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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ,タヌキ,チョウチン
1966年 栃木県
両毛線を走る夜行列車が思川にかかる鉄橋を渡ろうとすると、提灯を持った老人が鉄橋を歩いている。慌ててブレーキをかけると誰もいない。狸の仕業だった。また、鉄橋を渡ってから大きくカーブを切ると、提灯の明かりがいくつも現れた。離れたところから見ると線路の上に狐の嫁入りの火が揺れ動くのが見えたという。

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タヌキ
1974年 和歌山県
提灯をつけて峠を登っていたら、道に大きな柴がこかしてあった。それを越えようと思って見てみると、何もなかった。狸にだまされたのだという。
類似事例

キツネ
1985年 新潟県
隣村からの帰り、提燈の火を消されて道に迷った人がいる。狐の仕業。
類似事例

タヌキ
1933年 大阪府
明治の頃、深夜、車夫が客を乗せて走っている。ところが、橋もないのに渡ろうとして、そのまま川へ転落するということが多々あった。車夫は口を揃えて、橋があるように見えたと言うので、これはきっと狸がだましているのだということになった。
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チョウチン,キツネノフイタアワ
1972年 千葉県
夜道を歩いていたら、提灯がたくさんついているのが見えた。橋の所まで来たらみな消えてしまった。人に話したら、その提灯は狐の吹いた泡だろうと言われた。
類似事例

タヌキ
1987年 徳島県
火事になった養子の親の家に行くため、狸がよく出るという山を歩いていた。他に狐や山犬(おおかみ)もいた。提灯のローソクは狸があっという間に取ってしまう。獣が寄らぬようにお堂で火をたいていると、狸がだましにやって来る。近所の女の人に似た声が聞こえ、笑い声もした。道を進もうとすると、杖が滑ってなかなか進まない。
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キツネノヨメイリ
1958年 栃木県
秋、雨がしとしと降る夜更けに「狐の嫁入り」を見た。はるか南の、東西に走る道のあたりで赤い灯が5、6つ、時には10以上に増えたり減ったり、点々と明滅しながら行き来していた。一緒に見た祖母は「鈴の音がするだろう」と教えてくれたが自分には聞こえなかった。
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タヌキ,キツネ
1937年 徳島県
徳島に旅行した時、人力車に乗っていると、川の対岸に提灯の行列が見えた。点いたり消えたりするので車夫に尋ねると、狸の仕業でしょうと言う。昔は、大阪市内でも、狐を見たり、狸の正体に出会ったりしたものである。
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タヌキ
1987年 徳島県
嫁入りの行列を見ようと思って待つが、いくら待っても来ない。すると、狸が提灯の火をつけてごどごどと音をたててやって来る。
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タヌキ
1933年 秋田県
秋田の河辺・仙北の境の踏切を吹雪の夜に限って怪しい汽車が通った。ある夜、脱線した列車を迎えに行くために機関車が踏み切りに差し掛かったとき、また怪列車が現れて正面衝突したが、機関車はそのまま進み、あとには狸が一匹轢死していたという。
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キツネノヨメイリ
1978年 山梨県
白山神社に向かう山道に狐の嫁入りが出る。雨の夕方か夜に提燈が点いたり消えたりし、綿帽子を被ったお嫁さんのようなものが見える。
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タヌキ
1991年 香川県
雨気の多い夜、ちらちらと青い灯が見え、一列に並んで歩く様子は嫁入り行列の灯のようである。向かいの谷から、「どこぞ嫁さんが来たのか」と叫ぶ声がするが、祝い事はない。狸の仕業と言われる。
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キツネノヨメイリ
1983年 千葉県
夜、さびしい道を歩いていると、向こうの方に灯が列を作って見えることを狐の嫁入りといって、狐が嫁入り行列のために提灯を持って歩いているんだといった。狐のよだれを木につけて、夜に遠くから見ると光るのでこれをいったのだろう。
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キツネ
1966年 群馬県
夜行列車が通りかかると、前方から汽車が現れ警笛を鳴らすので驚いて汽車を止めると、そこには何もなかった。翌朝その場所で狐の死骸が見つかった。
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タヌキ
1922年 京都府
夜遅くいくと小川にかかっている土橋がない。狸が隠したなと思ってマッチをすると、橋ぎわにいた狸が驚いてやぶの中へ逃げ込んだ。すると橋がはっきりあらわれた。
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キツネ
1980年 岐阜県
田植えの後、夕飯の後に夕涼みをしていると、橋の向こうを提灯を点したものが飛んでいった。中の1人がのぞくと、畔豆を狐が食べていた。狐の尻尾が火に見えたのだという。
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キツネ
1938年 岐阜県
祭りの帰り道、橋を渡ろうとすると橋が急に二股になり渡れなくなった。背負っていた孫がご馳走を落としたというので探したが見つからなかった。気が付くと道を外れた河原に立っていた。狐の仕業である。
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タヌキノヨメイリ
1991年 香川県
夜も薄暗くなった頃、特に小雨の時に、狸の嫁入り提灯の行列が連なる。狸の灯は青い灯で、葬列の灯のようだといわれ、とても明るい。狸が自分の尻尾に唾をつけて振ると灯がついたように見える。
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タヌキ
1993年 岩手県 
お爺さんが薪取りに行くと暗くなった。明かりが見えたので行くと、おばあさんが糸を織っていた。雑炊をごちそうになってタバコを吸い、キセルを囲炉裏に置くと上座の大きな狸の置物がピクピク動く。狸が家とおばあさんに化けていて、キセルを置かれると熱いので動いたのだった。お爺さんは狸を押さえつけた。
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キツネ
1980年 秋田県
夜、母と田の水引きに行ったら、向こうから提燈をつけた大きな男が来た。通り過ぎてみたら、誰もいなかった。狐の仕業。
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タヌキノヒ
1935年 奈良県
深い谷の、川向こうで、道が電光形になっているところを、提灯が登っていくが、角をきちんと曲がらない。これは狸の火である。実際は向こう岸でなく目の前で技を見せている。
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