ヤマノカミ 1992年 宮崎県 山の神は年老いた長髪の女とも、若いきれいな女だともいう。
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クチサケオンナ 1990年 秋田県 口裂け女。口は耳まで裂けていて、マスクで隠している。髪は長くボサボサで、足が速く鎌を持っている。人に会うとマスクをとって「私きれい」と笑う。鎌で藪を切り分け、山を非常なスピードで駆け巡る。町の山奥に隠れ住んでいる。嫁に行けなくて精神異常になったという。
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ヤマオバ 1965年 宮崎県 山おばには男もいる。大きな人間である。1910年ごろ、東郷村(現・日南市)のおすず山で猟師に撃たれた山おばがいた。節のある毛が3尺もある男の山おばだった。
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ジャノメガサヲサシタオンナ 1988年 長野県 山にはじゃのめがさをさした女が出る。
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オンナノシカバネ 1976年 和歌山県 熊野の山中に、長8尺ばかりの女の屍があった。髪は長く、口は耳の辺りまで裂け、目も普通より大きかった。
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オンナ,タヌキ 1929年 長崎県 老人が隣村からの帰りに、前からやってくる女と会った。知り合いの女だったので声をかけたが、女は笑うだけだった。狸だと気づいた老人は、女の行く手を阻んだ。キャンといって飛び上がると、女の姿は消えていた。後日、老人がまたこの道を通って目的地に行こうとした。全く着かないのでおかしいと思っていると、正反対の方向に進んでいて、山の頂上に座っていた。
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ヤマジョロウ 1983年 愛媛県 大谷の近くの山に山女郎という美しい女がいた。その女の笑いかけに合わせて笑い返すとその男は死んでしまう。
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サルノヨウナモノ 2000年 岡山県 夜に山へ猟に行ったら、岩穴で夜叉のような者を捕まえた。髪が長く膝に垂れ、顔は女に似ていた。見物していた70歳余りの老人によれば、おおよそ100年前に突然発狂して山に入った妊婦ではないかということだった。
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ヤマオノコ 2000年 深山では山おのこに会うことがある。背の高さは2丈ぐらいで、鬼のような姿をしている。力自慢で、頼むと柴を背負って麓まで送ってくれる。
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ヤマジョロウ 1985年 愛媛県 山に山女郎という、とても美しい女がいた。女が投げかける媚びを含んだ笑みに合わせて笑い返すと、その男は死んでしまうと言われている。
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ヤマノカミ 1937年 滋賀県 山の神は女神で、年取った醜い顔で非常にやきもち屋である。これを笑ったりすると怒りに触れる。
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ハエ 1973年 新潟県 昔、春に山で休んでいると、眠ったおばの鼻から蝿が飛び出した。蝿が帰ってきたところを殺したらおばは死んでしまった。
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クチガミミマデサケタヒト 1977年 神奈川県 ある老人が親類の家に行った帰りに坂を登っていると、きれいな女の人がかぶりをして後ろから登ってきたので、夜も遅いから気をつけなさいといって見送った。その後に男の人が来たので、この先に女の人がいると伝えた。すると、男はその人はこんな顔ではなかったかと振り向いた。その顔は、口が耳まで裂けていた。
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ヤマノカミ 1982年 新潟県 山の神の祭りの日には、山で髪をすくきれいな女をみたといい、山中で髪をとかすことを禁じている。
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ワライオンナ 1942年 高知県 笑い女は、姿は見えないが、ゲラゲラと笑い声がする。夜、深山に出る。
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ヤマヒメ 1956年 鹿児島県 山の神は女の神であるという。山中で山ヒメに出会ったときは、山ヒメが笑って、額に舌がついて目が見えなくなったときに逃げなくてはいけない。そのとき、火のついたままの提灯を投げるとそれを拾うので、その間に逃げればよい。
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ヤマ ノ カミサマ 1960年 三重県 昔山奥に行った人が、河原で綺麗な着物を着て髪を洗っている女に出遭い、見たことを話すなと口止めされた。これが山の神様。
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クチサケオンナ 1990年 福井県 口裂け女。口が耳まで裂けていて、普段はマスクで隠している。髪が長く年齢は25歳くらいで、走るのが速く、鎌を持っている。容貌にコンプレックスがあり、「私きれい」とたずね、きれいといわせて自己満足する。否定すると持っている鎌で殺す。
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ヤマジョロウ 1977年 高知県 ミツジ山にはけがれた人が入るとヘンゲが出る。髪の長い20歳位の女が木の枝に止まりニカニカ笑っているが、腰からしたがない。山女郎である。法を知っている人が2回九字を切ると顔色が変わり、3回切ると風のように消えたという。
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ワライオンナ 1936年 高知県 笑女(わらいおんな)は奥山におり、男が通ると近づいてくる。始めはニコニコしているが、段々声を出して笑い、しまいには山谷に響き渡るように笑う。
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