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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ウカバニ,ウカハミ,オオヘビ
1969年 新潟県
宇三郎、兼吉、徳太郎の3人はぜんまいを採りに三ヶ倉沢に入った。兼吉がうかばに(巨大な蛇)を見つけ、三人は力を合わせ、死闘の末にうかばにを退治して谷間の淵に落とした。

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ダイジャガオコシタオオミズ
1987年 長野県
ある日,二人の猟師が本沢にやってきた。岸の茂みに大蛇がおり,恐ろしくなった若い猟師は年上の猟師の制止にもかかわらず鉄砲で大蛇の頭を撃った。大蛇は死なず,淵に飛び込んで見えなくなった。覗き込んでみたが影も形もなく,やがて淵の中からもうもうと霧が立ち昇り,真っ黒な雲が空を覆った。その日から3日間大豪雨となり,近辺の村に大きな被害が出た。5日目になってようやく晴れた。村人の中に,蛇が流れ下っていくのを見たものがおり,きっと赤沼の池の主が池と一緒に流れ下ったものだと言い合った。
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ダイジャ
1967年 福島県
沼沢には昔、雌雄の大蛇が住んでおり、霞が窪と呼ばれていた。建久の頃、領主佐原十郎義連はこの地を開き人民の安定を図ろうと、従者を従えこの霞が窪に向かった。すると水が逆行して雷がとどろき、忽然と小山のような怪物が水上に現れた。主従力を合わせ立ち向かったが、乗っていた筏は水中に引き込まれた。しかしまもなく大波が逆立ち、波間に大蛇が横たわり、義連はその上にまたがっていた。義連の兜にはえんぷだこんの観音様をいただいていたので大蛇の腹を割くことができた。
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タヌキ,バケモノ
1975年 徳島県
猟師が鹿を寄せるため笛つけ石の横で笛を吹くと、鹿の笛をのもうと蛇が岩から出て来た。口を開けたところに出雲さんから授かったユルシのたまを撃ち込むと蛇は川の上に落ちた。その3つの角と鱗3枚を持ち帰った。また、豆腐の粕を食いながら壮士芝居を見ている爺を狸だと見抜いて猟銃で撃った。日が当たってから見てみると果たして大狸であった。
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ダイジャ
1965年 福島県
絹谷にあった貯水池で大蛇が尾を突っ込んだため栓が抜けずにいた。そこで潜りの名人金ヶ沢の勘太郎が依頼を受け、見事大蛇を仕留めた。その大蛇を埋めた上に桜を植え、その木は今も残っている。
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ダイジャ
1975年 秋田県
藤が森の龍太郎という大蛇が、三岳神社の観音様に挑んで負けた。ちぎれた尾がかかっていたのが蛇沢。
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ダイジャ,イケノヌシ
1971年 福井県
ある爺さんが田が乾いて困り、蛇ヶ池の主に、雨を降らせてくれたら3人の娘のうち1人を嫁に差し上げると約束した。はたして雨が降り、主は娘を迎えに来た。末の娘が嫁入りすることになり、針の袋を持って出た。男が池に入ろうとしたところを突き落とし、針の袋を投げ入れたら水が騒ぎ出した。数日して爺さんの家が火事になった。すると2匹の大蛇が出て来て家に巻きつき、水をくれと言ったが、村人は驚いて逃げてしまったので、蛇は焼け死んでしまった。
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ダイジャ
1961年 静岡県
昔、大蛇が長者が原の方から天城山の池へ通っていた。その当時、尾張の針屋が刀をさしてきた。大蛇がその人を呑もうとすると刀が自然にぬけて大蛇にむかい、針屋は呑まれなかった。それを見ていた人が刀をすりかえたので、その次には呑まれてしまった。針屋の娘が大蛇を退治しに来て、小杉原のアネガクボとイモウトガクボというところで、大蛇を射た。最後の矢が大蛇の目に当たり、蛇は転げて岩にはさまった。その岩はジャガバサミという。また、大蛇の歯と使った矢を伏倉のナカインキョが蔵している。
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リョウトウノヘビ
1973年 東京都
文政7年11月24日の7時頃、本所竪川通り町方掛り浚場所で、卯之助という男が両頭の蛇を捕まえた。長さは3尺あったという。
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ヘビ,ミズクモ
1987年 徳島県
ある人がすげを採りに山へ行き、石の上で弁当を食べていると、くもが来て足の親指にすげを結んで淵の方へ引き込もうとした。その人がすげを木株に移し掛けると、株ごとひっくり返された。怖くなって逃げると大きな蛇が現れたので、牝牛を身代わりに助けてくれと言った。その晩、家の牛がひどく鳴き、翌朝見てみると牛は死んでいた。
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ダイジャ
1924年 奈良県
椿井谷に住む大蛇が人を困らせるので、男が蛇をおびき出して射殺した。おびき出すために、男が笛を吹いた場所が笛塚、大蛇に気圧されて長く走った場所が長走り、一息ついて物陰から覗いた場所がノゾキ岩である。
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ミズウミノヌシ,ダイジャ
1928年 東京都
昔のある日、漁夫は船に一杯の魚と引き換えに、湖の主の大蛇に三女を嫁にやることになった。蛇が迎えに来たとき、娘は鳩になって富士山の山頂に逃げた。そこにいた事代主命は娘を連れて大島から三宅島に逃げた。そこにわなを仕掛けて大蛇を酔わせ、火之迦土に作らせた霊剣で、差出命が大蛇を斬り殺した。蛇は3つに斬られ、尾は大島に、頭は八丈島に飛んでいった。だからそれらの島では蛇が多いのだという。
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ダイジャ
1920年 秋田県
八郎潟は以前は山林であった。樵夫の八郎が魚を3尾つかまえた。仲間とわけて食おうと焼き始めたが、つい3尾とも食ってしまった。すると八郎は咽喉が渇き、澤の水を飲み始めた。八郎は仲間に早く帰れと告げると巨大な大蛇になり潟を作って主となった。
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テングベエ,ダイコクテン,エビスサブロウ,ホテイ
2001年 京都府
そのころ盗人の大将に天狗兵衛という者あり、手下を引き連れ左近丞の家に押し寄せる。大黒天が天狗兵衛の頭を割ると、首は同へ収まってしまう。えびす三郎は釣竿を振って盗人の手下のきつね兵衛の鼻にかけ、生け捕りにする。布袋は座禅の最中で微動だにしない。かくて盗人は退散し、福の神たちは昼夜の酒宴を行い、管弦に興ずる。
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ルリケイノセンシュウタン
1938年 京都府
「大河内など怖い所ではない」と嘲っていた3人がいたが、瑠璃渓の千秋潭のほとりについたとき、下駄や笏や蛇の首が流れてきて、ひとりはそこで即死し、2人は逃げ帰ったもののすぐに死んだという。
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ダイジャ
1955年 青森県
大蛇が長者の田に水を入れ、代わりに3人姉妹の末娘を嫁にもらう。末娘は栓をして針を刺した千成瓢箪を沼に投げ、水に沈めるよう言う。大蛇は沈めようとして針に刺され死んでしまう。その後、娘は長者の長男に見初められて結婚し、安楽に暮らす。
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オウギュウ,フチノシュレイ
1975年 愛知県
東上村の北の雌滝と呼ばれる深淵で、六左衛門という男が鮎を獲ろうとしたところ、水が大いに逆巻き、淵の中から大きな黄牛が現れ、吽々と吼えて襲ってきた。六衛門は淵から上がり宿に帰ったが、急に発熱しうわ言を言い出して、3日後に死んでしまった。深淵から牛が出るのは奇妙だが、淵の主霊だったのだろう。
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ムカデ
1972年 滋賀県
昔、野須、栗太の両群におおきなムカデが住んでいて、三上山を7巻半して瀬田の橋に首を出し、通る人に危害を加えていた。そこで俵藤太秀郷という勇将が退治した。弓でムカデの目を射、太刀を振るって三つに切り殺したという。このときムカデの頭は浮気に、胴は勝部に、尾は瀬田に落ち、それぞれの村で焼き捨てたが、祟りがあるのでそれぞれの村で頭、胴、尾の形の大松明を作って焼くことになったという。瀬田では中絶したが、浮気、勝部では今でも行なっている。
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ダイジャ
1940年 福島県
娘が若者と恋に落ちたが、親たちに反対され、沼に身を投げて死んだ。2人の怨霊は大蛇になり、沼に潜むようになった。その後、大蛇がこの土地を泥海にしようとした。大蛇は秘曲を聞かせてくれた琵琶法師だけにそのことを告げた。琵琶法師は逃げようとしたが、大悲山薬師如来の諌めにより、殿様に知らせた。殿様は藩内の人を総動員して、大蛇を退治した。
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ヘビ
1995年 島根県
抜舞の奥で、三九郎という木地屋の女房が蛇に取られたことがあった。かずら藪のところで大きな蛇が女房に巻き付いていて、三九郎が手斧で打ち殺したが、蛇の勢いが毒になって、三九郎も女房も死んだ。大きな蛇の場合は、息に合っても死ぬ。毒になるのは雄の蛇で、それで雄の蛇は首が赤い。
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ダイジャ
1979年 茨城県
御前さまが一休みしていた根が大蛇であった。これから山を噴火させるが口外すると命はないと言った。御前さまは下山してこのことを話した為に命を落としたが、村人は総出で蛇狩をして、噴火を防いだ。
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