カッパ 1927年 長野県 尻を取りに来た河童が腕を抜かれ、返してもらう代わりに接骨術と金創膏「紅梅散」を伝授していった。
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カッパ 1928年 福岡県 老人が馬鍬で水田をかきならしているのを見て、河童が隙を見て馬の手綱を取って走り出した。馬が狂ったように暴れて河童を綱でぐるぐる巻き込んだ。老人が助けてやると、河童は接骨法を教えてくれた。
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カッパ 1937年 鹿児島県 明治34,5年の事。接骨師が夜水浴びしていると河童に足を掴まれたので、その手を切って持って帰った。毎晩とりに来たが返さなかった。7日目の晩、河童が泣きながら7日を過ぎると付かなくなるというので返した。翌朝骨接ぎ法の書物が置いてあった。
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カッパ 1967年 福島県 ある夏のこと、草刈場に行った馬の尻尾に河童が絡みついたので、馬は驚き駆け出した。追いついてみると、河童が死にかけていたので助けてやった。そのお礼に骨接ぎの妙薬を教えてもらった。
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カッパ 1976年 宮崎県 日向国で河童に足を掴まれた為に、その手を切り取って持ち帰ったところ、毎夜河童が現れ手を返してくれるように願った。返す代わりに妙薬の仕法を教わった。
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カッパ,クスリ 1953年 群馬県 医者が往診の帰り、山道の途中の川橋で馬が動かなくなり、暗闇の中で医者は刀を振り、切り落としたものを家で見ると河童の腕だった。夜河童が訪れ、腕を返すとお礼に膏薬の作り方を教えてくれた。
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カッパ 1967年 福島県 草刈場に行った馬の尻尾に河童が絡みついたので、馬は驚き駆け出した。追いついてみると、河童が死にかけていたので助けてやった。そのお礼に骨接ぎの妙薬を教えてもらい、家伝薬とし、今でも販売している。
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カッパ 1928年 福岡県 接骨医師が、夜に便所に行くと尻を撫でられた。数回そのようなことが続いたので、刀を持って入った医師は、その手を切り落とした。その手は河童の手であった。河童に手を返す代わりに医者は接骨法を教わった。
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カアランベ,カッパ 1927年 愛知県 カアランベ(河童)から薬を伝授された接骨医がいる。重傷者が訪れた時には、家の横の池を一回りするとカアランベが出て療法を授けるという。
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カッパ 1991年 山梨県 さる山小屋でヒジロ辺が異様に濡れているということが何度も起こったので、抜き身の刀を持って寝ずの番をしていると河童が夜陰に乗じて現れたので、刀を払った。翌朝、河童の片手が切り落とされていた。その昼下がり1人の小娘が訪ねてきて、また、河童には河童膏という妙薬があり切り落とされた手など治るから、手を返して欲しいという。この膏薬の秘法とひきかえに手首を受け取って、河口湖へ姿を消した。
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カッパ 1989年 長野県 かっぱの腕を切った武士が、着られた腕は元に戻らないだろうとかっぱに言うと、かっぱは繋げる技術があると言った。人間の腕が取れたり折れたりしても有効な技術だというので、腕を返す代わりにそれを教えてもらった。武士は城に帰ってから侍でも農民でも直してやったので、やがて藩お抱えの接骨医になった。諏訪藩の立木さんがそうだという。
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カッパノヒヤク 1986年 埼玉県 池山と呼ばれる池があった。農夫がここで草を刈っていると一匹の河童が現れ、いたずらを始めた。追っても追ってもいたずらをやめないので、農夫は持っていた鎌で河童の腕を切り落とすと、河童は池の方へ逃げて行った。農夫はそれを持ち帰った。その晩、農夫の家に河童が美しい女の姿で現れ、昼間の行いを謝罪し、腕を返してもらうよう頼んできたので、農夫は腕を返してやった。すると河童はお礼に、切れた腕でも足でもつなぐ薬の作り方を教えて立ち去った。
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キツネ 1939年 岐阜県 下呂近郊の某医師の3代前の祖先は、山へ仕事に行ったときに狐が足を石で打ち動けなくなっているのを見て気の毒に重い、家に連れ帰り手当てをして全治した後に山に放した。狐はその礼として折れた骨を治す秘法を教えた。その為今日に至るまで大いに繁盛しているという。
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カッパ 1935年 新潟県 馬の脚を引く河童の腕を切り落とした。その夜、河童がやってきて手を返して欲しいと言う。手を返す代わりに妙薬の調合法を教わった。
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カッパ 1928年 福岡県 ある接骨医の美しい妻が夜更けに便所で尻に触る手を切り落とした。河童であった。手を返せという声が接骨医の枕元でする。手を返すかわりに河童から接骨方を教わった。
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カッパ 1928年 福岡県 接骨医が夜に便所に行くと尻をなでまわす手がある。切り落とすと河童の手であった。それから毎夜「手を返せ」という河童の声がするので、返かわりに接骨法を習った。
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カッパ 1935年 静岡県 片腕を取られた河童が、交換してほしいといって特別の薬を教えた。
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カッパ,ジュウイチニノショウニ 1991年 山梨県 下條村に切疵の薬を売る農家があった。その父が師走の末に釜無河原を通ると11、2なる子が馬の尾に縋っているのでそこをどけというが、聞かないので山刀を抜いて切るまねをするとたちまち消えてしまった。宿へ帰って馬を洗おうとすると、尾房を猿の腕のようなものが掴んであった。その翌朝戸外に小供の声がして、主人を呼ぶ。戸を開けると112の小児がいて平伏し、私は釜無川の河童だが、腕を接ぐ妙薬があるから腕を返して欲しいという。河童はその薬方と腕を交換して帰った。これが国中に名高い下條の切疵の薬である。
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カッパ 1985年 熊本県 網にかかった河童の腕を切り落としたところ、子河童が現れ腕と引き換えに赤痢止めの妙薬を伝えた。
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ガワッパ 1985年 熊本県 種山の河童膏薬は便所に現れた河童の腕を切り落とした老人が腕と引き換えに教わったもの。そのとき同時に川岸に石塔を建て、それが腐るまで子供を川に引かないと約束させた。
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