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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヤマジョロウ
1958年 香川県
谷川の渕のほとりで行水している女がいたので声をかけると、その女は唇が耳まで裂け、馬鍬のこのような歯が口元からはみ出していた。

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アカイクチノオンナ,ヒノタマ
1984年 長野県
夜歩いていると女が道を尋ねてきた。去り際に振返って見ると、女は赤い口で耳まで裂けていた。恐ろしくなって逃げると、途中で僧侶に会った。僧侶に女の話をして、ふと僧侶の顔を見ると同じように赤い口が裂けていた。
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カワジョロウ
1996年 香川県
潮入川の川沿いで、白髪をふりかざした川女郎を見た。その着物も真白で、歯がところどころ見えたお婆さんだった。見た人はぎょっとして、進むことも退くこともできず、たちすくむばかりだった。
類似事例

クチサケオンナ
1990年
口裂け女。口が頬の真中まで裂けている。普段はマスクを掛けて口を隠している。髪が長く腰の辺りまである。柄の長い鎌を持っている。「私きれい」と尋ね、快い返事をしないと追いかけてくる。
類似事例

クチサケオンナ
1990年 岩手県
口裂け女。口が耳元まで裂けていて髪が長い。鎌を持っている。白い着物を着ていたかもしれない。「私きれい」と尋ね、気に入らない答えの場合、鎌で切り付ける。足が速いので逃げてもおいつかれる。
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クチサケオンナ
1986年 鹿児島県
口裂け女は目が釣りあがり、髪の毛は長くぼさぼさである。また爪が長く、化粧の粉を振りまいたような白い顔をしている。
類似事例

カワジョロ
1981年 香川県
大雨が降って水かさが増えると川で女の泣く声がするが、カワジョロだという。また、夜になると渕でカワジョロが髪をとき、こちらを向いて笑うとウマンガ(馬鍬)のような歯が生えていたという。
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アカシャグマ,ソウレンカキ
1958年 香川県
山の尾が寄り合い、谷川が深い渕となったところにアカシャグマが出る。大声でいがって飛び、馬鍬のこのような歯を出していた。また、日暮れになると同じ場所にそうれんかきが現れる。二人は輿をかいて通る。
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クチサケオンナ
1990年 秋田県
口裂け女。口は耳まで裂けていて、マスクで隠している。髪は長くボサボサで、足が速く鎌を持っている。人に会うとマスクをとって「私きれい」と笑う。鎌で藪を切り分け、山を非常なスピードで駆け巡る。町の山奥に隠れ住んでいる。嫁に行けなくて精神異常になったという。
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オオカミ
1982年 宮城県
ある女が夜の幣掛の峠道を歩いていたら、狼が唸りながら寄ってきた。口の中に馬の骨が刺さっていたのを取ってやると、里まで送ってくれた。その後、峠でまた狼が現れて女を引きずって押し倒し、木の葉を掛けて隠した。間もなく狼の千匹連りが通った。恩返しだった。
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クチサケオンナ
1986年 東京都
公園の電柱の下に口裂け女がいた。
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オオキナヘビ,ジャ,リュウ
1991年 高知県
昔の話だが、山へ夫婦2人で木を切りに行って、昼頃嫁さんが谷川へ水を汲みに行った。すると戻らないので旦那さんがみにいくと、嫁さんは大きな蛇に飲まれていた。すぐに助けたからよかったけれど、飲まれないように蔓を巻いた木を持たせたが、気が緩んで飲まれてしまった。
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シニン
2000年 大阪府
一里ばかり郡を隔てて男のもとに通う女がいた。ある夜西河原の宮の森にさしかかると、いつもの一つ橋が流されて向こう岸に渡れない。女は行き倒れの屍骸を橋代わりにして渡ろうとする。するとその死人は女の裾をくわえて離さない。女は引き剥がして渡ったが、いぶかしがり戻ってわざと裾を死人の口に入れて、死人の胸板を踏んだ。すると先ほどのようにくわえた。足を上げると口が開いた。死人に心はなく、踏むと口を閉じ、離すと口をあけるのであった。そのことを男に話すと、男は肝をつぶし女を遠ざけてしまった。
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オンナ
1957年 和歌山県
セッキの28日の夜、庄川越の道を歩いていると池のところで女の人が泣いていた。近付くと女の人は髪を振り乱して白い歯をむき出しにしてニィーっと笑った。
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アオダイショウ,ヘビ
1915年 愛知県
ある婦人が石垣で小用をしたら、その後その付近を通ると蛇が頭を出した。恐れていると、武士が蛇の穴の上に刃をかざし女を通させたが、蛇は刃で二つに裂かれたまま女を追ったという。
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ユウレイ,オンナ
1982年 新潟県
夜ふけの渡し場で、川向うから女の声で、オウイ、オウイと呼ぶ声がした。船頭がいってみると、人影は見えない。乗るように促すと舟が重くなり、誰かが乗ったようだった。川を渡ってから降りるようにいうと、舟が軽くなったような気がした。船頭が、こんな夜ふけに舟を出させておいて、あいさつもなくというと、首に縄をぶら下げ、目の玉のとび出た、まっさおな顔した女が長い髪を前にたらした姿で現れ、菩提寺へ行くといって草むらへ消えた。
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ヌレオンナ
1965年 高知県
ぬれ女は、山の口の水のショボショボ湧き出るところに、髪をしょっぽりと濡らして立っている。人が通ると、髪を振るって水をかけてくる。その水がかかると、命が危ない。
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テング
1972年 石川県
女土工が昼食の湯茶に使う水を汲みに谷川に下りたがいつまでたっても帰ってこなかった。同僚が下りていったら、頭を粉砕されて死んでいた。天狗の剣にかかったに違いないと当時噂された。
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オオカミ
1981年 和歌山県
ある人が山道を行くと狼が出て、足に顔をこすりつけてきたので見てみると、口に骨が引っかかっていた。とってやったら狼がその人をくわえて引っ張っていった。どうなるのかと思ったら、さっきまでいた場所を大勢の狼が連なって通った。
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クチガミミマデサケタヒト
1977年 神奈川県
ある老人が親類の家に行った帰りに坂を登っていると、きれいな女の人がかぶりをして後ろから登ってきたので、夜も遅いから気をつけなさいといって見送った。その後に男の人が来たので、この先に女の人がいると伝えた。すると、男はその人はこんな顔ではなかったかと振り向いた。その顔は、口が耳まで裂けていた。
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ヤマンバ,クラ
1923年 愛知県
岩陰から湧き出る水によってできた鞍が淵には、山姥が美しい螺鈿の鞍となって淵に浮かんでいた。通りすがりの人が目にとめ欲を起すが最後、その人は手も足も離れ離れになり、髑髏になって岸に投げ上げられなければならなかった。
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