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検索対象事例

コクウタイコ
1923年 山口県
大畠瀬戸では毎年晩春から初秋にかけての夜に太鼓の音が聞こえる。遭難した九州の軽業師の魂魄が改訂で太鼓を打っているのだという。

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コクウダイコ,カイオン
1913年 山口県
毎年陰暦6月になると、太鼓を打つような音がする。これは虚空太鼓と呼ばれている。昔、ある軽業師が瀬戸で難船して死に、その怨霊が祭りの頃になると太鼓の音をさせるのだという。
類似事例

コクウダイコ
1956年
旧6月頃、何処からともしれず太鼓の音が聞こえる。昔、軽業師の一行がここで難船して死んでからのことだという。
類似事例

コクウダイコ
1938年 山口県
昔、宮島様のお祭りの日に軽業師の一行が難破して死んで以来、旧6月の頃にどこからか太鼓の音が聞こえる。
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アヤシイヒ
1922年 山口県
大晦日の真夜中、大畠瀬戸の海上に怪しい光が浮く。豊後の摩野の娘が産んだ用明帝の皇女が、都の父に会いに行く途中で遭難した霊であるという。
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キトク,ロウシャモン,シツガン
1974年 石川県
加賀国茶臼山の近くに、周囲2丁程の深池がある。そこから毎夜初夜過ぎから丑三過ぎまで鉦鼓の音などが聞こえる。見にいっても姿はみえない。昔、山賊に殺され池に捨てられた僧の執願がこのようなことをおこすのか。
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フルダヌキ
1962年 大阪府
御霊神社の夏祭りには太鼓が出る。備後町の能楽師宅に棲む古狸が、深夜、この太鼓を真似て腹鼓を打っていた。目を覚まして耳を澄ますと音は遠くにかすみ、うとうとしかけるとまた近づいてきた。
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リュウグウサマノタイコ
1997年 愛知県
夏の昼間、浜辺へ出ると、太鼓の音が海の底から聞こえてくる。北奥田の浜で聞こえ、そのまま浜づたいに南に行っても同じ方角に聞こえる。これを「龍宮様の太鼓」と呼んだ。
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ヤマノカミ,タイコ
1975年 高知県
太鼓堂という窪地は旧暦の月の20日あたりになると太鼓の音が聞こえてくる。窪地の水溜りには夜な夜な山のけものがヌタを打って遊ぶといわれ、昔から猟師が宵待ちして獲物を撃った。
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チンショウ
1974年 長野県
大照寺の釣鐘がある晩唸りをたてて渕へ沈んだ。新しい鐘を鋳るとまたそこへころがりこむので、今もこの寺では釣鐘を造らない。
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オト
1930年 兵庫県
牛頭天王の境内に一本の老杉がある。10月から冬になる頃までの夜、太鼓の音を聞くことがある。大木の折れる音がすることもある。旧11月3日の夜は丑満ツ頃に風が吹いて森の樹々が騒ぐ。神が出雲から帰るしらせだという。
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タイコ
1976年 徳島県
後光厳院の御宇、康安元年の夏秋の間に大地震があり、7月24日に急に潮が乾いて陸になった。この時鳴門の岩の上に周20尋程の大太鼓が現れた。胴は石で面は水牛の皮、巴紋を描いて銀の泡頭釘が打たれていた。これを見た人は皆怪しみ驚いた。試みにこの太鼓を撞木で叩いた所、音が天に響き、山が崩れ潮が湧き出、皆逃げ去り太鼓の場所がわからなくなった。
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フナユウレイ
1958年 愛媛県
天保年間に神吉丸という帆船が不正を隠すために、自ら船を沈ませたが、その運命を共にした船乗り達の霊が夜中津島の浜に帰ってくるという。
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フナユウレイ
1983年 愛媛県
大正の終わりごろ、稲ヶ窪の海岸近くに船幽霊が出た。かつて大きな難破船が打ち上げられたことがあったので、その乗組員の亡霊が船幽霊になったのだという。
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フネユウレイ
1985年 愛媛県
大正の終わり頃、稲ヶ窪の海岸近くに船幽霊が出た。かつてうちあげられたことのある大きな難破船の乗組員たちの亡霊が迷い出て、船幽霊になったといわれている。
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フナタマサンノサエサス
1971年 佐賀県
有明海奥にある大詫間では、船魂を守護神として信仰し、船の中心部に祀る。船魂は天候が悪くなる前兆として「チュチュチュ」と虫の鳴き声のような音を出すと言われる。これを「船魂さんのサエサス」と呼んでいる。その音は船の表から艫へと移動することがあったという。
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タヌキバヤシ,マタヤマカグラ,テングバヤシ
1938年 石川県
深夜にどこからともなく太鼓を叩くような音が聞こえてくる。笛の音もするといわれている。
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ナナフシギ
1915年 愛媛県
松山の七不思議。松山城の内堀に住む蛙は鳴かない。8月の末になると長曾我部元親に敗れた伊予勢の怨霊が打つ陣太鼓の音がする。紫井戸という水が紫色の水溜りがある。里人が片身を焼いた鮒を弘法大師が放して蘇生させた。そのため片目である。弘法大師が芋を石に変えた。龍隠寺境内の木立で霧のような水気が降る。8月に討死した霊が怪火となって出る。
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フネ,コエ,レイコン
1970年 神奈川県
南風で波が高く、大雨が降っているとき、夜に声や和船の音が聞えてくることがある。猟師にしか聞えないのかもしれないと言われる。帰れ帰れと霊魂が知らせているのだという。
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モウジンイシ,タマシイ
1967年 福島県
昔、この石の所に一人の盲人が宿をとった。ところがこの石が転がりだし、盲人は下敷きになり死んだ。ところがこの魂が石の下に残っているのか、闇夜の雨が降るときなどには必ず三味線の音がするという。
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テング
1942年 高知県
土佐郡土佐山村弘瀬字今藪や工石山中腹で、昔よく天狗が太鼓を叩いていたという。
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