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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

センゾノタタリ
1995年 福島県
亭主が蒸発した嫁と孫を不憫に思った老夫婦が、祈祷師に先祖の霊が祟っていると言われた場所を探し当てたとして訪ねて来た。お経を上げて先祖を供養すると、2日程のちに亭主が帰ってきたとの知らせがあった。

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ホトケサマノサワリ
1985年 青森県
妹の亭主が体の具合が悪いと言って働こうとしないことを尋ねにきた依頼者がいた。祈祷師が拝んでみると、先祖に最後の水をうけずに死んだ人がいるとのこと。朝晩特別に水をあげて供養するようにと指示。
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タマシイ
1949年 青森県
昔、博奕打ちの妻がお産のときに死んだ。その後、その妻の魂が幽霊になって亭主の元に現れるようになった。恐れた亭主が尼さんに相談すると、菰を編んでくるまって寝るとよいといったのでそのとおりにすると、それ以来妻の霊は出なくなった。
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イキリョウ
1967年 新潟県
死の床にあった姉の亭主の生霊が親類宅を訪問していた。
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サワリ
1985年 青森県
孫の嫁が5、6年前から家に帰ってこないという人が相談にきたので拝んでみると、その嫁の実家の祖父が妻を追い出し、その妻が怨みを残して死んだため「障り」になっているという。寺へ行って謝らせるとしばらくして嫁は帰ってきた。
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ソウ
2000年
以八という上人が上洛する時にある宿に泊まろうとすると、ちょうど宿の女房が亡くなり、亭主が檀那寺の僧を呼びに行く間通夜を勤めることになる。しばらくして鬼僧が現れ、舌を出して死者を舐めはじめる。驚き見まもるところに亭主が寺僧を伴い帰宅する。見るとその僧は先刻の屍骸をなめる僧であった。葬式の斎餐や布施をむさぼり求める悪念が妖魔の悪相を表したものと悟り、その僧にありのままを告げると慙愧の心を感じて懺悔した。
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ユウレイ
1990年 大阪府
ある日、旅の僧がお堂で一泊していると女のゆうれいがやってきて「私はここにいるが大阪の両親が供養に来てくれないので頼んできてくれ」と言った。そんなことを言っても誰も信じないと僧が言うと、幽霊は着物の片袖を引きちぎって渡した。大阪の両親はあわてて供養したという。
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シレイ
1970年 高知県
具合が悪いので祈祷師に見てもらうと何かが憑いていた。突然墓場に走り出し先祖の墓の周りを3周回って、仰向けになって倒れた。正気になったのでわけを聞くと、1度も先祖に餅をあげていなかった事に怒っていた先祖が憑いていたのである。
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ミチユウラ
1972年 沖縄県
老婆(話者)の亭主が船乗りをしていた頃、漂流して数日間帰らない事があった。老婆は道端にて庶民の占法の1種である道ユウラ(道夕占)をしていたところ、最初に聞こえてきたのは逃げていたピンザ(山羊)が帰ってきたという喜びの会話であった。これをユウラ神の吉のお告げと判断していたところ、数日後に亭主が漂流先より帰還した。
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シリョウ,タマ
1941年 岐阜県
山の中を歩いているとき、供の者が主人を殺し、死体を竹薮に放ったまま山を下りた。そこへみずぼらしいお坊さんがやってきて、「お前は殺した死骸に取り付いていないと死ぬ」と忠言する。そこで供の者が主人の死体に取り付いていると、朝になると魂が戻ってきて「今日も探し出せんで残念な」と言って死体に入る。夕方また出て行って「今日は地を六尺掘っても探し出す」といい、そのたびに大きな音を立てる。三日目「この位探しても見つからないならあの男は死んだに違いない。これで成仏できる」といって魂は死体に入った。供の男は助かった。
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(トイギキ),(ホトケオロシ),タマシイ
1984年 新潟県
ある家に悪いことが続くので「不動さん」にみてもらうと、前の山の中にある墓の魂が頼る人がいないので供養してくれといっている、といわれた。墓は何代か前にその墓から分家した先祖の墓で、現在その家族が住んでいる神奈川県下の家へ行きたがっているということであった。それで、古い家から一握りの土を持って帰り、居住地の新しい墓に入れて供養したところ、病気や悪いことがおきなくなった。
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デキシシタヒト
1960年 岡山県
真庭郡落合町栗原の西本家で、主人の腰が急に痛くなり有名な法者に拝んでもらったところ、昔洪水で死んだ人が行方不明のまま屋敷に埋まっており、浮かばれぬために祟っていると言われ、戒名を頼んでまつりをもとめた。
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ユメ,ホトケ
1983年 香川県
おなつさんという人がいたが、亭主が早死にし、子供も若死にし、家も琴平の林木商に倒され、心労が重なって死んでしまった。祀り手もなく無縁仏同様になっていたが、近所の人の夢におなつさんが現れ七日の法事を頼んだので、近所4軒でしたという。
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カタナカケノマツ
1979年 岐阜県
ある人が刀掛け松の枝に掛かっていた刀2本を持って帰ったら、夜になると箱の中で切り合いの音を出したので恐ろしくなり、お坊さんに供養を頼んだら「埋けて弔え」と言われた。しかし祟りがあってその一族は死に絶え、その松も枯れてしまった。その家の倉だけが残っているという。
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オンリョウ,アクリョウ
1974年 茨城県
常州松原村である百姓の妻が死に際して、夫に、後妻を迎えないように嘆願した。その後夫が後妻を迎えるとその夜から亡妻の怨霊が現れ夫の首に抱きつき顔をのぞきこむようになった。祐天上人の教えに従って大勢で念仏を唱え成仏させられた。
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シロヘビノタタリ,ナガモノヘビ
1979年 茨城県
祖父が病気で弱っているので祈祷師に見てもらうと、白蛇のたたりといわれ氏神として祀ると、祖父は全快した。裏の若者の気が狂った時も、見てもらうと、ながもの蛇の祟りと言われ加持祈祷をしてもらうと、正常に戻ったが、直後に戦場に行き戦死した。
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アメ,オンナ,アカゴ
1986年 石川県
青白い女が毎日団子屋へ餅を買いに来た。亭主が後を慕うと立像寺の門の所で消えたので住職に話すと近頃死んだ妊婦の墓を掘ることになった。棺の中には赤子がいて餠が周りに並べてあった。男の子を取り上げて育て母の十七回忌に作善することになった。
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タタリ,シチニンミサキ
1965年 高知県
病気上がりの婆さんが便所で倒れ、病は重くなった。見て貰うと、七人みさきがたっているという。団子を7つ握り、線香を焚いてみさき供養をした。そのとき、先祖が難産で亡くなっており、また先祖が他所から来た先祖と一緒に祀っているのも祟っていると言われた。先祖をねんごろに祀り、難産で死んだ先祖を供養すると、たたらなくなった。
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ヨクシン
1929年 広島県
ある時行脚僧が山で宿をかりた家では妻が死んだばかりで、主人は自家の寺を訪ねる所だった。僧は留守を頼まれ、死人の枕もとで経を唱えていると一人の僧侶が入って来て死人の衣を剥ぎ顔をいく度もなめて出て行った。この家の寺の僧が欲から生霊になってさ迷って来たらしい。
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タメニオチタコノタマシイ,(トイギキ),(ホトケオロシ)
1984年 新潟県
70歳になったお婆さんが気がおかしくなり医者に診せても治らなかった。嫁が「沢根の不動さん」へ連れて行くと、近所でタメに落ちて死んでしまったが、あまり供養してもらえず、迷っている子の魂があり、畑仕事でしゃがんでいるときにおぶさったものだ、といわれた。また、情けをかけるといつまでも憑いているといい聞かされた。お婆さんは小さな地蔵を一つ作って大日さんにあげ、お前は坐るべきところに坐って、家のものに供養してもらえといって祈った。それからお婆さんは回復した。
類似事例

イキリョウ,キツネツキ
1955年
ある若者の父親が病気になったので、拝んでもらったところ、部落の近所のある人物の生霊が憑いていたが、その恨みは人違いであることを説明すると、生霊は去り、父親の病気も良くなったという。
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