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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヤマンバ
1983年 愛媛県
正月16日はヤマンバの日といって恐ろしいものがやってくる日で、大きなアシナカを作って小道の入口のあたりに吊したり、年寄りが集まって念仏を唱えたりした。

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オニノコンゴウ
2000年 愛媛県
正月16日に「鬼の金剛」と称する、谷合に大草履を吊り渡す行事がある。この日は「念仏の口明け」と称する仏事始めに当たり、それに付随した行事である。
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ヤマンバ
1991年 京都府
1月15日をヤマンバ正月と呼び、この日朝早くヤマンバが谷川に餅を流すと伝えられている。「明日の朝早く起きなさい。餅を拾っておくから」と言われて子供たちは楽しみにする。
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ヒトツメコゾウ
1933年 東京都
東京の周辺農村では2月8日、あるいは12月8日の夕に一つ目小僧という恐ろしい神が来るからと、長い竹竿の先に籠を吊って立てた。
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アクマ,ヨタガミサマ,メノオオイアクマ
1984年 新潟県
6日夜は悪魔がくるといわれていて、夕方になると門口にナンバンをさした箒を逆さにたてて、籾通しをさげた。ヨタ神様がきても籾通しをみて目の多い悪魔がいると思って驚いて逃げ帰るという。
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アクマ,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
正月15日をトンドさんという。クヌギの木を切ってきて四角錐のような小屋を作り、その中にオシメを入れて周りにもオシメを巻きつける。これに旗を作って立てかけ、火をつけて焼く。焼け残った灰を海水にぬらして家に持ち帰り、家の周囲にまくと悪魔を払うという。
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オニ
1989年 鹿児島県
薩南大島では、正月に門松を立てるが、それは昔鬼が来た時に人が捕えて松の木に縛ると、鬼はそれを引き抜いて逃げたが、その後を追い再び捕えて松木につないだ。以降、鬼は松の木を恐れるようになったからという。また昔鬼が降った時門松をたてて竹に腹部を貫かせて殺したので、それから門松に竹を添える習慣が生じたという。
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オシンメイサマ
1988年 福島県
11月15日をオシンメイサマの年越しと言って、この日の午後からこれを祀る家では子供達を集めてオシンメイサマを遊ばせた。集まった子供の中にはこれに憑かれる子もいた。
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(ゾクシン)
1972年 長崎県
正月に関する俗信。年の晩に不浄をたたき出すために囲炉裏に年木をくべるが、この時棟木が見えるほど火を焚かないと化け物が下がってくるという。また、菊の花を焚いて煙を浴びると病気をしないという。七草ずーしを食べると、流行病にかからないという。正月16日は山の神様の日なので、山に入ってはいけないという、など。
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ヤマノカミサマ,タノカミサマ
1982年 新潟県
3月16日を「田の神様」と称し、山の神様が山から下って田の神様になられる日だといい、この日は山へ入ることを禁じているが、前の晩に大きな団子を16作り、桝に入れて家の恵比須棚に供える。また、11月16日は「山の神様」の日で、田の神様が山へ帰って山の神様になる日だといい、この日も山へはいってはならない。春と同じく16の団子を前の晩に作って供える。
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ヤマンバ
1990年 香川県
大きな女が年をとるとヤマンバになる。夜、山番が、ヤマンバの声を聞いたという。
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タマガイ
1970年 沖縄県
ヨウカビーには山の上に登って火の玉(タマガイ)が上がるかどうかを見た。火の玉があがった時は、あがった所の家に不幸が起こるとして、神人に申し入れ、魔よけのウガンをかけてもらった。ウガン日は10日から15日である。現在は行なわれていない。
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テング
1979年 徳島県
天狗の下駄や、天狗の馬の蹄の跡が残っている天狗岩がある。天狗は正月になるとその岩に来て鉦や太鼓を叩くので、近隣の老婆は「恐ろしい」と言って早くから家の戸を閉めていた。
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オオヒトノアシナカ
1960年 愛媛県
毎年旧暦1月18日に、二見と九町の境と二見と三机の境の二ヶ所で、大きな足半草履を作る。これを「大人のあしなか」と呼ぶ。昔、ある大人があしなかを履いて向こうの島へ渡ったということから、外から入ってくる鬼を脅かす意味と、虫除けのまじないの意味でつるすという。
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マモノ,ヤクビョウガミ
1982年 新潟県
14日、小正月に訪れる魔物や疫病神を退治するために、「十二月様」をタラの木やクルミの木でつくって窓や戸口にたてる。
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ムエンボトケ,マヨイボトケ,エンコ
1955年 高知県
16日には地獄のカマノフタが開くから、山へ行かない。正月と盆の16日に川へ行くと、無縁仏に川の中にさそいこまれる。エンコが角力をとろうと言ってくる。山の中にはコウノシバを持った者がいて、行き会うと二度と家に帰って来られない。コウノシバを持っているのは迷い仏である。
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ヤマジョロウ,ヤマンバ,ユキンバ
1985年 愛媛県
ヤマンバをヤマジョロウとも呼ぶ。奥山に住み、人の子をさらう恐ろしい老婆である一方、豊作や幸運をもたらす。一二月のヤマンバの洗濯日に洗濯をすると暴風が起こり、その家の子をさらっていく。雪オンバ・ユキンバとも呼ばれる。
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オシンメイサマ
1988年 福島県
11月15日にバァサマを中心とした10人位の人々がある家に夕方より集まる。オシンメイサマの祭主が唱え言をあげると、集まった人の中にオシンメイサマに憑依される人が現れる。
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アッキ
1933年 静岡県
節分の夜は悪鬼が来るといい、長い竹竿の先に籠を吊って立てた。
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ミカリバアサン,ミカリバア
1949年 神奈川県
11月25日から12月5日まで、箕借り婆さんが来る日と言われていた。オッパキ団子というものを作り、戸口に差した。
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タノカミサマ,オタノカミ,タノカミ
1982年 新潟県
3月16日は「お田の神」で、早朝に手杵で空臼をつく。この音で田の神様が高いところから下りてくるという。カラコ団子を16個作り、床の間に供え、夜には小豆煮にして食べた。11月(旧暦10月)16日も「お田の神」の日で、春下りた田の神はこの日田から上って高い所へ帰られるといい、カラコ団子を作って膳あるいは箕などに入れて神棚に供えた。田から上ってきた「お田の神」はロブチ(炉縁)で団子を焼いて食べ、山へ帰られるともいう。
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