国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ビョウニンダ
1992年 茨城県
耕すと不幸が起きる土地があった。昔、利根川の洪水を防ぐために、河内屋が請け負って工事をはじめた。しかしけど層に突き当たり、思うように工事が進まないまま河内屋は無念の思いで死んでいった。この祟りがまだ残っているのだという。

類似事例(機械学習検索)

ビョウニンダ,カワチヤ,オンネン
1985年 茨城県
河内屋は、請け負った土地を掘って堤を造ろうとしたが、与えられたその土地の土が劣悪でうまく造ることができなかった。その心労のために、河内屋は死んでしまった。その後、河内屋の土地跡を耕作すると、不幸が起こる。
類似事例

キシタケサン,キシタケバッソン,タタリ
1999年 佐賀県
岸嶽さんの土地に手を入れると祟りがある。以前、岸嶽さんの土地で工事をしていたブルドーザーが引っくり返って工事の人が下敷きになったり、基礎のコンクリートの柱に刺さったりという事故があった。
類似事例

ダイジャ
1982年 滋賀県
あまりに川が氾濫するので、直流工事を行ったが工事中に怪我人が出たり、土砂で埋まったりして、竜神の祟りだといわれた。また、大きな橋が折れたときには大蛇の怒りに触れたのだといって、お供えをすると橋は折れなくなった。
類似事例

ハッコツ,シタイ
1996年 栃木県
ある中学校でプールを作るとき工事中に白骨や死体が200人分ぐらい出てきたそうである。その後、それらをほうったまま工事をしていたら、その学校の体育祭には毎年のように雨が降った。それは栃木県の学校である。
類似事例

オヤゴロシヤマ,サイナンヤマ,イハイヤマ
1967年 栃木県
親殺し山を自分の持ち山としてしまうと、まもなく親が死ぬという。災難山、イハイ山ともいう。このことばは老年層にはよく知られているが、中年層では半数以下、若年層にはまったく知られていない。
類似事例

ヒノタマ
1967年 茨城県
しばしば起こる堤防の決壊によって改修を行わなくてはいけなかった。工事もはかどらないので、やってきた六部に聞くと人身御供が必要だと言う。身寄りのない六部が生き埋めとなって以来、工事は順調に進んだ。人々は六部供養の為に墓を建てた。
類似事例

ヤシャヘビ
1975年 岐阜県
夜叉蛇が沼の埋め立て工事中、工事の人にご馳走をしたいといって人間に化けて村人に膳と椀を貸してもらう。お礼に毎日軒先につけている鉤にいっぱいの魚をつけていく。鉤を金属製のものに変えたら魚を吊るしに来なくなってしまった。
類似事例

ヒトバシラ,タタリ,ミコ
1915年 宮城県
昔、堰を作ったとき、工事が難航した。困った村民は、古例に倣い、巫女を人柱にして工事を成就した。その後村民は疾病に苦しめられたので、これを巫女の祟りと考え、巫女御前神社を建立して神に祀った。
類似事例

(ゾクシン)
1973年 香川県
5月16日に、女性が牛で畑を耕したところその年が凶作だったので、5月には畑を耕さない。他に耕さないのは正月と9月である。
類似事例

タタリ
1991年 愛媛県
ある人が家を建てたら、3年に一人ずつ死んだ。祟りのある土地というのもあるかもしれない。
類似事例

ユウレイ
1983年 千葉県
昔、弁天橋には、弁天様のお社があった。それを川の改修工事で壊したところ、幽霊が出たため、お社を作り直している。
類似事例

ダイジャ
1979年 茨城県
開墾しようとした土地には昔から住む大蛇がいたので、始める前に大蛇退散の祈祷をした。工事終了後の田植えの頃、大蛇が現れ、その姿を見た村人は死んでいった。人々は神社を建て竜神社と名付けて大蛇を祀った。
類似事例

コウジンサマノタタリ
2005年 島根県
林道を作ったとき、荒神様を踏みつけてしまい、その祟りで地滑りがおきたり、工事責任者に良くないことがあったりしたという。
類似事例

オタカヤン,メガミ
1961年 山梨県
釜無川下流の小手川土手の工事にお高やんという声のいい美しい女が粘土つきに出ていた。お高やんの歌う粘土節があまりいいので、土工達がききほれ、工事監督は仕事のジャマになると、お高やんの出役を断った。しかし、かえって仕事の能率が落ち、工事監督はお高やんの居所を探したがついに見当たらなかったそれで、誰言うとなく、あれは能率増進のために現れた女神であるというようになった。
類似事例

キツネ,タタリ
1938年 青森県
いたずらで狐を驚かすと、その後次々と不幸が起き、一家は皆死に、家がなくなった。狐の祟りであると言われる。
類似事例

イケノヌシ,タタリ,コイ
1978年 新潟県
トンネル工事に来ていた若者が、タナの池の大きな鯉を鉄砲で撃ち、食べてしまった。その後、汽車に乗っているときに少し顔を出して、頭を打って死んでしまった。これは池の主の祟りだという。
類似事例

ユウレイ
1990年 栃木県
平成1年6月ごろ、思川にかかる観晃橋の架け替え工事をしていたら、工事現場近くのトンネルに赤ん坊を抱いた丸髷の女性の姿のようなシミが浮き出た。昔橋の下にあった女郎屋に身売りされた娘が川に身を投げて死んだ幽霊だといい、マスコミにも取り上げられ、7・8頃には大変な騒ぎになった。そして秋から冬になる頃には騒ぎは収まった。
類似事例

ダイジャ
1955年 神奈川県
昔、ある人が畑を耕していると、土の中の丸い穴から大きな蛇が出て来た。地面にさしたフズキグワに着物を掛けたまま逃げ出した。蛇はそれを人間と思って呑んでしまった。そのため、蛇は死んでしまい、ある家でその骨を秘蔵していたという。
類似事例

ビョウニンダ
1985年 茨城県
地蔵院が持つ田は誰が耕しても凶事が起きる。薬師寺の持ち田も次々と持ち主が代わり、良くないことが起こるので、安値で他村の人に売った。それでも土地を買った人はたたりが恐ろしくなり、寺にその土地を寄進した。
類似事例

ヤマイダ,ヤマエーダ
1956年 宮城県
昔からヤマエーダ(病田)と呼んでいる60坪ほどの田畑がある。隣村に住む地主の所有であったが,その後当町に寄付された。原因は不明だが,この田畑を耕す者には必ず不幸か不思議が生じるので,今も耕す者がない。
類似事例

ビョウニンバタケ
1985年 茨城県
病人畑だとは知らず桑畑を購入した家では不幸なことが次々と起こった。調べると、昔泊めた六部の坊さんを殺して金を奪った祟りで、火の玉が出て潰れた屋敷跡であることがわかった。すぐにこの土地を手放すと不幸はなくなった。しかしこれを買った家は不幸が続いた。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内