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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ミブルイ
1988年 群馬県
役場の村長室のドアを開けると「ゾクッ」と身震いが出た。その部屋の隣に引き取り手のない、御巣鷹の屋根で亡くなられた人の遺骨が安置されていた。

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ヒノタマ
1930年 長野県
夜明けまだ暗いうちに一軒家の屋根から真っ白い煙がのぼって青い火の玉がのぼるのがみえた。その後人焼場をみると、青い火の玉が二つとんでいた。通りがかりの人に尋ねると、下の家で夕べ死んだ人を焼き場にかけておいたのでお骨を拾いに行くところだと言った。
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ハナノキ
1932年 愛知県
沢の側に生えている木を役場の敷地内に植えたところ、場所の選定に便宜を図った町長が亡くなり、人々は、「木の祟りである」と口々に噂した。
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(シノゼンチョウ)
1982年 群馬県
隣組の人が集っているとき、ガラス戸が開いて「こんばんは」という声が聞こえたが、誰も来ていない。まもなくその声の人が死んだと知らせてきた。
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シシャノレイ
1984年 福井県
亡くなって、三十五日までは死者の霊がその家の屋根に留まっているという。
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テング,ヤマオトコ,マツ
1914年 静岡県
下川根村の南方にある官林に天狗が住むという松があった。林を伐採したとき、その松を最後まで残しておいたがついに斬り倒した。その夜、小屋に寝ていた若者が眼を覚ましてみると、小屋の入口に大きな男が立っていた。
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ジンジャノカギアヅカリ
1949年 福井県
お宮の鍵を預かる家は、肉も食べないし、葬式にもいかない。村人も産や葬儀があるとこの家にはこない。昔、この家の婆さんが長い間わずらい背中が痛くなった。そのため、ムシロばかりに寝ているので柔らかいものの上に寝たいと、村でとった熊の皮をもってきて敷いて寝たら、神様の罰で身体が腫れて死んだ。
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シノヨチョウ
1946年
夜中に、障子の外の縁側で誰かが通るように着物の袖裾がすれる音がした。翌日、泥酔して田んぼに落ちて凍死した父親の死骸が運ばれてきた。同じころ、地方に居た子供たちにも不思議なことが起こった。東京にいる子は新しい下駄の鼻緒が切れ、海軍にいた子は背中を何度も強くつかまれるような気がしたといった。また、親戚の家では鶏が夜中に暴れたという。
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カミカクシ
1984年 新潟県
谷間沿いの田へ草刈りに行ったきり帰らない人がいたが、幾日も経ってからクルブシ坂の松の木の下にうつ伏せに倒れているのを発見された。
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カイブツ,チ,マツ
1990年 山梨県
昔、夜に山の峠の松のところを通った人が怪物に殺され、木の下に埋められた。この話を聞いた村人が翌朝行ってみると、木の幹から血が流れ出ていた。
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アカゴ,ナキゴエ
1939年 新潟県
外国人と日本人の間にできた子供が死んだので、この夫婦は町を去った。残った屋敷からは赤子の泣き声が聞こえ、調べてみると押入れの中に子供の骨があったという。夫婦は葬ることができなかったのだろうと、村で葬ってやることにした。
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ゴイサギ,ヒノタマ
1958年 茨城県
村はずれの鎮守の宮の境内に古い大きな樫の木があり、昼間でもその下は薄暗い。ある晩村の若者がその下を通ったら木の上から大声でどこに行くのか尋ねられた。そのような経験をした人は他にもいて、木に住む鷺の仕業だという。鷺は火の玉にもなるという。
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(ゾクシン),ヒトダマ
1933年 長野県
諏訪湖畔地方では、人が死ぬと屋根から人魂が出るという。
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シシャノレイ
1984年 福井県
亡くなって、四十九日までは死者の霊がその家の屋根に留まっているという。
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ザワザワトハナスヨウナコエ
1993年 岩手県 
今の鷹巣堂公民館の横にあった水車小屋で、おばさんが凍った水車に巻かれて死んで血がべっとりとついていた。それ以来、夜中の12時1時になると、男たちのザワザワと話すような声が聞こえた。
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ボウレイ
1932年 東京都
ある人が、たきさんという身寄りのない男を葬って、自分の家に帰ってくると、自分の前を1人の男が歩いており、家の門を開けてくれた。その姿を見ると、自分が今しがた葬ったたきさんだったので驚いた。たきさんが礼に来たのであった。
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ハイデラアト
1985年 茨城県
無住になっていた寺に、身寄りの無い老人が1人で住んでいた。この老人が死んだので、無縁仏として村で埋葬した。この寺を使用しようとすると、その人の家族に災難が尽きない。
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(シノゼンチョウ)
1982年 群馬県
夜中にガラス戸をもち上げる音がしたが、出てみると誰もいない。翌朝、知人が死んだと知らせがあった。
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カタナカケノマツ
1979年 岐阜県
ある人が刀掛け松の下で刀2本を拾って帰ったら、夜になると箱の中で切り合いの音を出したので恐ろしくなり、元のところに返したが、祟りがあってその一族は死に絶えた。後に近所の人が供養のお宮を建てたという。
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ヒノタマ,ヒトダマ
1990年 香川県
ある人が42才ぐらいで亡くなった。そのときそこらがパッと明るくなり、隣の屋根に抱えるくらい大きな人魂が出てきて、飛んでいった。
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シヌマエノヒ
1966年 群馬県
本家の人が死ぬ前の日、足のひびが痛んで眠れず、夜中ごろうとうとしていると、高下駄の音が近づいてきて、家の戸を開ける音がした。見に行くと戸は開いておらず、今度は雨戸を叩く音と倒れる音がしたが、やはりどうもなっていない。次の日の朝、本家からおじいさんが心臓まひを起こしたとの知らせがあった。
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