ゴミノアナ 1999年 栃木県 昔、ある小さな町にたくさんの人が住んでいた。ある時、1人の男が郊外に大きな深い穴を見つけた。ボールを落としてもそこについた音が聞こえない。それに気づいた男は、町のあらゆるゴミをそこに捨てた。ある時、町の人が「空から何か落ちてくる」と言った。それは一つのボールだった。
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アズキヲトグオト 1977年 秋田県 夜、小豆を研ぐ音が聞こえたが、何もなかった。
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サンマイタロウ 1996年 石川県 夜、火葬場からカーンカーンという杭を打つ音が聞こえてきた。これは、サンマイタロウが杭を打つ音で、これが聞こえると誰かが死ぬ予兆であるという。
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キツネッピ 1982年 宮城県 狐が夜に、明かりをつける。キツネッピという。
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コソコソイワ 1931年 岡山県 夜その岩の近くを通ると、コソコソのような音が聞こえる。
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ノロイ,キツネ 1968年 佐賀県 誰かに呪いをかけたいときは、悪狐に頼む。ボール箱を開いて中に小豆御飯を盛り、鯛を2枚枝にかけて祈る。実際に見た人の話によると、ボール箱に狐の毛がたくさんついていたという。
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ザシキワラシ 1974年 岩手県 助十どんの家のザシキワラシは、糸車を回すような音をさせる。誰もその姿を見たことはないが、糸車のような音は昼でも夜でも、何かのひょうしによく聞こえた。また、歩く音も聞こえた。
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サンマイタロウ 2000年 石川県 サンマイタロウが杭を打つ音が聞こえると誰かが死ぬという。
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トヲタタクオト 1977年 秋田県 夜、戸を叩く音が聞こえたが、誰もいなかった。
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サンマイタロウ 2000年 石川県 サンマイタロウが杭を打つ音が聞こえると、近所の誰かが死ぬという。
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ヤマノカミノタイコ,テング 1957年 富山県 留守番をしていると山の神の太鼓が聞こえてきた。二人で打っていたようだ。おかげで一人でも寂しくなかった。曇りの時によく聞こえる。昼夜は問わない。
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モーレイ 1969年 鹿児島県 海で死んだ人をモーレイという。モーレイの指には明かりがつく。その光で船頭は舵をとられ、霊の力に引っ張られる。その明かりより先に船に明かりをつけなければならない。
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タヌキバヤシ,マタヤマカグラ,テングバヤシ 1938年 石川県 深夜にどこからともなく太鼓を叩くような音が聞こえてくる。笛の音もするといわれている。
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サンマイタロウ 2000年 石川県 サンマイタロウが杭を打つ音が聞こえると、近いうちに誰かが死ぬという。
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ハラツヅミ 1977年 秋田県 夜、山に行ったら、腹鼓を打つ音が近付いては消えた。
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アズキトギ 1995年 山形県 子供たちは、夜、小川で小豆を研ぐ音が聞こえるといって怖がっていた。小川の水の音がそう聞こえることがある。
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(オウムイシ) 1979年 三重県 志州答志郡磯部の岩を先年見に行ったが、岩の近くで音をだしても、音は返ってこず、離れたところで音を出すと音が返ってきた。地元の人が言うには、金属音以外は返ってくるそうだ。音の感じは井戸の中で響いてるようである。
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テング 1972年 石川県 季節の変わり目に天狗が太鼓を打つ音がよく聞こえたという絶壁がある。
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テンゴサマ 1977年 富山県 天狗は太鼓を打つ音や竹を切る音を鳴らし、それを人間の音と聞き分けることのできる人もいた。
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カガミイワ 2002年 滋賀県 昔、鏡岩には、夜ロウソクの明かりでも顔がよくうつった。
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ヤマテング 1936年 山の神の類が夜網を打つ人にシラセをする。網を打つと遠くでも網を打つ音がする、投網を投げたらたちまちボロボロになって跳ね上げられ天狗が笑う声がした、大石が水に落ちる音がしたのに波がまったく立たない、大坊主が夜焚きの火の向こうに現れ睨む、などである。
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