キツネ 1977年 福島県 ご祝儀に呼ばれたと言って、籠に石や木の葉を入れて帰ってきた人がいた。きつねの仕業。
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キツネ 1997年 青森県 家に帰る途中、萱や葦の中から人の声が聞こえた。その声についていったら道に迷った。きつねの仕業。
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キツネ 1994年 富山県 祭に呼ばれた人がご馳走を持って帰ると、家についたら空っぽになっていた。おそらくきつねに取られたのだろう。
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キツネ 1990年 福島県 駄菓子を行商に行った人が、峠の上で商品全て売ったが、気がつくとお金はみんな木の葉だった。
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キツネ 1994年 鳥取県 お祭りの帰り、重箱に入れたご馳走がなくなっていた。きつねのしわざ。
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カミカクシ,テング 1961年 和歌山県 神隠しは天狗の仕業。少し頭の足りない人がいなくなり、3日くらいして帰って来た。遠い所で接待を受け、ご馳走を土産にもらったと言った。土産を出させてみると、木の葉や苔だった。
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キツネ 1990年 長野県 常磐の葬式に行った帰り、きつねに化かされて、持っていたご馳走を全部食べられてしまった。
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ムジナ 1939年 岐阜県 狢は山に火を点けたり僧侶や娘に化ける。ある人が田の草を取っていると兄弟が馬子となって馬を引いてきたので待っていると、しばらくしてその人は消えたという。また祭りのときに露店を開き、菓子を売っている人が全部を売り尽くし喜んで最後に財布を開けてみると銭はなく木の葉だったという。それらは全て狢の仕業という。
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キツネ 1993年 岩手県 ある女好きの男が突然柿の木に登って柿の葉を懐に入れたり、馬の糞を丸めて饅頭にしたりして、女のところへ持っていった。風呂に入ったつもりで堤につかったりもした。きつねの仕業。
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キツネ 1972年 千葉県 ロウソクと油揚げを持って行商に行ったら、狐に化かされて田の畔を歩かされ、全部食べられてしまった。売ったつもりで貰ったお金も木の葉だった。
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キツネ 1998年 奈良県 婚礼のご馳走を重箱に入れてもって帰る途中、狐に騙されて、畦道に座って芝居見物をした。気がつくとご馳走はすっかりなくなっている。そういう話が昔はよくあった。
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キツネ 1990年 長野県 昔、ご祝儀に呼ばれて荷物を馬に積んでいくと、帰りが遅くなってきつねに化かされることが多かった。引き出物のご馳走を鞍からおろして一緒に祝っているところへ人が来て、何をしているのかと言われてはっと気づくということが何度もあったという。ご馳走だけ全部食べられていたという。
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キツネ 1995年 愛知県 ある人が、ご馳走をもって葬式から帰ってくる途中、道が分らなくなり、結局崖から落ちてしまったという。それは、ご馳走を目当てにしていた狐の仕業だといわれている。
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キツネ 1938年 岐阜県 宴会の帰りに橋を渡ろうとすると、橋の板が一枚おきに抜けていた。用心して渡っていると後から来た人に肩をたたかれた。気が付くと橋は元の通りでご馳走が盗られていた。狐の仕業だということだった。
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キツネ 1997年 青森県 役場からの帰り、酔って畦道を歩いていると居酒屋がある。招かれて店に入ると、田んぼに胸まではめられている。きつねの仕業。
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キツネ 1938年 長野県 お爺さんが宴会の帰りにご馳走を持って歩いていると、狐が美しい娘に化けて「もってあげます」と声をかけた。お爺さんはそのまま自分の家を通り越し、隣村まで行って気付いたが、ご馳走は食べられてしまった。
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キツネ 1972年 千葉県 お祝い事の帰り、ご馳走を持っていたら、狐に食べられて大根を背負わされて一晩中歩かされた。大根には爪の跡がついていた。
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タヌキ 1998年 奈良県 大工が棟上に行って、ご馳走をもらって帰っていると、川でドジョウをすくっている坊さんがいた。気づくと、ご馳走を入れた弁当を盗られていた。狸が坊さんに化けていたのだった。
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キツネ 1997年 青森県 油もの(餅など)を持って土手を行く途中、急に眠くなってその場で居眠りしてしまい、目を覚ますと油ものはなくなっていた。きつねの仕業。
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キツネ 1979年 岐阜県 男の子が八幡町に遊びに行った帰り、峠で頬被りをして日に当たっていた人たちに、ご馳走やお金をもらった。翌日、目が覚めたら一面木の葉で、お金も木の葉だった。
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