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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ハンニャインノビョウニンダ
1985年 茨城県
田の真中に松の木が生いた田があった。一年中じめじめと湿って草は繁り荒れ放題だった。根元には白い蛇が居ると言って気味悪がって誰れも近寄らなかった。作った家では気狂が出たり病人が絶えなかったという。

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ダイジャ,タタリ
1984年 長野県
大きな松の木があり、蛇が住んでいた。以前は大きな穴があったが、今では見つからない。そこには草を刈っていない部分があり、草刈りをすると祟りがあると言われている。
類似事例

ヘビ
1976年 和歌山県
山の神という桜の木の森があった。この森を切ったら蛇が出た。この木を買って焚いたら病人が続出し、赤子がペロペロと舌を出す癖がついた。蛇が地を這うような音が常に聞こえる。祟りだというので祠を建てて祀った。
類似事例

ダイジャ
1979年 茨城県
蛇沼という所があり、四方を松林に囲まれている。昔周囲にはきが一体に繁茂していたので、鮒が多く住んでいた。釣りに来た人が一服していると、その横にある松の木が動き出した。それが大蛇であった。蛇は怖くないし、家を守ってくれることもあるという。
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トウバダ
1985年 茨城県
仏供養の塔婆の形をした田が五枚続いて並んであった。この田を作った家では、祟りのために病人、気狂が出ると言われて、誰も耕す者もなく、荒れていた。
類似事例

ヘビ
1972年 千葉県
話者が小学校のとき、数人で蛇を殺した。その中で一番気の弱い子の家の縁の下に蛇が住み着き、その男は顔色が悪くなり、病気になってしまった。
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ヌシ,シロイヘビ
1937年 愛知県
御渡という山の頂上に、1間四方くらいの、何も生えず枯葉だけが積み重なっている所がある。昔ここに主が住んでいたという。主のお使いだという白い蛇を見た人もいる。その白蛇を見ると家に不幸があると言われ、恐れられている。
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ヘビ
1957年 愛媛県
庄屋の奥さんが音なし奥という山で蛇になった。それから、主人が病んで庄屋は滅びた庄屋の田植えには必ず雨が降り、その日は庄屋に蛇が出ると言う。
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ビョウニンダ
1985年 茨城県
3枚あった田のうち、真中を耕作すると病人が出るという話があったので、誰も作ろうとはしなかった。
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イケノヌシ,ダイジャ
1978年 新潟県
宝暦元年の名立くずれでできたタナの池の側を小林家の男性が歩いていると、美しい女性が来た。男と女は結婚し、子供が産まれることになったが、産室には部屋いっぱいの大蛇がいた。女は杖一本を残して消えた。子供が泣いたら杖で水面をたたけと言われていたのでその通りにすると、女が出てきて子供を池の中に連れ去った。しかし、この後タナの池の周りではこの家だけが栄えたという。また、今もこの池の一画に冬でも凍らない部分がある。
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ヘビ
1965年 高知県
白い小さな蛇のいる家があって、その蛇が育つにつれて家も富んだ。蛇は長持に入りきらないくらい大きくなり、家人が気味悪くなったので、蛇を大きな箱に入れて縄をかけて焼いてしまった。たちまち家は没落し、潰れてしまった。
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ソウトウノヘビ
1966年 秋田県
山に柴を刈りに行ったら、滝の沢というところで馬が動かなくなった。頭が二つで尾のない蛇が潜んでいるのが馬には見えたのだった。村の若者が火をつけて蛇を焼いてしまったが、最初に火をつけた人は病気になって死んでしまった。蛇の怒りと言うことで、そこに神社を建てた。
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ハクジャ
1972年 山形県
五十嵐与七氏の宅地にある大木の空洞には耳のある白蛇が住んでいて、その姿を見ると眼がつぶれるか死んでしまうというので、近づいたり、枝を切ったりすることは堅く戒められていた。
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ダイジャ
1989年 長野県
小池という淵に大蛇がいるという。そこの木を伐ると祟るといわれている。木を伐った人がいたが、本当に病気になってしまったという。
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タヌキ
1959年 岡山県
筆者の祖母の家で米倉を建てるために松の木の根元に空いていた大きな穴をつぶし、松の木を切って蔵を建てると祖父は狂気になりいなくなるなどし、また叔母親子3人が死ぬなどして、家は左廻りとなりつぶれてしまった。ご祈祷をしてもらうと松の木の穴の中にいた、狸の親子3匹が苦しんで死に、その狸が家を滅ぼしたということで、祭ったという。
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ウワバミ
1933年 大阪府
村一番の素封家の邸内で白蛇が見つかった。処分しようと火の中へくべたところ、1丈もある大蛇の姿に変わった。他所へ何度捨てに行っても生き返った大蛇が姿を現した。その後、一家の者が相次いで死に、屋敷も荒れ果てた。
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ヘビ
1991年 長野県
蛇出しという屋号の家があり、その裏に湿地帯がある。昔はもっと泥土化して池の形をしていて「あまり近づくと蛇に引きずり込まれるぞ」と先輩達におどされ乍ら、私も周囲で遊んだものです。
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ヘビ
1989年 長野県
村には底なし沼があり、村人が捕って食べたので沼の辺りには蛙などがいなくなった。あるとき、医者の息子が何者かに引きずられていくのを見、村人たちは慌てて助けた。引きずっていった蛇は沼に飛び込んだ。その日の夢にまた蛇が出て、「底なし沼に引きずり込んで食おうとしたが失敗した。これ以上食い物を捕っていくようなら医者の家を皆殺しにする」と言った。
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シロヘビ
1965年 山梨県
旧睦合村南部の町から西を望んだ高い丘の樹立の中に見えるのが諏訪神社であるが、これは、ある時、連日の雷雨のあと、塩沢部落に近い川水のよどみに一疋の白い蛇が「麻からのくき」に乗っていた。里人は諏訪神社の御使いは白蛇だと聞いていたので、おろそかに見捨てることができず、水面から救い上げて小さな祠を建てて祀ってやったものだという。そのことがあってから村人は祟りがあってはいけないと麻を植えることをやめた。
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ビョウニンガデルタ
1969年 福島県
湿地帯に病人が出る田というのがあったが、今は埋め立てられ、家が建ってしまった。
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ヘビ
1928年 愛媛県
八右衛門という村のために尽くした庄屋が死んだ。野辺送りの人が帰ってみると、家の戸口に、額に八の字のある蛇がいた。その蛇は八右衛門が作った銅堰の石垣におり、突いたりすると腹が痛くなるという。
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