キツネ 1998年 奈良県 婚礼のご馳走を重箱に入れてもって帰る途中、狐に騙されて、畦道に座って芝居見物をした。気がつくとご馳走はすっかりなくなっている。そういう話が昔はよくあった。
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(キツネ) 1990年 長野県 婚礼などの帰りに酔って帰ってくるとご馳走をとられ、代わりに馬か牛の糞をもらうことがあった。
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キツネ 1994年 富山県 祭に呼ばれた人がご馳走を持って帰ると、家についたら空っぽになっていた。おそらくきつねに取られたのだろう。
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キツネ 1998年 奈良県 昔、お祭に呼ばれして、ご馳走を重箱に入れて歩いて帰った時、家につくと重箱の中が空っぽになっていたという話をよく聞いた。狐に騙されたのだろう。
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バカサレタハナシ 1981年 和歌山県 話者の父が結婚式の帰り、自転車にご馳走をつけて走っていたらとんでもないところに連れて行かれ、ご馳走をとられた。何かに化かされた。
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キツネ 1994年 鳥取県 お祭りの帰り、重箱に入れたご馳走がなくなっていた。きつねのしわざ。
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キツネ 1989年 鳥取県 祝い事の帰りの夜道にはワラスボに入れたご馳走を狐が取ったり、娘の姿になって出たりした。そんな時遠くの方では他の狐が冷やかしたり、子供になって相撲をとったりしていた。
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オフダ 1989年 長野県 昔、繁盛していた家にお札が降ることがあった。ある時、ある家にお札が降り、それを近所の人が見つけて「おかげがおとずれた」と言って大勢の人が集まった。集まった人には酒やご馳走を振る舞わねばならず、その人たちは三日三晩飲み食いをしてその家の財産を飲み倒してしまったという。
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キツネ 1993年 岩手県 ご馳走をかかえて歩いていた人が、ふと気づくとご馳走がすべて木の葉になっていた。きつねの仕業。
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キツネ 1990年 長野県 常磐の葬式に行った帰り、きつねに化かされて、持っていたご馳走を全部食べられてしまった。
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ヤマワロ 1950年 山仕事中、昼食を置いておくとヤマワロに食われることがある。いつの間にか半分食べられていて、後はもと通り包んであった。嗅いでみると屁の臭いがした。また、別の者は、引いていった馬が途中で跳ねてしかたがない。到着後、弁当を開いてみたら空だったという。
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キツネ 1971年 茨城県 今から10年位前、婚礼の引き出物を自転車の後につけてこいでいたところ、ペダルが重くなったので足を叩き、自転車を止めて一服した。家に帰って叩いたところをよくみたら狐の毛がいっぱいついていた。狐に化かされた話である。
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キツネ 1972年 千葉県 お祝い事の帰り、ご馳走を持っていたら、狐に食べられて大根を背負わされて一晩中歩かされた。大根には爪の跡がついていた。
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ユウレイ,シノヨチョウ,ソウシキ 1950年 山梨県 葬式が出るときに、厩の馬が鳴くと友を引くといって縁起が悪いので、家の者は飯を与えて付いている。
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キツネ 1982年 宮城県 乞食がご馳走をもらっての帰り、狐に化かされてご馳走と馬糞をすりかえられた。
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キツネ 1956年 宮城県 狐に化かされる話は現在でも年寄からしばしば聞かされるが,直接本人が体験した話は現在では余り聞かれない。騙される話の例としては,親戚の婚礼振舞の帰途,狐に付けねらわれて道を誤り,泥まみれになりつつ田や水溜りを歩き回る。明方ようやく帰宅すると土産の折詰等が皆奪われていた,などというものである。
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カッパ 1987年 長野県 昔,十人村の男が甲田池の傍に馬を繋いでおいたところ,かっぱが馬を池に引きずり込もうとした。馬は暴れながら馬屋に帰ってきたが,かっぱは引っ張られてくる途中で頭の水をこぼしてしまって力が抜け,馬屋の隅にじっとしていた。男が来るとかっぱは謝り,「何かおふるまいのある時は必要な膳椀をそろえるから許してください。」と詫びた。許してやると,それから振舞いのあるたびにかっぱが前夜膳椀をそろえ,使った後は持って帰った。ところが,近所の男が一膳分だけ隠しておいたので,それ以来かっぱは膳椀を貸してくれなくなった。
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キツネ 1977年 福島県 ご祝儀に呼ばれたと言って、籠に石や木の葉を入れて帰ってきた人がいた。きつねの仕業。
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タヌキ 1995年 滋賀県 お土産に御馳走を持っての帰り、狸に取られた。
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キツネ 1985年 山梨県 昔、山道を通るときに、よくキツネに騙されて、馬の糞をお饅頭だと思って拾って袂に入れて帰ってきたなんていった。
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