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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イヅナ
1954年 島根県
大言海に「小天狗が狐にまたがった像、陀吉尼天を狐としてその霊を使役し妖術を行うのを伊綱の法といい、いずな使いという。」とある。

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キツネツカヒ
1936年
陰陽師その他の述者においては、式神の使役はそれがなすことのうちの1つであったが、狐使いにおいては霊狐を使役することがそのなすことの全てである。全国的に流布した飯綱法、愛宕法、茶吉尼法などの霊狐を使役する妖術は、社会生活上の障害となって随分悪風を残したと思われる。例えば、室町時代の管領・細川政元は、飯綱法や愛宕法を習得した狐使いであったといわれている。
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キツネツキ,イヅナツキ,イヅナモチ
1920年 京都府
俗に狐付をイヅナ附、またはイズナモチというが、それはイズナという賎民が狐を使うためである。一般人は狐が憑くといって彼らと親交しない。クチヨセ、稲荷降し、諸呪を職業として、管狐というごく小さな狐を使う。
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テング,マホウ
1954年 島根県
高崎という所に古くから寺があった。その寺の中古の住持良賢坊は伊須那(いずな)の修行を行っていて天狗を使役した。
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テング
1982年 群馬県
天狗が迦葉山に寺の小僧に化けて住み込んだ。ある年の十五夜の晩、その小僧がいい事をして見せると言ってススキの葉の上を飛び、白い馬に乗って行ってしまった。以来迦葉山では天狗を祀る。
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テング
1976年
今いわれている天狗は500~600年前に僧が言い出したのものであり、夜叉飛天を天狗というものにもとづいて魑魅魍魎を天狗といっていたのが転じて放漫、破戒の者などを天狗つき、また天狗と名付けたためにできたもの。
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ヤコ
1976年
僧が狐の力を借りて不思議をなさんとする事は嘆かわしいことであり、そのような僧は獣以下の存在である。
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クダギツネ,イヅナ
1916年 岐阜県
病気を治す薬を教えてくれる婆がおり、タダ狐使い、イズナ使いと一般に言われていた。
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キツネ,イヅナ,イイナワ
1969年 長野県
イヅナ使いは行人であり、狐使いとも言う。イヅナ使いの感情を害すといづなに憑かれる。イヅナが憑いた人はとてつもないことを言ったり、素足で山を歩き回ったりする。イヅナに憑かれた場合は行人に落としてもらう。
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キツネ,テング,カミ,オニ
1974年
人知の及ばない事柄を狐や天狗、神の仕業とすることは、中国においてそれらを鬼の仕業とすることと同じ。
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イボヒキダ
1937年 愛知県
いぼひきだは魔物で術を使うという。いぼひきだとは蟇蛙のことである。また、いぼひきだは福の神だから、縁の下などにいるものはいじめてはならないという。
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カイイ
1976年
僧や巫者で怪異をなす者は、その法力によりなすのではなく術によってなすものである。術とは狐穴に犀角を置けば狐が帰ってこなくなるなどといったもので、太平御覧に様々な例が記載されている。
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テング,キジン
1975年
不浄を嫌い、高貴有徳の人を恐れることなど、狐の所為は天狗と類似するところがある。また、天狗についての考証。
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キツネツキ
1930年 北海道
寛政12年、小僧に妙善という日蓮宗の僧がとりついた。妙善は仏学に慢じ、天狐道に落ちた笹山直満という狐だという。昼は働き、夜は妙善がつく、という小僧は評判となった。
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テング
1983年 愛媛県
天狗は深山に住み、山で修行をした仙人のようなものである。悪い人間が深山に入ると投げ飛ばされる。不浄を嫌い、汚れのある人間を転ばせる。
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イヌガミツカイ
1936年 徳島県
阿波國では狐使いならぬ犬神使いが盛んに横行した。その起源は、人間に霊的なものが憑くという古来の思想が時を経るうち式神のようなものの存在を確信させ、やがて狐使いのようなものの出現となり、更にそれに類似したことによるのであろう。それが時の経過にしたがって勢力をなくし、「犬神筋だ」などと言うと、世間は過去に犬神使いのなした悪事・呪詛などを想起して無意識に侮蔑・軽蔑の念から忌み嫌うようになったと考えられるのである。
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(イワイガワイツハチ)
1981年
岩井川逸八という筑州柳川の相撲取りは狐を呼ぶ法を知っていて、酒宴などで他の相撲取りに向けてその呪文を唱えると、その男は色々な真似をする。平身低頭する場合は、かならず位の高い狐が憑いた時だという。
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キツネ
1977年
狐は霊天蓋を拾って北斗を数年拝して人の形に変化する。
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キツネ
1934年 岐阜県
狐は僧に化けて人を化かす。化かされた人には悪い害を与えずに、返す。
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タヌケ
1975年
狸の異名を田之怪という。「狐狸」というように対になるが、狐よりその妖はつたない。
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アヅキアライ
1955年 長野県
稲荷の神使は狐であり宝珠(ホーシノタマ)を持っている。軒下にいた狐の宝珠を拾って祀った人もいる。狐の尾が落ちで、その端が宝珠に似ているのである。
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