ヨナキノマジナイ,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 夜泣きのまじないで、「鳥の絵を描いて、逆にはっておくと良い」という。
類似事例 |
|
ヨナキノマジナイ,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 夜泣きのまじないで、「太夫さんの烏帽子をかぶせるとなおる」という。
類似事例 |
|
ヨナキノマジナイ,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 夜泣きのまじないに、「千里奥山の古狸、昼は泣くとも夜は泣くな」と言うとよい。
類似事例 |
|
ササヤキバシ 1967年 福島県 夜中になると橋の上でぼそぼそささやく声がするが、行ってみると誰もいないのでささやき橋といわれる。昔この橋をかけようとして、大きな杉の木を切ったが一夜で切り口がふさがってしまう。やっとのことで切り倒して運ぼうとしても動かない。占い師の言うとおり、木の精と通じた婦人を連れてきて木に別れをささやかせると動いたという。
類似事例 |
|
ヨナキマツ 1971年 長野県 河合という部落に樹齢数百年にたっする老松がある。夜鳴きする子供の枕もとにその枝を折って来ておけば夜泣きをしないようになると言う。
類似事例 |
|
ケヤキ 1967年 福島県 さとや橋の南にあった大きなけやきの木を切って橋をかけようとすると、木から血が出て、倒すのに7日間もかかった。ところが重くて動かない。お里という女に木やり節を歌わせたら軽々運べた。
類似事例 |
|
ヨナキイシ 1976年 福島県 赤ん坊の夜泣きに悩まされる人たちが赤ん坊をおぶってきて、夜泣石の足跡にはめて踏ませる。そうすれば夜泣きがなおり、丈夫に育つといわれる。
類似事例 |
|
イシノセイ 1930年 岩手県 橋に夜な夜な妖怪が現れて人々を悩ませた。ある男が刀で斬りつけると、近所の大日堂の石が切り砕けていた。石は橋の袂で砕けていて、1尺だかりの青石であったという。
類似事例 |
|
ヨナキ,(ゾクシン) 1936年 兵庫県 子供の夜泣きで困ったとき、「さるさわ池のほとりのひる狐」で始まる歌を唱えるとおさまるという。
類似事例 |
|
オオスギ 1967年 福島県 小針の南に大杉の跡がある。この大杉の枝は朝は西郷にかかり、夕は東南の郷の障りとなっていた。このため上様に訴えこの杉を切ることになった。大勢の人足で切ろうとしたが、切りくずが毎夜大木の根に取り付いた。ある老人が切りくずを燃やせというのでそうしたら切り倒すことができた。その木を福島城の橋にしようと運ぼうとするが、毎夜、来た道を戻ってしまった。二子塚の守子女に木遣り音頭を取らせると木が軽くなり、橋を掛けることができた。この橋は夜になると人の音がするので渡る人はいない。
類似事例 |
|
(ゾクシン),キツネ,ネコ,イタチ 1933年 福島県 狐や古猫、イタチは子供を夜泣きさせる。夜中、刀を持って家の周囲を回るか、木槌を持って屋敷内を回り、家の背戸に馬沓を吊るし、曲尺を枕元に置くと夜泣きが治まる。
類似事例 |
|
ヨナキマツ 1976年 京都府 宮の下の川のところには、枯れた松の木がある。明治末期には芯だけが残っていた。この松の皮を取ってきて燃やし、その火を見せると、子供の夜泣きが止む。
類似事例 |
|
(リンシタイケン) 1964年 滋賀県 臨終の際、ある人が、「如来さんの橋が折れたので行けない」と叫んだ。
類似事例 |
|
ヨナキノマジナイ,(ゾクシン) 1961年 愛媛県 夜泣きの神でもある便所の神に願をかけると、夜泣きが治るといわれている。
類似事例 |
|
ヨナキイシ 1938年 京都府 夜泣石という石は、庭石として集められた石がよそへ運び出されることを悲しんで夜泣するのだという。
類似事例 |
|
ハシラノヨナキ,サカサバシラ 1990年 長野県 柱が夜泣きするという。昼間はそうでないが、夜になると泣くという。木の根が上になって逆さに立てた柱が夜泣きする。
類似事例 |
|
ハシ 1942年 静岡県 「袖切橋」という橋を通る人が、躓き倒れると、必ず片袖を切って通らなければならないとされていた。
類似事例 |
|
ワカモノ,エノキ 1967年 福島県 蔵持に里という美しい少女(未亡人という説もあり)がいて、たそがれに軒端で歌っていた。その声に寄せられて毎夜同じ時刻に若者がたずねてきた。そのころ、村人が蔵持三島八幡境内にあるえのき(神白村ぼんてん山の大けやきという説も)を切り倒してお里の家の近くに橋をかける話をまとめた。毎夜お里を訪ねてきた若者は、悲しそうに今夜限りで会えないといって帰った。村人たちがその木を切ると、血が流れ出た。ようやく切り倒して運ぼうとしても動かない。お里を呼んで歌を歌わせ、音頭をとらせたら、木は自分から動き出した。その夜から若者の姿はみられなくなった。この橋を里也橋という。
類似事例 |
|
キツネ 1955年 静岡県 夜泣きは狐に騙されている。夜泣きの呪いには狐という字を決まっただけ書いて梅の木の枝につけ、枕元に置く。
類似事例 |
|
オギヤアナキ 1941年 徳島県 夜道で赤ん坊のように泣くという。行ってみたら姿が見えない。時折、「負ぶってくれ」と頼んだりするが、断らなければならない。
類似事例 |
|