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検索対象事例

テング,マホウ
1954年 島根県
高崎という所に古くから寺があった。その寺の中古の住持良賢坊は伊須那(いずな)の修行を行っていて天狗を使役した。

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テング
1954年 島根県
昔、高崎山にあったある寺の坊さんは、天狗をよく使い、入り用の物を持って来させるなどしていたという。後に、別の坊さんが寺に住むようになると、天狗はその坊さんを嫌ったため、坊さんは下山してしまった。以後は誰も寄りつかなくなり、寺は潰れてしまった。
類似事例

マホウ
1954年 島根県
白滝山地蔵坊の中興の住持良賢坊は伊須那(いずな)の魔法を修行し、その弟子覚文坊も魔法を修行していた。そのため七年間大風が続き、国主に天文2年に寺を廃された。
類似事例

テング
1918年 京都府
愛宕山には太郎坊という天狗がいる。もとは名僧として高雄山にこもり、行徳すぐれていたが染殿の後にまどって恋死して天狗になったという。
類似事例

コテング
1954年 三重県
伊賀には小天狗なる人物の記録が残されている。猪田村に小天狗清蔵という修験者がいて、信長軍の暴挙に対して社寺保護の役を務めたという。
類似事例

テング
1935年 群馬県
龍華院弥勒寺(釈迦山)に、昔一人目立って利発な小僧がいた。当時の上人は般若湯が好きで信州から取り寄せてたしなんでいた。ある日その小僧に使いを命じると、その夜のうちに帰山した。その時は気にしなかったが、度重なるうちに様子を見れば見るほど合点が行かぬ事が多くなり、結局天狗の化身と分かった。
類似事例

テング
1919年 和歌山県
天狗がいろいろな祟りをするので、花山法王が安部晴明に命じて天狗をまつらせた。晴明は天狗を狩籠の洞窟に封じてしまったので、今も那智の行者が修行を懈怠したときは天狗が悩ますという。
類似事例

テング
1976年 滋賀県
長命寺の普門坊という僧は、松ヶ崎の巌上で百日荒行を行い、ついには生身で天狗に化したという。その社が松ヶ崎の上本堂の裏の山にある。この僧は牧という村の忠兵衛という郷士の家より出たという。100年ほど前の話であるが、この社の祭は今でも忠兵衛家が行うという。
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コテング
1954年 三重県
上野市愛宕神社は小天狗が建立したといわれ、その中に大福寺という宮坊があった。小天狗は坊の衆に忍術のことなどを尋ねたという。
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テング
1982年 群馬県
天狗が迦葉山に寺の小僧に化けて住み込んだ。ある年の十五夜の晩、その小僧がいい事をして見せると言ってススキの葉の上を飛び、白い馬に乗って行ってしまった。以来迦葉山では天狗を祀る。
類似事例

テング
1921年 徳島県
関口流の剣術師範広瀬権太夫が大龍寺に篭り七日七夜怪異に動じないのを見て、七夜目に天狗が現れ勝負を挑んだ。権太夫が天狗の左足をきり天狗は権太夫の弟子となった。正月には道場で天狗が稽古し、広瀬家代替わりには必ず大龍寺で天狗の仕込を受けるようになった。
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タロウボウ,ジロウボウ,ソウジョウボウ
1980年
愛宕山の太郎坊や比叡山の次郎坊、また鞍馬山の僧正坊などは、僧侶であった前世に慢心が深かったのでみな天狗になったという。
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ロウリ
1976年 京都府
愛宕山に住み修行する僧のもとに夜な夜な現れる白象に乗った普賢菩薩の正体は老狸であった。虞人に見破られ矢を射られた。
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コテング
1954年 三重県
那智坊を開山したのは小天狗である。国津神社の神体は第二天狗であるが、小天狗に遺業されたという。ある日天狗が村へ来て淵や岩を平たくしているとき、大きい杉の木に登って木を捻じったという伝説がある。
類似事例

イヅナ
1954年 島根県
大言海に「小天狗が狐にまたがった像、陀吉尼天を狐としてその霊を使役し妖術を行うのを伊綱の法といい、いずな使いという。」とある。
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タロウボウ,シンゼイ,オオテング
1974年 京都府
文徳天皇の時、太郎坊(真済)という僧は弘法大師に密教を受け、高雄の峯で修行していた。しかしいつの頃か、染殿后を見た真済は心迷って死んだ。その執心は青い鬼となって染殿后を驚かし、最後には大天狗になったという。その山は軍を守り、火の難から逃してくれるので、皆が崇拝した。
類似事例

テング
1922年 茨城県
貉内という部落に長楽寺という寺がある。この寺に母孝行な小僧がいた。母が三島の祭礼を見物したいというと、小僧は私が連れて行くといい、目をつぶらせて背中へのせ、三島の祭礼に連れて行った。祭りを見物して1日遊んで小僧は母を背負って帰った。小僧は伏戸に入りすぐに寝たが、母が覗くと天狗が羽根を広げて眠っていた。母が驚くと小僧はどこかへ逃げ去った。小僧は愛宕山に入って天狗になったという。
類似事例

テング
1991年 岡山県
伯耆大山の伯耆坊は、主のいなくなった相模大山に山移りした。伯耆大山には清光坊という天狗が棲んでいるという。
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テング
1974年 栃木県
下野国宇都宮あたりにある東盧山盛高寺の祥貞和尚が、ある時天狗に腕を貸してくれと言われた。和尚は手を引抜いて持っていかれては困ると言うと、天狗はそういうことはしないが、ただ手を貸すと言ってくれと頼む。そこで和尚が貸す言うと天狗は感謝して帰ったが、和尚の腕は短くなった。しかし30日ほどたった時に、天狗が再びやってきて腕を返すと言い、火除けの銅印をくれたという。その日から和尚の腕はもとにもどり、またその書は火防になった。
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テング
1974年 和歌山県
ある雨の日、高野山の金剛三昧院の下人が住職を迎えに来たが雨具を持っていなかった。しかし雨に濡れないので住職が下人に正体を尋ねると、下人は門前の杉と楓に住む天狗であり、「住職の行跡が貴いので仕える。今から寺に火難はない」と言って飛び去った。
類似事例

テング
1952年 三重県
昔、禍をもたらす天狗を折伏したり、一目連社の扉を蹴破って祟りを防いだ善知識がいて、村人の尊敬を集めた。
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