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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヒノタマ,ヒトダマ
1990年 香川県
朝4時半頃、長男と漁をしていたら、西の佐柳島の方から人魂が飛んできた。青とも紫ともいえぬ色で、長く尾を引いて飛び、海の中に落ちた。明くる日、佐柳島の人が死んだ。

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ヒノタマ,ヒトダマ
1990年 香川県
漁に出ていたら、東の方から人魂が飛んできて、高見の島には着かず途中で落ちた。嫁に行っている娘に何かあったのかと思ったが、高見から大阪に行っているよその人が死んだのだった。
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ヒトダマ
1981年 福島県
子供の頃、近くの寺の裏から人魂が出て、飛ぶのを見た。青白く尾を引いている。この人魂が落ちた先は墓場であった。人魂が飛ぶと、翌日には誰かが亡くなったという知らせが必ず来る。
類似事例

ヒトダマ
1992年 奈良県
近くの家から人魂が出てきた。10センチメートルぐらいの青い火の玉で、尾を引きながら4・5メートル飛んだ。半月ほど後、その家の人が死んだ。
類似事例

ヒトダマ
1983年 神奈川県
人魂はゴムまりの大きなようなもので、尻尾も何もなく、後光がさしたような光があり月のような色をしてふわふわ横に走って行く。それが飛ぶと人が死ぬとよくいわれた。
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ヒトダマ,ヒノタマ,オニビ,ヒカリダマ
1982年 群馬県
人が死ぬとき、魂が人魂になって出て行く。3日前に出て寺に行く事もあるという。長さ3m、幅15㎝程度。色は青、赤、赤い玉で尾は青、お月様のような色などという。波のように上下しながら飛ぶ、ノロシを曳いてすーっと飛ぶ、ふらふら飛ぶ、などという。
類似事例

ヒトダマ
1983年 東京都
大正初期、曇っていて薄暗い日の3時か4時頃、透き通ったオレンジ色をした丸いものが飛んだ。光らず、尾も曳いていなかった。あまり速くなく冬の太陽の高さだった。森の近くで消えた。人魂は、見ない人は一生見ないし、見る人は二度も三度も見るという。
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ヒトダマ
1983年 東京都
緑町の人が、夜9時頃、親子3人井戸端で歯を磨いていたら、近くの家の屋根を越した辺りから人魂が提灯のようにゆっくりふらりふらりと暗い空を東方に飛んで行くのを見た。次ぎの日、その家の人が亡くなったと言う。
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ヒトダマ
1973年 香川県
人魂は、晩方早いうちはスーと飛ぶが、夜遅くなってくるとユラユラ飛ぶという。家で死者が出るときは、その家の人には人魂が見えないが、他の人には見えるという。
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タマシ
1966年 青森県
親戚の子が田舎に帰省中、豊年祭があった。宵宮の前夜、出入りの男が男の子を田楽灯篭の前で見た。呼びかけても返事がないので不思議に思ったが、家で聞くと「早く寝た」という。翌朝、男の子は魚釣りに行って、溺れ死んでしまった。前夜見たのは男の子の魂であった。
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ヒトダマ
1989年 岐阜県
大正末年、夜道を歩いていて人魂を見た。テニスボールくらいの大きさで、ローソクの焔のようにぼぅーっとしたものが20センチほどの尾をなびかせてふわふわ漂っていた。温かみのある、くちなし色をしていた。翌日その家の人が亡くなった。
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ヒノタマ,ヒトダマ
1990年 香川県
ある人が42才ぐらいで亡くなった。そのときそこらがパッと明るくなり、隣の屋根に抱えるくらい大きな人魂が出てきて、飛んでいった。
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ヒトダマ
1983年 東京都
梶野町の人が言うには、東の方からオレンジ色の人魂が此方に向かって飛んで来て消えたが、そのときは三鷹の叔父さんが亡くなった時だった。
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ヒトダマ
1983年 東京都
人魂の色は月の赤味を帯びた色か青白い。大きかったり小さかったりして、尾を曳いていたりいなかったりする。夕方や夜に出ることが多く、出て行く時音がすると言う。落ちた場所には石鹸のようなものがあったと言う。
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ヒトダマ
1959年 福井県
隣の家の息子さんが亡くなった時、便所の方から浜へ人魂が飛んだ。
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ヒトダマ
1991年 石川県
風呂に行くとき、集会場のあったところで青い人魂を見た。地面から出て、空に浮いていた。人骨が残っていたらしい。
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フナユウレイ,シキボトケ
1932年 福岡県
満月の頃にまよい船が出て、話し声が聞えたりする。およそ30年前、4人連れで盆の15日の晩に沖へ鯖を捕りにいくと、人の首が海面に浮かんできて、笑ったり転がったりした。捕れた魚はみな草鞋であったという。4人は発狂して死んだ。船幽霊は盆にしか出ない。しきぼとけはしきゆうれいと同じもので、船がそこへ行くと動かなくなる。
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ヒノタマ,ヒダマ
1964年 鹿児島県
海で人が死んだ日に漁に行った人が、破れ帽子をかぶり、つり竿をかついで、海の上に立っている大きな人を見た。顔が見えなかったが、天の方に向かって火玉となって消えていった。
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ミノムシ
1980年 滋賀県
3月、午前3時頃に船に乗って沖に出ていた時、何かが1つ光った。手で払ったら、光は金粉をまいたように散らばった。これはミノムシといって、水死した人の亡霊が浮いたものだという。
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アオイヒ,ボウレイ
1929年 鹿児島県
ある夏の真夜中、港に泊まっていた漁船の所に、丘の方から青い火がちらちら輝いて舟に近づいて来た。船頭が目を凝らして見ると白骨の岩窟から亡霊が四五人歩いて来るので恐ろしくなって船室に逃げ込んだ。その姿は舟上で消えてしまった。もしかすると内地から来た人の亡魂が故郷恋しさに船で帰るのではないか。
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ヒトダマ
1981年 茨城県
子供の頃、人魂を見た。北から南へ飛んでいく、くすんだ橙色をした火の玉を見た。大きく見えたが、その数倍の尾を引いて、10秒ほど光ってから消えた。
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