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モトヤマコウジン,マツガタワコウジン,フロヤコウジン,ココウジン,ヘソノオコウジン
1983年 岡山県
川上郡成羽町西布寄には、本山荒神、松ヶ乢荒神、ふろや荒神の3つの荒神が祀られている。松ヶ乢、ふろやはどちらも地名であり、これらの名を冠した2つの荒神はコ荒神である。松ヶ乢荒神はまた、ヘソノオ荒神でもあるという。本山荒神とコ荒神の祭日が同日なのは興味深いことであるが、この2つは元の神と末の神、親の神と子の神などといった本末の関係だとされている。ヘソノオ荒神とは、一生その守護を授け、願う神ということだという。
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コウジン,コドモノカミ,ヘソノオコウジン,サンポウコウジン
1983年 岡山県
小田郡矢掛町上高末の羽無では、荒神は子供の神とされ、また、ヘソノオ荒神とも、三宝荒神とも呼ばれる。
類似事例
コウジン,モトヤマコウジン,ヘソノオコウジン,カナンヨケノカミ
1983年 岡山県
奥郷の荒神は小組ごとに祀っている。この地には、他に本山荒神も祀られているが、これはヘソノオ荒神とも呼ばれ、火難除けの神とも考えられている。
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マリシテン,イナリ,ヤシキガミ
1983年 岡山県
成羽町では、摩利支天と稲荷とを屋敷神とすることが多い。屋敷神を祀る際の通例としては、東北に摩利支天、南西に金神か稲荷を祀る。
類似事例
コウジン,サクガミ,ギュウバノカミ,コウジンノモクゾウ
1983年 岡山県
川上郡備中町西山の六日部落では、荒神は、作神とも、牛馬の神ともいい、牛の出産の際にはお参りするのだという。また、子供が荒神の木像を持って遊んでいても叱ったりしてはいけないのだという。それは、荒神が遊びたがっているからなのであり、寧ろ荒神を遊ばせないと祟るのだとさえ考えられている。
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コウジン,ヤマノカミ
1983年 岡山県
川上郡備中町西油野の小谷では、荒神は山の神とされており、よく祟るものだと考えられている。この部落には屋敷に2つの荒神を祀っている家がある。このうち丑寅の荒神は、昔この家を建てる時に山の神の木を伐ってしまい、祟るので祀ったものだといわれており、また、未申の荒神は、この土地に以前建っていた屋敷の祟りがあると法印に言われたために祀ったのだといわれている。
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ヤマノカミコウジン,ヤマノカミ,タノカミ
1983年 岡山県
山の神荒神は山の神の荒神である。古くから、春に山の神を迎えて田の神として祀り、秋の取入れがい終わると再び山に送り返すという習わしがある。
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サンポウコウジン,ノウサクノカミ,マモリガミ,コドモノカミ
1983年 岡山県
三宝荒神は光明山の北の麓の山と田との境、谷川に臨む水源地にあるフロに祀られている。これは農作の神、守り神、子供の神であると言われている。
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マリシテン,ヤシキガミ
1983年 岡山県
成田町西布寄では、株内や分家に屋敷神がない。それらの人々は、本家にある祝い殿へ参りにいくのだ。
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ウチバタコウジン,アイタニコウジン,ハチビラコウジン,ヨコロコウジン
1983年 岡山県
川上郡備中町東油野の上原下でも、地名を冠したウチバタ荒神、合谷荒神、ハチビラ荒神、ヨコロ荒神を祀っている。
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コウジン,ヒャクショウノカミ,コドモノカミ,ウシノカミ
1983年 岡山県
金原部落では、荒神は百姓の神とも子供の神とも牛の神ともいわれ、荒神様の土を踏ませると子供が丈夫に育つとされている。また、雌牛が生まれたときには、荒神様に参り、近所を招いて祝った。
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ウブスナコウジン,ウブスナガミ,ウジガミ,ヘソノオコウジン
1983年 岡山県
産土荒神は産土神の荒神であるが、今では氏神や鎮守との区別が曖昧になっている。県下には出産に当たってウブ神を祀る風が残っているが、備中地方でヘソノオ荒神との呼称があるのは、このことと関係があろう。
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コウジン,ハチダイコウジン,サンポウコウジン,ダサイコウジン
1983年 岡山県
真庭郡落合町栗原の坂本部落には八大荒神、三宝荒神、そして2つのダサイ荒神と、全部で4つの荒神がある。
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コウジン,コドモノカミ,シチコウジン
1983年 岡山県
梶並川上流の土の河内・木地山・立木・山元・阿草・中右手を氏子とする荒神は子供の神であるといい、忌みあけの宮参りには子孫を連れて参るのだという。その社地は中右手にある三社神(氏神)の境内にあるが、そこには他に七荒神と呼ぶ小祠も祀られている。
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ヂコウジン
1983年 岡山県
地荒神は湯原町本庄のある株内の荒神で、竹藪の端に杭を打ち並べ、忌垣をめぐらせて祀っている。その呼称は、地面に祀るところからきたものらしい。伝承によれば、そこには、先祖がその地に土着する際に、背負ってきた石を土中に埋めてあるのだという。
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ナガレコウジン,クニシコウジン,サンポウコウジン
1983年 岡山県
勝田郡奈義町下小坂では、流れ荒神・国司荒神・三宝荒神の3つの荒神を祀っている。流れ荒神は、昔、洪水の際に流れてきたものを祀ったということからその呼び名となったのだという。
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ハチダイコウジン,ハットウ,ハッタイ,ハチダイリュウオウ
1983年 岡山県
八大荒神は大佐町小坂部に信者が多く、有名なものである。ハットウ(八頭)、ハッタイと称する荒神もあるが、いずれも八大竜王と習合した荒神であろう。
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コウジン,マモリガミ
1983年 岡山県
笠岡市北木島町豊浦では、荒神は火難・水難・盗難の守り神であるといわれている。
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ミサキコウジン,ミサキ
1983年 岡山県
ミサキ荒神はミサキの荒神であるが、これは県南地方で言われるが如き死霊や悪霊としてのミサキのことではなく、鎮守や守護神としてのミサキである。
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サンポウコウジン,コドモノカミ
1983年 岡山県
梶並部落では、神宮寺の境内から地続きの山腹に三宝荒神を祀っているが、これは子供の神であるという。
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コウジンサン,(ゾクシン)
1973年 香川県
荒神さんは三宝荒神さんである。食事の神で百姓の神、大漁の神である。旅立つときやよそへ働きに出るときは、道中の安全を願って、荒神さんのお線香の灰を指で頭に乗せて出かけるという。荒神さんに行きあうと、急に頭痛がするという。荒神さんの屋敷の木を切ると、罰が当たるという、など。
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