国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ヤマジョロウ
1977年 高知県
ミツジ山にはけがれた人が入るとヘンゲが出る。髪の長い20歳位の女が木の枝に止まりニカニカ笑っているが、腰からしたがない。山女郎である。法を知っている人が2回九字を切ると顔色が変わり、3回切ると風のように消えたという。

類似事例(機械学習検索)

ヤマジョロウ
1985年 愛媛県
山に山女郎という、とても美しい女がいた。女が投げかける媚びを含んだ笑みに合わせて笑い返すと、その男は死んでしまうと言われている。
類似事例

ヤマオバ
1965年 宮崎県
山おばは長い髪をした美しい女。山奥にいて、人を見るとニコッと笑って、血を吸う。
類似事例

ワライオンナ
1942年 高知県
笑い女は、姿は見えないが、ゲラゲラと笑い声がする。夜、深山に出る。
類似事例

ヤマオナゴ
1992年 宮崎県
男が山仕事を終えて帰る途中、笠を飛ばされて薮に入ると、足元までの長い髪をした、白衣の女がケタケタ笑っていた。ヤマオナゴだと思い、とっさにキセルを構えて身構えた。女は身構えると下がり、退くと近づいてくる。これを繰り返して村まで近づいたら、ようやくあきらめて帰った。男は恐怖のあまり、人が変わったようになってしまったという。
類似事例

オンナ
1991年 秋田県
ある年の冬の初め、若いマタギが7人で山に入った。その夜から吹雪になった。2日目の暮れ方に女が小屋にやって来て泊めてくれといった。その晩女は6人の男の魂を吸い取ったが、最後の1人は起きていたので山刀を突き立て命が助かった。
類似事例

オンナ,タヌキ
1929年 長崎県
老人が隣村からの帰りに、前からやってくる女と会った。知り合いの女だったので声をかけたが、女は笑うだけだった。狸だと気づいた老人は、女の行く手を阻んだ。キャンといって飛び上がると、女の姿は消えていた。後日、老人がまたこの道を通って目的地に行こうとした。全く着かないのでおかしいと思っていると、正反対の方向に進んでいて、山の頂上に座っていた。
類似事例

タヌキ
1985年 高知県
若い女が白い布を頭に載せて山越えをしている。これは魔がつくのを防ぐためといっていたが、その人を狸と思って切りつけた。朝になると毛が生えてきて狸になった。
類似事例

クチサケオンナ
1990年 岩手県
口裂け女。口が耳元まで裂けていて髪が長い。鎌を持っている。白い着物を着ていたかもしれない。「私きれい」と尋ね、気に入らない答えの場合、鎌で切り付ける。足が速いので逃げてもおいつかれる。
類似事例

ヘビ
1978年 山梨県
ある嫁が山仕事をしていたとき、休んでいると高い木からヘビが針(舌)を出して血を吸った。村人が見つけて一命はとりとめたが、その人は一生蒼い顔をしていた。
類似事例

ヤマイヌ
1939年 岐阜県
山犬が山中で口の中に骨を立てているのをある人が抜いてやった。翌日1人の女がやってきて、傷薬の作り方を教え、山犬の牙を落として去った。この牙で傷をなでると傷が快方に向かうという。山犬が女に化けて礼に来たのだといわれる。
類似事例

ヤマノヨウカイ,タヌキ
1958年 香川県
木割りにはマショウヨケがつけてある。山の妖怪に会った時これを頭上で三回振り回すとマショウが落ちる。ある時、狸に化かされて目が見えなくなった人の頭の上を、ハザエを取り除いた木割りで大きく三回振り回すと明るくなったという。
類似事例

ヤマジョロウ
1983年 愛媛県
大谷の近くの山に山女郎という美しい女がいた。その女の笑いかけに合わせて笑い返すとその男は死んでしまう。
類似事例

ユウレイ
1989年 長野県
世の中が恨めしいとき、生前の恨みを忘れられず執念を晴らすために、幽霊が出るという。また、非行防止のためにも出るという。白い着物を着た、長い髪で痩せた手の、足のない女である。お墓や柳の木の下に出るという。
類似事例

ヘビ
1975年 福島県
若い女が山道を通ると男が出てきて、帰りも必ずここを通れ、何か物を置いていけというのでハンカチを渡した。戻ってみると男はおらず、ハンカチで鉢巻をした蛇がいたので、女は化かされたと思って逃げてきた。
類似事例

オンナノシカバネ
1976年 和歌山県
熊野の山中に、長8尺ばかりの女の屍があった。髪は長く、口は耳の辺りまで裂け、目も普通より大きかった。
類似事例

ヤマンガミ
1958年 鹿児島県
山ン神は女性とされている。12月29日は山ン神が出られる日で、それ以後は山へ行ってはいけない。父が29日に山に行ったら、長い髪を後ろにたらした美人がいた。笑っていたが、父を見たとたん髪を前にたらして顔を覆い姿を消した。その後、父は3日ほど寝込んだ。
類似事例

ツツジノムスメ,マショウノケシン,アタタカイモチ
1987年 長野県
若者は,毎晩毎晩細い身で険しい山を越えてくる娘に疑いを抱き,魔性の化身に違いないと思うようになった。娘と関係を続けると,いずれ食い殺されてしまうのではないかと考えた若者は,娘の殺害を決意する。山中の断崖で待ち伏せしていると,娘が疾風のような速さで通り過ぎようとした。若者が踊り出て娘の体をつくと,娘は叫び声を上げながら谷底に落ちていった。その後,娘の落ちた辺り一面に真っ赤なつつじの花が咲き乱れるようになった。娘の血が花と化したものだという。
類似事例

ジャノメガサノヒヒ
1991年 香川県
薄暗い山道を蛇の目傘を差した若い女が歩いてくるのを見つけた男は、近寄って声をかけた。顔を確かめようとしたが見えず、「イヒヒ、ヒヒッ」と笑うだけだった。以後これは蛇の目傘のヒヒと呼ばれた。
類似事例

テング
1963年 愛媛県
キノコ狩りをしていた1人の女が岩の上で涼んでいると、天狗が現れて岩の上から女を落とした。女は髪の毛がなくなり、坊主頭になった。以来、この岩を「天狗岩」という。また、この天狗が日向の鼻の松の木の上で常に見張りをしていたので、この木は平らで上に延びないのだといわれている。
類似事例

セイタムジナ,ヒノタマ
1991年 石川県
清太という者が夜遅くカイケという昼なお暗い場所を通ったら、火の玉が出ては消え、そこから女が現れて清太を見つめた。脇差で切りつけると石にあたった音がして、火の玉も女も消えた。脇差は三寸から先が折れていた。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内