カンノメ,(ヒ) 2000年 香川県 この地域は一年中注連飾りをするが、年末に新品に取り替える。古い注連飾りは正月4日に子供達が家々を回って集める。青竹と4本の注連縄で四隅を固定し、その元に集めた注連縄を盛る。竹の枝には書初めなどが吊るされる。後に火をつけて焼くが、その火で焼いたカンノメ(米粉を丸めて蒸した正月団子)を食べると夏に病気にならない。
類似事例 |
|
ハイ 2000年 香川県 正月14日に青年達が笹付の青竹三本を長く継いだ注連縄で組んで固定し、五色の短冊を付けておく。そして15日にトンドと称して、注連縄などを青竹の下に積み上げて焼く。その灰を家の周囲に撒いておくと、長虫(蛇か)が入ってこない。
類似事例 |
|
ハイ 2000年 徳島県 正月15日の小正月の早朝に、門松や注連などの正月飾りを海岸や川原など燃やす。その残った灰を家の周囲に撒くと、蛇などの長虫が入らない。
類似事例 |
|
ハイ 2000年 香川県 正月15日前後の小正月に、オシメ(注連飾りか)を各地区で集めて、海岸や池の堤で焼く。これをオシメヤキと称する。残った灰を家の四隅に撒いておくと、蛇が近づかない。
類似事例 |
|
ハイ 2000年 香川県 正月14日の夕方または15日の朝に、オクリショウガツと称して注連縄を焼き、その灰を家の周囲に撒いておくと長虫(蛇か)が入ってこない。
類似事例 |
|
ハイ 2000年 愛媛県 地域の子供達が中心になり、不用になった正月のしめ飾りで家状のものを作る。正月15日の小正月の朝にそれを燃やし、残った灰を家の周囲に撒くと蛇などは入ってこないという。これらの行事はトウド・トンド・トウドウサン・シンメイサンなどと呼ばれる。
類似事例 |
|
ハイ 2000年 香川県 正月15日前後の小正月にトンドと称して、前日までに子供組が集めた注連飾りを焼く。その残った灰を持ち帰って、家の周囲に撒いておくとナガムシ(蛇か?)が入ってこない。
類似事例 |
|
カガミモチ,(ヒ) 2000年 香川県 正月14日の晩に数人の子供達が家々の注連飾りを集めに回り、その日は1人の家に泊まる。翌15日にそれらを浜に高く積み上げて、「トンドヤサンキチゴ、モチノカゲヤイテクオ」など言いながら火をつける。その火で焼いた鏡餅を食べると、その一年は無病息災である。
類似事例 |
|
ハイ 2000年 香川県 正月15日前後の小正月に、トンドと称して注連飾りや門松を氏神で焼く。その残った灰を家の周囲に撒いておくと、長虫(蛇)が入ってこない。
類似事例 |
|
ハイ,スナ 2000年 香川県 正月14日に、浜から採ってきた清浄な砂の上で正月飾りを焼き、その灰と砂を混ぜたものを家の周囲に撒くと、長いもの(蛇のたぐいか?)が入ってこない。
類似事例 |
|
ハイ 2000年 徳島県 正月15日の小正月の早朝に、若衆宿の玄関に立てて色紙を吊るした笹竹や、各家庭の正月飾り等を、浜辺に高く積み上げた「左義長」を燃やし、その残った灰を家の出入り口に撒くと、長虫(蛇)を防ぐ。
類似事例 |
|
ハイ 2000年 香川県 正月15日前後の小正月には注連縄を焼き、その灰を家の周囲に撒くと悪魔を祓う。
類似事例 |
|
シメナワ 2000年 香川県 正月14日(小正月)に、浜から清浄な砂を取ってきて、自宅の門前に敷いた上で門松や注連飾りを焼く。この時に大型の注連縄を形が崩れないように焼いて、屋根に投げ上げれば火事が起こらない。これをオカザリバヤシという。
類似事例 |
|
ヤマノカミ 1982年 新潟県 1月8日に各戸一人が集まり、藁で蛇を作って山中の奥の院にのぼり、後から神で作ったさまざまなものをもって、「山の神様山行きやる 山繁盛 里繁盛」とはやしていく。奥の院では頭を村に向けて老杉に蛇を縛り、木で作った鉈や鎌などをこれに結んで酒を飲み、2本のタラの木をそこに立て、帰りは振り向くと長いものに巻かれるといって山の出口まで一目散に下る。また、それから4日目が山の神様の種蒔きの日である。
類似事例 |
|
ハイ 2000年 香川県 正月15日前後の小正月は15日節供やシメオロシノセックと呼ばれ、その日は注連飾りを燃やし、その灰を家の周囲に撒くと長虫(蛇か?)や悪魔が入ってこない。
類似事例 |
|
カガミモチ,(ヒ) 2000年 香川県 正月14日に青年達が笹付の青竹三本を長く継いだ注連縄で組んで固定し、五色の短冊を付けておく。そして15日にトンドと称して、注連縄などを青竹の下に積み上げて焼き、この火で焼いた鏡餅を食べると病気をしない。
類似事例 |
|
シメカザリ 2000年 香川県 正月15日前後の小正月に「トンドアゲ」と称して注連飾りなどを焼き、注連飾りの焼け残りを吊るしておけば虫除けになる。
類似事例 |
|
ハイ 2000年 香川県 正月15日前後の小正月に、浜で注連縄を焼き、その灰を家の周りの撒くと長い虫が入ってこない。
類似事例 |
|
ハイ 2000年 香川県 正月14日(小正月)に、浜から清浄な砂を取ってきて、自宅の門前に敷いた上で門松や注連飾りを焼く。その砂と焼いた後の灰を混ぜて、家の周囲に撒けば、長いものが入らない。これをオカザリバヤシという。
類似事例 |
|
アクナルモノ 1986年 沖縄県 他の村落へ通じる道路のうち東西南北の4方向に走る道路の家並のとぎれるあたりの地点に立木や柱を利用して注連縄を張り、その中央に肉片のついた牛の骨を吊るす。肉が腐ると悪臭を放ち、悪なるものが村落に入り込まないと信じられているという。
類似事例 |
|