国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

シチニンミサキ
1985年 愛媛県
昔、長者の一家が何者かに殺されてから奇怪なことが起ったので、坊さんに頼み川の中にある大きな石に七人の霊を封じ込めた。毎年の盆の施餓鬼では、この七人ミサキに念仏をあげたあとで新仏に念仏をあげるが、この念仏を止めようとするとタタリがあるという。

類似事例(機械学習検索)

シチニンミサキ
1983年 愛媛県
長者一家七人が殺された。これから奇怪なことが起るので坊さんが部落の川の中にある岩に霊を封じ込めた。毎年盆の施餓鬼にはこの七人ミサキに必ず念仏をあげた。この念仏をやめると祟りがおこると言われる。
類似事例

シチニンミサキ,トリヂンミサキ
1954年 岡山県
大石部落には、昔から「七人ミサキ」というミサキ神が祀られていて、これが取り憑くために度々首吊りがあると言われる。ある老人は、夏の土用に急に寒いと言って炬燵を出し、布団に入っていたが、隙を見て抜け出し首を吊った。昔から首吊りが大勢出るので、お寺の院家さんにトリヂンミサキをして祀り、変死人を成仏させる習慣がある。
類似事例

シチニンミサキ
1975年 高知県
滝山という難所で六人が亡くなった。村人が占師にみてもらうと、七人みさきの祟りなので地蔵を建て毎年丁重に祀りなさいといわれた。七人みさきの怨霊は必ず七人の人間を取り殺すという。
類似事例

シチニンミサキ
1976年 愛媛県
七人ミサキは、淵や川などの人の死んだ所に出るという。声は出さないが、何となく死ぬ気になる。七人というのは、成仏していないものが七人いて、1人引き込むごとに古い順に成仏するという。
類似事例

シチニンミサキ
1983年 愛媛県
旱魃がおこった時、農民間で水争いがおこり、農民七人が殺されて人に祟りをなした。これを七人ミサキという。
類似事例

シチニンミサキ
1957年 愛媛県
御荘町節崎(ふっさき)の大きな用水池のほとりには七人ミサキが祀ってある。七人ミサキは7人の命を取らねばならないと言われ、毎年人が池で溺死するという。祀ってある場所は、昔の偉い侍が亡くなって埋められた場所で、以前に石グロや人骨が掘り出された。また、溺れかけた子に聞くと、池の向こう側で女の人がおいでおいでをしたのだという。
類似事例

シチニンミサキ
1985年 愛媛県
水死人を見たら、七人ミサキといって、七人取りあげなければならない。見捨てると祟られ、よくないことが起こる。
類似事例

シチニンミサキ
1965年 高知県
海に行くと七人ミサキに憑かれることがある。海で死んだらあとを誘う。七人とると最初の死人は仏になれるという。拝んでくれる人に頼んで、落してもらう。
類似事例

シチニンミサキ
1983年 岡山県
七人ミサキは、7人取り殺さないと古参の者が成仏できないために、いつも新たな仲間を狙っているのだという。
類似事例

シチニンミサキ
1985年 愛媛県
干ばつの年、農民の間に水争いが起こり、農民七人が殺されて祟りをなした。これを七人ミサキと言う。
類似事例

シチニンミサキ
1938年 高知県
七人ミサキはいつも7人で組んでいる。人を引くごとに、一番古いミサキから仏になるのだといわれている。
類似事例

ミサキ,イキアイ
1985年 愛媛県
海難事故等で死んだ人の霊をミサキと言い、人を一人殺すと成仏するといって恐れられた。ミサキに行きあって災いを受けるのをイキアイと呼び恐れた。ミサキには天ミサキ、海ミサキ、七人ミサキがある。
類似事例

シチニンミサキ,シチニンヅカ
1935年 高知県
七人ミサキは、7人の人をひきずりこまないと成仏できない。
類似事例

オニ,ユウレイ
1979年 岐阜県
昔一人の僧が美濃の国、今須の村にさしかかり、一夜の宿を乞うたが、どこの家でも断られた。仕方なく村のはずれの、墓場の六体地蔵の影で一夜を過ごすことにした。夜になると鬼が5、6匹出てきて、妙という老婆の幽霊をいじめるのを目撃した。僧はどこかの家で成仏できない人がいるのではと考え、一軒一軒尋ねると庄屋の母親であることが分かった。その老婆は生前欲深く村人に恨まれていたため、成仏できないのだろうということになり、僧は供養の為にお寺を建てさせた。その後鬼や老婆の幽霊は出なくなったという。
類似事例

オタチキサン,シチニンミサキ
1985年 愛媛県
戦死、水難などで非業死した霊を祭ったものを七人ミサキと呼ぶ。戦国の昔、石川源田悠人その部下六人が討ち死にした。その後、夜に死んだ主従七人が話しながら通るのに村人が出会うので、七人の霊を祀った。
類似事例

シチニンミサキ
1983年 愛媛県
水死人を見たら七人ミサキといって取り上げなければならない。見捨てると祟りがおこる。
類似事例

シチニンミサキ
1957年 愛媛県
城辺町大浜の黒崎バナには悪いミサキがいて、ミサキにサソわれるという。話者の祖父がいなくなり、大きなダケ(滝)があるので探しに行くと、ダケに草履があり、体も頭もコズになって死んだ祖父が流れていた。また、あるおばさんも落ちて、頭などが砕けてしまった。こうして非業な死に方をした7人の人が七人ミサキになるという。
類似事例

シチニンミサキ
1990年 愛媛県
非業死した霊を祭ったものを七人ミサキと呼ぶ。西条市木曳野のオタキチサンがいう小祠には、七人ミサキとも呼ばれ、昔石川源太夫とその部下六人が討ち死にし、その霊に村人が出会うようになったので祀ったという。
類似事例

シチニンカリュウド,シチニンミサキ,シチニンヅカ
1927年 静岡県
七人狩人の墓として伝えられる塚がある。七人みさきとも七人塚とも言う。7人の狩人が山に入ったまま行方不明になった。7人のミサキ(霊)を祀り、塚をつくった。
類似事例

シチニンミサキ
1957年 愛媛県
僧都の山出では、七人ミサキは、非業の死に方をした人が、6人か7人をとり殺せば仏になるというので、人を殺すのだという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内