フネ 1990年 高知県 人が死ぬときにはきれいな船が迎えにくるが、生き返りそうな人が乗ろうとすると「乗られん、乗られん」といわれ、乗ることが出来ないという。
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(リンシタイケン) 1956年 福島県 呼び返されて生き返った人の話。きれいな河原で子供が遊んでいる。橋を渡って花の咲く野原へ行こうとしたら、亡くなった親が来るなと言う。ウロウロしていたら気がついた。死ぬ人には誰かが迎えに来る、提灯をつけておばんおばんと声をかけられると言う。
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(イキカエルコト) 1976年 大分県 花がたくさん咲いている気持ちのいい場所で、名前を呼ばれて引き返したところ生き返ったという人がいた。
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フネ,イキカエッタトイウハナシ 1985年 和歌山県 亡くなりかけていた病人が、オメイてもらったので生き返ったという話がある。その人の話によると、立派な船がやって来たので乗ろうとしていたら、どこかで自分の名前をオメイていたから、その船に乗らず、それで生き返ったという。
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ウス,ツボ 1980年 和歌山県 急死した時、壺や臼に頭を入れて死人の名を呼ぶと、生き返る。
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(リンシタイケン) 1953年 埼玉県 呼び戻されて生き返った人がいた。細い長い橋があって、あっちでは「行くな」、こっちでは「行け」、と言う。迷っていたら「ケエレ」と言う声が聞こえ、戻ると気がついた。
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フネ,ムカエ 1990年 高知県 死ぬときは船が迎えに来る。
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モウジャブネ 2001年 青森県 海で死んだ者が亡者船になることがあるという。亡者船は大時化の時でないと現れないと言われているが、宗谷まで流された時にこれに出会って助かった人の話がある。
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ヨミヂカヘリ 1944年 新潟県 ある人が仮死状態に陥った時、霧のような靄の中をどこまでも降りてゆき、やっと止まったと思ったところで誰かに呼ばれて気が付き蘇生した。
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(ヨミジガエリ) 1982年 新潟県 死者がよみがえる前には、家人に呼び戻されたり、あの世で知人に戻されたり、寺でカミサマに戻されたりする。
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(リンシタイケン) 1992年 宮崎県 薄黄色の川原に行くような、朧な感じで船に乗っていた。誰かに呼び戻されて船から下りると、夢から醒めた。そのまま乗っていたらあの世にいってしまったろう。
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ミコ 1973年 三重県 巫女が回ってきたことがあり、死者を呼び出してくれたという。
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ムカエニクルフネ 1990年 高知県 人が死ぬときには、先祖など身近な人の霊がきれいな身なりで船に乗って迎えに来る。
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リンシタイケン 1980年 秋田県 人が死ぬときは、死んだ人が迎えに来て三途の川の橋で呼ぶのだという。時には「まだ早い、戻れ」といわれたりするという。釜に湯が沸いていて、入ろうとしたら「まだ入ってはいけない」といわれて、それで意識が戻ったという人もいる。
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(ゾクシン) 1973年 香川県 死の直前、その人の名を井戸に向かって呼ぶと、生き返るといわれている。
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(ゾクシン),イキカエリ 1933年 京都府 大切な人が死に瀕した時、同じく屋根に上って呼び返すと生き返って達者になることがある。
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アノヨヘイクフネ 1990年 高知県 船の上から手招きされるとあの世へ行ってしまう。「帰れ」と言われたらあの世へ行かず、現在へ戻ってくる。
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(リンシタイケン) 1965年 宮崎県 死人を寝かせている所で「○○帰れやー」と怒鳴ると、生き返ることがある。三途の川まで行くと、向こう岸からしきりに呼ぶ。渡ろうと思ったが、どうしても渡れずにいたら、まわりでがやがや騒ぐ声がして、息を吹き返した、という。
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モンジャブネ 1971年 青森県 海の死人が船の形で出現する事をモンジャ舟という。
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ヨミヂカヘリ 1944年 新潟県 ある人が仮死状態に陥った時、まっすぐな道を歩いて行って大きな川に行き当たった。この川には船も渡し守も橋もなく、どうして渡ろうかと考えているうちに呼び声がし、蘇生した。
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