国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ミズコノレイ
1999年 栃木県
「かごめかごめ」の歌詞の「かごの中の鳥」は、赤ちゃんがお腹の中で死んじゃったという意味である。「後ろの正面だぁれ」で振り向くと水子の霊がいるという。

類似事例(機械学習検索)

カゴメカゴメ,リュウザンノウタ
1999年 栃木県
「かごめかごめ」は流産の歌で、「かごの中の鳥」は生まれてくる子供のことだという。
類似事例

ウブメ,ウグメ
1933年 熊本県
妊婦が胎児を身体内に残したまま死んだとき、胎児を引き出さないと妊婦はうぶめ(うぐめ)になって、この世に迷い毎夜出てくるという。うぶめは子供を人に預けたまま姿を消してしまう。夜が明けてみると抱いていた子供は石塔や石だったりする。
類似事例

ウブメ
1968年 佐賀県
産婦がお産の途中で死ぬとうぶめになるという。腹の子どもを取り出し、ムスベワラという藁を産婦の腹に巻いて棺に入れなくてはいけない。
類似事例

(ゾクシン),ユウレイ
1935年 島根県
妊産婦が亡くなったときには子供を背負わせて埋葬しないと、幽霊になって現れて「子を負わせてくれ」とすがりついてくるという。
類似事例

ナキゴエ,コドモノレイコン
1929年 愛媛県
昔死亡した子供が放置されていた。盆踊りのころには、川を上下しながらオワーという泣き声が聞こえているのは、子供の霊魂が迷って生みの親を訪ねるとされる。近くの農夫がここを通る際に、うぶめが両足についている感じがあると「これがお前の親だ」と言って草鞋を川に投げ入れる。すると泣き声は、一時的にとまる。
類似事例

コギャーナキ
1976年 高知県
臨月に近い妊婦が死亡した時には、子供と共に埋葬してやらないと魂がコギャーナキとなって出てくる。これは、往来の者に取り憑いたり、赤子の声を発したりする。
類似事例

カラス
1934年 奈良県
烏がコカコカと鳴くと人が産まれ、カワイカワイと鳴くと人が死んだことである。産まれる時は家の雨だれに血の流れるのが見え、産まれる時には白い矢がたつのが見えるからだという。また棺は背に負わない。湯棺した晩には風呂をたかない。
類似事例

タタリモッケ
1956年
死んだ嬰児の霊がタタリモッケになり、梟(フクロ)にやどって泣くという。
類似事例

オボ
1964年 福島県
鳴滝へつりというところにおぼが出た。この左側におぼ桂というかつらの木がある。おぼとは、難産で赤ん坊を生めないまま死んだ妊婦が墓のなかで赤ん坊を生み、その死霊が育てた赤ん坊のことを言う。死霊は赤ん坊を抱いてあめ屋に駄菓子を買いに言ったり、通りがかりの人に抱いてくれと頼むことがある。それで、懐妊した女は身2つにして葬るもの、それができないときにはわら人形でおぼをつくって一緒に葬るもの、夜道で会った婦人に赤ん坊を抱いてくれと頼まれたら必ず向こうをむけて抱くものだという。
類似事例

カッポウドリ
1934年 大分県
昔、2人の兄弟がいて、弟は「かっぽう」という名前だった。兄は弟が自分ばかりいいものを食べていると勘違いして、弟の腹を切ってしまった。弟の腹からはろくなものが出てこなかった。兄は自分が悪かったことを知り、「かっぽう、かっぽう」といいながら鳥になってしまった。これがかっぽう鳥である。
類似事例

オシドリ,ユメマクラ
1967年 福島県
ある猟師が、赤池でつがいのおしどりの雄の首を弓で射った。その夜、夢枕で幼女が現れ悲しい歌を歌った。それから毎晩池に悲しい歌声が聞こえ、怪しい炎が燃え上がった。猟師がその炎を弓で射ったところ、声も炎も消え、おしどりの雌が死んでいた。取り上げてみると翼の下に雄の首を抱えていた。
類似事例

ミズコノタタリ
1984年 新潟県
みんなが世に出て幸せに暮らしているのに自分だけが苦しまなければならないという怨念から、その子の魂が他の子に憑くものが、水子の祟りで、子どもの怨霊も同様である。
類似事例

ウブメ
2000年
お産で亡くなった女がうぶめになる。腰から下は血に染まっている。
類似事例

(ゾクシン)
1969年 岐阜県
死んだ人の魂は生まれ出てきたものになる、という。たとえば死んだ後に猫が生まれると、死者は猫に生まれ出たことになる。
類似事例

ユウレイ
1976年 高知県
妊娠中に死んだ妊婦には鎌を片手に持って開腹の後に埋葬しなくてはならない。そのまま埋めると子供が産まれ、母は幽霊になって店に乳を買いに来る。
類似事例

タマシ
1938年 秋田県
臨終時に身体を抜け出た亡魂のことをタマシと呼ぶ。男のタマシは錠の口から、女のそれは水屋から入ると言われ、水屋で膳椀を鳴らす音等がすると、家人は親戚の女性の死を予感する。タマシが鳥になって思う人の頭上で鳴き回った、火の玉になったという話もある。
類似事例

ウグメ,ユウレイ
1925年 大分県
ウグメとは、妊婦が出産に失敗して母子ともに死亡してあの世に行けなかった者が、幽霊になった姿である。
類似事例

メドチ,カッパ
2001年 青森県
めどちは人の腹を借りる。女性がめどちの子を産むと、間もなくして親めどちがやって来て、子を攫って行くという。生まれた子を殺して捨てておくと、その死骸を持って行くという。
類似事例

ウブメ
1933年 熊本県
母胎諸共死亡した妊婦は、ウブメに変化すると信じられている。ある婦人が墓地の側を通りかかると赤ん坊を抱いた女が暫くでいいからこの子を預かってくれと赤ん坊を渡す。確かに抱いたと思うと、不思議な事に先ごろ胎児を宿して死んだ婦人の墓石に抱きついている。妊婦が死んだときは、胎児を取り出して葬らなければいけない。どうしてもできないときは、藁人形を妊婦の背に括り付けて葬る。
類似事例

オシノメドリ
1965年 栃木県
つがいの鴛鴦(おしどり)の雄を射殺した男の夢に、なまめかしい女が現れ、夫を殺された悲しみの歌を詠じる。後日雌の鴛鴦が自分の嘴で腹を貫いて死んでいるのを見つけた。男はその後出家した。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内