(シノゼンチョウ) 1982年 群馬県 母親と北枕に寝た夢を見た。翌朝、母の死を知らせてきた。
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ユメ,ムシノシラセ 1936年 鳥取県 北海道にいた時、弟がお婆さんを連れて北海道へ訪ねて来た夢を見た。その服装が冬だというのに白い着物、しかも夏衣装だった。その夢を3回も見たので、電報で照会してみると、不幸があったということだった。
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(ヨミジガエリ) 1982年 新潟県 姑とうまくいかずに川に飛び込んで自殺した仲のよい友人が、夢に現れて誘うので一緒に行くと、川岸に舟があって白い着物を着た人がたくさん乗っていて、中にはいぜんに亡くなった人や、まだ生きている顔見知りの人もいたので、気持ちが悪くなって船に乗るのを断って戻って来た。
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ハハガユメマクラニタツ 1995年 福島県 中国での軍隊生活で胃腸を悪くして入院し、日々衰弱していたが、夢枕に母が立つや病気が緩解し、母の言う通り内地に還送され、瞬く間に快復した。母は病の電報を受けてから祈りを欠かさず、占いもしてもらっていた。
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ユメジラセ 1987年 岡山県 ある人の兄が戦死して1年位してから、夢に兄が兵隊さんに行く格好をして軍足をはいて歩く音がする。はっとみると兄が帰ってきている。帰ったの、と声をかけると、わしゃ行かないけんけぇ、といって出て行った。それでちょうど今のご主人と兄が同じ隊にいたので聞くと、兄がけがした後、兵隊さんと一緒に凱旋してきた日と、夢を見た日が同じくらいであった。父も母も見たことがないといったが、ある人のところには帰ってきたことを知らせに出てきたのだろう。
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クジラ 1999年 佐賀県 夢に鯨が現れて「今日はお参りに行くから取らないでくれ」と言ったが、聞き入れずに出漁したら、大風が吹き、船は沈没した。
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ウジガミ 1998年 富山県 重体になったとき、氏神が白衣を着た高貴な女性の姿をして夢枕に出た。その後回復したので、深く信仰していた。神戸まで参詣に行ったが、効験ありすぎて戦災死した。
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フネ 1990年 高知県 おばあさんが死ぬときに「船が来る、船が来る」と言った。「どんな船」と聞くと「きれいな船」と言った。そして、「ああきれい」と言って息をひきとった。
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チイサナウツクシイオボウサン 1975年 愛知県 ある人が病気になった。同じように病人のいる前の家から小さな美しいお坊さんが出てきて、縁の下に入るのを、夢うつつで見ていた。翌日、前の人が見舞いに来て「俺は治ったがお前は死ぬ」と言ったが、逆にその人は死んでしまった。
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(ユメノオツゲ),チゴイケ 1990年 長野県 ある時、刈谷原峠を母娘が通りかかったが、母親が倒れた。付近の家で休養したがなかなか治らず、幼い娘は一心に介抱した。ある日、夢で「近くの泉でおがみ、となえごとをしろ」とお告げがあり、その通りにすると目の前に母親への食べ物と薬があった。母親はすっかり元気になり、娘と共に善光寺へ向かった。
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ムカエニクルフネ 1990年 高知県 人が死ぬときには、先祖など身近な人の霊がきれいな身なりで船に乗って迎えに来る。
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シノヨチョウ 1992年 宮崎県 大船に乗る夢は、彼岸からの迎えが来る悪い夢で、死の予兆。
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タマシイ,ギオンマイリ 1933年 京都府 話者の知人の女性が夢に出てきて、自分はどの寺社に参ればよいか尋ねた。祇園社を推すと知人は納得した。それから2・3日後に知人が亡くなった。通夜で知人の縁者に話をすると、その人も同日前に同様の夢を見ており、祇園社へ参る途中であったという。
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ムカエニクルフネ 1990年 高知県 病人が死ぬときには、きれいな船が迎えに来る。来たらその病人は死ぬ。
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ユメ 1966年 愛知県 ある母が船頭の息子の夢を見た。のちに息子は遭難していたことが分かった。
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(リンシタイケン) 1992年 宮崎県 薄黄色の川原に行くような、朧な感じで船に乗っていた。誰かに呼び戻されて船から下りると、夢から醒めた。そのまま乗っていたらあの世にいってしまったろう。
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マサユメ 1946年 戦時中、工場で働いていた女教諭の話によると、中国に出征中の弟が帰ってくる夢を見たら、本当に帰還してきたという。また同じような夢を母も見たという。
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シノヨチョウ 1992年 宮崎県 彼岸から赤い船や赤い自動車が迎えに来る夢は、非常に悪い死の予兆。
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マサユメ 1946年 妹の主人が旅行している間、妹は実家に泊まっていたが、夜に海で自分の夫が溺れている夢をみて飛び起きた。帰ってきた夫に尋ねると、夢に見た時間に海で溺れそうになっていたという。
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カシカラソセイシタハナシ 1944年 岩手県 花巻にいた病人が盛岡の姉の元に白装束で現れた。気が変になったと思い後を追ったが見失ってしまった。そこに花巻から危篤の電報が届いた。行ってみると蘇生しており、事情を聞くと、昨日姉に会ってきたという。日時も事情も合っていた。魂が行ってきたのである。
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