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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ブシノレイ
1979年 長崎県
1907年生まれの女性N夫人は、島原の乱に篭城し生き埋めにされた武士の霊がついている。身体の不調をミコにみてもらったのがきっかけで判明。結婚をきっかけにその霊は婚家にうつり、ミコのおつげにしたがって祭ることによって婚家の守護神になった。

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イヌガミ
1985年 愛媛県
Hというおとなしい体格のよい男がいた。Hの母親の実家は犬神筋で、嫁入ってからこの家も筋になった。Hの恋人だったSという女性がN男に嫁いだ後で、SにHの生き霊が憑いて大騒ぎをした。
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ミコ
1981年 東京都
Dミコは17歳のときランニングをしていて急に息が苦しくなり、体がしびれて舌がもつれ、気が遠くなる。小笠原のミコにきくと神信心しないといけないと言われ、信心したが時々カミシブレになった。22歳で大賀郷へ来て結婚、長女が生まれまたカミシブレが激しくなる。27歳で大病をし死にかかったが、Bミコが拝むと「島で大急ぎで祈祷せよ。神の道に入れば助けてやる。3日猶予をやる」と神の指示があった。神の言葉どおり3日目に床起しができたという。それ以後Bミコらについて修行をし、カミソーデを受けた。
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イワイガミサマ
1959年 大分県
イワイガミサマと呼ばれる神を屋敷内に祀る。旧家でのみ祀り、大友戦争の時に夫婦連れで落ちてきて死んだ武者の霊を祀ったものという。災いをするのでその場所を掘ると髪の毛が出たので別の場所に埋めた。すると家人が病気になったので元通りに埋めなおした。
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レイ
1974年 長崎県
23歳の女性。父の通夜の晩に心臓が停止するような気がして身体が動かなくなった。病院に行っても回復せず、ミコにおうかがいをすると、父の霊と父についていた先祖の霊がともに乗りうつったとのこと。法華宗の信心に徹すると回復した。
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ミコ,インネン
1981年 東京都
Bミコは若い時5年間東京で勤めていたが、17歳の頃から良い着物にかぎり質屋に入れたくなり、20歳頃から不眠、めまいを感じ時々川に潜ってみたくなったという。21才で母島に帰ったが、異常をきたしたためAミコに見てもらうようになった。彼女はAミコのもとで修行をし、23才でカミソーデを受けた。この時曽祖父dの霊がBミコに降りた。dは幕府の御用船の船主だったが、大きな旅館の女将eと姦通し、それでeが苦労し、大事にしていた着物を全部売り後に身を投げたというインネンがあることがわかった。
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ヤシキガミ
1985年 愛媛県
主人が大病したとき、大洲のえらいおがみやさんにおがんでもらった。四百年前の霊がとりついていると言われた。家まで来てもらったおがみやさんは「ここへ塚を建てて祀りなさい」と言った。主人の病気は治り、家の守り神となっている。
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タマシイ
1949年 青森県
昔、博奕打ちの妻がお産のときに死んだ。その後、その妻の魂が幽霊になって亭主の元に現れるようになった。恐れた亭主が尼さんに相談すると、菰を編んでくるまって寝るとよいといったのでそのとおりにすると、それ以来妻の霊は出なくなった。
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イヌガミ
1985年 徳島県
以前ある老婆に、犬神筋の男性の犬神が憑いた。女性はその男性の声で、自分の由来を具体的に喋ったという。近くの祈祷師に拝んでもらい、犬神を落としたという。
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イヌガミ
1936年 徳島県
犬神筋の家の者に恨まれた男の夫人は、犬神に憑かれて様々な病気で苦しんでいる。
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ゴミソ,カミサマ,カミノチカラ
1967年 青森県
T・Sは結婚後間もなく体が弱く医者に見離された主人のために神信仰をはじめたことによる。当時は石ころを神体として拝んでいた。主人の病気を28日で治そうと決めて祈祷をしたところ、28日目に起きることが出来た。
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ダイジャ
1978年 東京都
明治初年、大きなクヨ(鉄砲水)で若妻が行方不明になった。ウカガイに祈祷してもらうと「嫁は長峰の池にいる」という。行ってみると嫁は大蛇に変じ、池に住んでいた。遺族は自宅裏に小祠を設け、嫁の霊を祀った。この祠は俗に蛇神様とか弁天様と呼ばれている。
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オイナリサマ
1968年 佐賀県
稲荷様は家に具合の悪いことがおきたとき、法印に勧められて祀り始めることが多い。ある家の稲荷様は、1935年前後、祖父の弟の家が潰れたとき、その家で稲荷様を祀っていたことを誰も知らなかった。ところがその家の女の人が、初午の頃に毎晩稲荷様の夢を見て、そのお告げによってその家に稲荷があったことを知り、祀るようになった。
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イチジャマ
1972年 沖縄県
代々悪霊に取り憑かれたイチジャマ(生悪霊)の家系は「種子を悪くする」という事で結婚に支障があった。家族の反対を切ってイチジャマの噂のあるN家の娘と結婚したM家の息子は間もなく死去した。
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ユウレイ
1974年
井伊掃部頭の家臣の内室が嫉妬のあまり病気になり死んだ。それより毎夜戌の刻に内室の幽霊が現れるようになった。夫は勇士であったが、霊が来ると怖がった。ある人が霊に向かって武士の妻として恥ずかしくないのかと言ったら出なくなった。しかし夫は死んでしまった。
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ヤコ
1974年 長崎県
坪井ミコの成巫過程。十代後半に身体に不調をきたし、面識のない養家先のオジの死霊がついていることがわかった。供養すると完治したが、死霊を運んできたヤコが身体に残った。その後そのヤコを祭ってミコとなった。
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キジョ,イケイノモノ,ヨウカイ,レイキ,アクリョウ
1977年
江戸小石川で享保12年4月、ある家に妻として入った人の周りにその家の代々の霊が昼夜の隔てなく鬼の形にようになって現れ、妻を取り殺そうとしたところ、代々屋敷の鎮守をしているおまん稲荷により助けられた。
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カミサマ,ウンサダメ
1967年 新潟県
昔、大工がお宮に泊まっていると、夜中頃、村で生まれた娘は泊まっている大工と結婚すると神々が話しているのを聞いた。結婚が遅くなるのを嫌って大工が娘を殺そうとしたが果たせなかった。結局20年後にその娘と結婚した。
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ミコガミ
1975年 岡山県
祟って困るミコ神を川へ流したり、神社の境内に置いたり、神官の家へ預けたりしたと言う話がある。湯原町の家ではずっと子供にカサが出て困ったことがあり、神官藤原氏のところへミコ神を預けていたと言う。預けた後は祟りがなくなったという。
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ミコガミ
1978年 岡山県
ミコ神さんはおできの神様であり、納戸に祀る。娘が嫁に行くときはついて行く。殊に長女によくついて行く。中島家には昔はミコ神さんはいなかったが、中和村吉田常藤の渡辺という神主の家から移ってきた。シンルイなので移ってきたという。祀って欲しいしるしとして物を出し、祀ると治る。甘酒が大好きであり、旧12月13日が縁日である。この日には甘酒を飲む。
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シノダミョウジン,キツネ
1934年 大阪府
朱雀天皇の時代、摂津住吉に阿部保名と葛の葉姫という夫婦がいた。妻の体が弱いので保名が信太明神に祈願すると、猟師に追われた狐が来たので助けた。結願の日、夢で老人が、妻の病を治し子を与えるといった。男児が生まれたが、ある日妻が狐になり、信太明神の神旨で妻になったと語った。
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