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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オオビタキ
1990年 香川県
朝早くか夜おそく、塩田の仕事に行ったら、オオビタキが釜の中で火を焚いていた。人間が近寄ると、黒いもの2人が釜をかついて行き、一定の距離ををいうて火を焚いている。焚いていた場所に行ったが、燃えかすはなかった。

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オビタキ
1983年 香川県
オビタキというお化けは大きな火をたいていて、近づくと向こうへ行くという。
類似事例

キツネ
1991年 石川県
木炭の釜の場所が勢いよく燃えている燃えているように見えたので、持ち主に教えてやった。すぐに見に行くと、なんともなかった。狐に騙された。
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ヤマブシ
1976年 和歌山県
熊野山中で炭を焼く者の所へ7尺ばかりの大山伏が来ることがある。魚鳥の肉を火に入れれば生臭さを嫌って去る。また、白い姿の女が猪の群れを追いかけて来る事があるという。
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オオビタキ
1981年 香川県
妖怪オオビタキ、オビタキは夜中に大火をたく。えんまはんのような顔をしたものが頭巾をかぶって畳半畳ほどの火を4人で担いで走ってくるという。相撲取りの恰好をして山からナワスジを通って火を担ぎながら下りて来るともいう。
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リュウ
1986年 滋賀県
奥山という山は昔から炭焼きが盛んだった。炭焼きさんが炭焼きをしていたら、空が急に暗くなり、大きな雲の上に大きな龍があらわれた。それでそこの谷には誰も仕事に行かない。そこは木も生えず、伸びもしない。
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タヌキ
1973年 香川県
木沢の塩田の釜たきは、12時間交替で仕事をする。夜12時頃、石炭殻を土手に捨てていたら汐の引いたところで娘がカニをとってガリガリかんでいる。「狸だ」と言って殻を投げつけたら、変な声を出していなくなった。
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タヌキ,ヒ
1975年 愛知県
夜、ある人が手ぬぐいをした嫁が火を焚いている様子を見た。火がぼーっと見えるので、翌朝そこへ行ってみたが火の気はない。狸が火を点すのだという。
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キツネビ
1955年 岡山県
ある秋の晩、魚をザックに入れたおばさん二人が帰る途中で狐の火を見た。狐の火は青みを帯びて後光が差さない。いくつにも別れたと思うとまた集まる。一人は油揚げを右手に持ち、取られてたまるかと警戒して歩き、部落に着くと火は消えた。
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カワボタル
1938年 千葉県
夜中、二人が釣りに出たら、突然嵐のような天気になり、やがて周りは真っ暗になった。その時、水中より青い火がひらひらと燃え上がり、一人の舟の方に近づいてきた。目をつぶって念仏を唱えたら消えた。翌日、漁師に話を聞くと、このようなカワボタルが出るのは常のことであると分った。もし追い出そうとして叩いてしまったら、砕け散って舟に火をつける。単なる炎ではなく、油のようにぬるぬるして落ちないという。
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オカマシャ
1956年 宮城県
塩土翁神が塩を焼いたという四つの神釜を神体とする。一口は径四尺、三口は四尺八寸の鉄釜で竜神が献じたといいつたえ、今そこを釜渕という。毎年7月10日汐汲み神事を行い、海水を釜渕から汲んで神釜の水を替える。釜は初め七口ないし十五口あったとも。のち四方に散在し、二口は野田、一口は釜渕、四口は加美郡色麻村の四釜、二口は肝沢郡水沢の塩釜、一口は黒川郡富谷町志戸田、一口は仙台市石名坂円福寺にあるという。汐を駄送したとき、和加佐彦命が童形に化し、紫の腹かけを着けて牛を牽いた。牛はのちに石と化して牛石となり、藤のムチから根を生じたという。子供に紫色の腹かけを着せると丈夫に育つといわれる。
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ウニガマ
2001年 鹿児島県
塩道にオニガマという場所がある。そこに兄妹が住んでおり,兄は鬼だった。兄が人の骨などを炊いているのを妹が見つけ,逃げ出した。兄が追いかけてきたが鍋に引っかかったので妹は逃げられたという。
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ヤマフ
2000年 福島県
村民2人が奥山に入ったまま帰れなくなった。大木の洞に入って火を焼いていたら、唇口が長く丈が6尺程ある山婦が現れた。山婦は火で沢蟹を焙って食べた。山婦は猿が老いたものだという。
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キツネビ
1983年 東京都
おふくろさんが炭を背負って人家の方を見ると火が燃えていた。当たらせてもらおうと行ってみると、火が見えない。マガメに行ってよく見ようと思ったとき、狐が消えたということである。これも狐火である。
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〔シンブジマ,カミカマジマ〕
1956年 宮城県
塩土翁神が汐を煮るときに、竜神が釜を献じたという。
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(チイサイニンゲン),イタチ
1964年 福島県
ある夕方、井戸ばたで仕事をしていたら、かたわらに60センチメートルほどの人間が突然でてきた。たとえようもない見ぐさい(見苦しい)顔であった。「ぽこ、ぽこ」と青赤い火が2,3メートルも立ち上がってぽっと消える。いたちのしわざだという。
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バンレイ
1974年 東京都
天明年中、ある者が鰻を仕入れたが買った覚えのない大鰻が2匹混っていた。裂こうとしたが手慣れているにもかかわらず錐で手を刺してしまった。他の者がさばこうとすると腕に巻きついてきて、尾で脇腹を打ってきた。助けるつもりはないからおとなしくしろと言ったら料理できたが、死体を焼く匂いがした。その夜丑3つ時のころ、鰻の生け簀の所でおびただしい音がして、驚いて行ってみると、上にのせた石はそのままだった。中を見ると多くの鰻が蛇のように睨んだ。もう1匹の大きな鰻は消えていた。
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テング,グヒンサマ
1947年 山梨県
山で炭を焼いていると沢から魚釣りが来て声をかけた。鴉が廻りをぐるぐる飛んでいた。姿を確認しようと顔を上げたら消えていたのでちかくの人かと思ったが用事で出かけていた。天狗の仕業だという。
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キツネ
1979年
塩屋で塩を焼いていた男が、ふと釜の下の火の間から向こうを見ると、狐が雁を抱いているのが見えた。不思議に思い釜の上から見ると、女が子を抱いていた。また、狐火を狐の提灯ともいう。
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キツネ
1974年 滋賀県
火が入っていない炭窯に、火が見える。狐が火を噴いていると言った。
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マツトムジナ
1989年 新潟県
狢の捕獲をしようとすると、山から火が上がったように見えたが実際は何もなかった。掘っていた狢穴を燻そうとすると、何も出てこないままに佐渡の方から煙が立った。
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