムジナ落とし」の祈禱をしてもらう。戸を閉め切って青柴を焚き、目を開けていられないほど煙で燻し、家の中にいられなくなると戸を開け放すと治るといわれている。
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ムジナツキ,ジュウニサマニツカレタ
1984年 新潟県
ムジナに憑かれると気が抜けたようになったり、わけもなく足腰が痛むようになることもある。また、狂ったように暴れ出したり、丸裸になって木に登ったりする。子どもが急にわらを食いたいとせがんだので、人々は「ジュウニさまに憑かれた」といったという。自然に治ったが、ジュウニさまはムジナのことだという。
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キツネ,エジナ
1983年 岩手県
エジナには年寄りや病人が憑かれやすい。見えるはずのないものが見えたり知れたりする。怒鳴ったり、四つんばいになったり、犬のように小便したりと、異常な行動を取り出す。高熱や頭痛がして、命を落とすこともあり、キツネより性質が悪い。エジナは足から這い上がって憑くといい、桐の燃えさしで憑かれた人の足をつつくと、エジナがついた状況を喋るという。
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ヤマノカミ,テング
1938年 新潟県
野良仕事をしているときに、突然発熱し頭痛がするので、すぐ帰って休むことがあるが、これをイキヤアに当たった即ち山の神(天狗)の羽風に当たったのだという。大抵、日暮れ時に起こる。これを治すには、男子が藁製の胴蓑を逆さに着て大祭に蓋をもって、患者に向かってハライタマヘキヨメタマヘと唱えて三度あおいで風を当てるといいという。
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ムジナ
1973年 富山県
人間に化けたムジナが囲炉裏に入ってきたので、千畳敷にヒーケシナを焼いて放り込んで退治した。
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キツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
キツネが人に憑いたことがある。憑かれた人は病気で寝ていても世間や勝手場のことなどをよく知っていたという。病人の枕元で火を焚き、胡椒などをいぶして嫌がらせをすると、キツネが人から離れると考えられた。
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(ヘビニツカレル)
1984年 新潟県
山仕事をする人が体を悪くして病院に入ったが、なかなか治らない。同室者に聞いて、霊媒の所へ行ってみた。蛇が憑いているというので心当たりはないか考えてみると、炭焼きの時に1匹の蛇が木のウロに入っているのを見つけていたずらにジョウノミ(栓)を打って閉じ込めたことがあった。男は家の者にいって蛇を出してやったら間もなく病気が治った。
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キツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
キツネが人に憑いたことがある。昔は憑き物が憑いて病んでいると言い、布団に潜り込んでご飯や油揚げを三人前ほど食べたり、ときには苦しんで病んだりもした。キツネを離すために、ほうろくを熱く焼いて頭に被せたという。
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ムジナ
1975年 新潟県
山仕事の帰り、家のないところに家があり、囲炉裏の鍋には栗が煮えていて、家の者や飼い猫までいた。キセルに火をつけようとしてもつかないので、初めてムジナに化かされたと気づいた。火打石を叩くと家は消え、水たまりのほとりに裸で座っていた。
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シチニンミサキ
1943年 高知県
七人みさきには川や山で体の弱っているときや、産火(サンビ)や死火(シニビ)などを食べているときに憑かれる。急に熱が出て、腹が痛くなったりする。
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イズナ,オイズナサマ,(ツキモノ)
1989年 長野県
イズナが人に憑くことがあるという。憑かれると病気のようになり、頭もおかしくなる。食事は沢山食べる。医者にかかっても治らないことが多いので、お祓いをした。オイズナサマという神の社を造ってお祓いをしてイズナを社に放つと、憑かれた人は軽くなる。あとで布団を調べると、毛が落ちていたという。
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キツネ,エジナ
1983年 岩手県
キツネやエジナに憑かれると、ソウカン(高熱・頭痛)の症状が出て、体が弱る。やがて着物に毛がついて大声や異常な行動をとるようになるという。
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キツネ
1968年 佐賀県
昔は法印は、病人の原因は狐が憑いているのだといった。大工をしていた人で憑かれ易い人がいて、酒を飲んで隣村から帰って来るなどすると、憑かれることが多かった。落とすには湯立てをして、笹の葉で湯を撒くと、狐が湯に入れられると思って出て行く。また、憑かれた人の上に刀をぶら下げて、それを矢で射ると憑かれた人は飛び起きて走り出し、倒れると狐は落ちている。祈祷の最中に狐が「○○に憑いてくれ、と山で頼まれた」などと言うこともある。狐の好物は鼠の蒲焼と小豆飯。
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テングノオヤシキ
1972年 岐阜県
ある人が、炭焼きのために山に入った。木の葉で固まっているような球があったので、棒でつついてみた。すると急に辺りが暗くなり、雷雨になってその日は帰れなかった。翌日に家に帰ったが、病気になってしまった。祈祷してもらったところ、天狗のお屋敷をつついたと言われたので、呪文で治してもらったという。
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イズナ
1988年 岩手県
イズナに憑かれて、病院へ行っても治らなかったが、千葉氏(九戸神社別当)やモノシリに祓ってもらうと回復した。実際にイズナに憑かれたと思ったことがある人に聞くと、20日間ぐらい頭痛・発熱が続き、病院へ行っても異常なしと言われ、今度はあるおばあさんのところへ行って祓ってもらって仕事を休んだという。
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