ヒトダマ 1989年 岐阜県 大正末年、夜道を歩いていて人魂を見た。テニスボールくらいの大きさで、ローソクの焔のようにぼぅーっとしたものが20センチほどの尾をなびかせてふわふわ漂っていた。温かみのある、くちなし色をしていた。翌日その家の人が亡くなった。
類似事例 |
|
ヒトダマ 1951年 兵庫県 ある女がトラックに跳ねられて死んだ。その前日、その女の家に人魂が飛び込んだという。お通夜の時、「実は…」とその話が出たという。
類似事例 |
|
ヒノタマ,ヒトダマ 1990年 香川県 ある人が42才ぐらいで亡くなった。そのときそこらがパッと明るくなり、隣の屋根に抱えるくらい大きな人魂が出てきて、飛んでいった。
類似事例 |
|
ヒトダマ 1959年 福井県 隣の家の息子さんが亡くなった時、便所の方から浜へ人魂が飛んだ。
類似事例 |
|
ユウレイ 1959年 静岡県 台風で亡くなった人の死骸があった川口を自動車が通ると幽霊が乗せてくれといって車に乗る。全滅した熊坂まで走ると座席からいなくなっているという。熊坂にお帰りになるのだと言われている。
類似事例 |
|
オバアサンノレイコン 1993年 福島県 昭和62年2月、病気をしていたはずの隣のお婆さんが歩いていた。声をかける間もなく、人影は家の方に歩いていった。3日後におばあさんは亡くなった。おばあさんの霊魂が家に帰るところをみたのかもしれない。
類似事例 |
|
(ユウレイ) 1989年 静岡県 大きな被害が出た狩野川台風の後、熊坂で幽霊を見た人がある。雨の降る夕方に、古い友人と出会い、立ち話をした。訪問を約束して別れた後、その友人が水害で死んだはずだと思い出し、振り返るともう姿はなかった。
類似事例 |
|
シノシラセ 1946年 ある日、勤め先からの帰り道で出会った人が隣の子供が死んだことを教えてくれた気がした。しかし、路上には誰も居なかった。帰ると、病気だった隣の子供が死んでいた。
類似事例 |
|
ヒトダマ 2003年 山梨県 1917生まれの女性は、隣の家から人魂が飛び立ったことを見、数日後その家のお爺さんが事故にあって他界したといわれる。
類似事例 |
|
ヒトダマ,ヒダマ 1933年 熊本県 一般に、死というものは予告があるものだと深く信じられている。人魂というものは必ず、その現れた附近、又は方向に死人があったことを意味する。必ず、先ずその魂が肉体を離れるものと言われ、その家の窓から火玉の形で外に出るものだと信じられている。
類似事例 |
|
(ユウレイ) 1989年 静岡県 大きな被害が出た狩野川台風の後、熊坂で幽霊を見た人がある。タクシーの運転手が夕方、若い女を乗せて熊坂まで来ると、客席の女は消えて、客席はしっとりと濡れていた。運転手は恐ろしさのあまりオッカイヤミして、3日ほど寝込んだ。
類似事例 |
|
ヒトダマ 1983年 東京都 緑町の人が、夜9時頃、親子3人井戸端で歯を磨いていたら、近くの家の屋根を越した辺りから人魂が提灯のようにゆっくりふらりふらりと暗い空を東方に飛んで行くのを見た。次ぎの日、その家の人が亡くなったと言う。
類似事例 |
|
ヒトダマ 1981年 福島県 子供の頃、近くの寺の裏から人魂が出て、飛ぶのを見た。青白く尾を引いている。この人魂が落ちた先は墓場であった。人魂が飛ぶと、翌日には誰かが亡くなったという知らせが必ず来る。
類似事例 |
|
ユウレイ 1979年 岐阜県 子どもを残して死んだ母親が、夜中幽霊になって出て仏壇にお参りする音が聞えた。音がするから開けてみても誰もいなかった。
類似事例 |
|
キツネ 1999年 宮崎県 鴫野で議員をやっていた人が、冬の丑三つ時、尾崎のハナというところの無縁墓の前で赤ん坊を抱いた女に遭った。狐だと思い、一目散に逃げた。
類似事例 |
|
オンナノコエ 1931年 石川県 関町というところに半兵衛という町人がいた。ある晩、火葬場の横を通ると火の中から女の声がする。恐ろしいのを我慢して聞いていると、「自分は敷地村の肝煎の娘である」と聞こえた。敷地村の肝煎の家に立ち寄ってこの話をすると、ちょうどその日に娘が死んで火葬にしたということであった。
類似事例 |
|
(シノゼンチョウ) 1982年 群馬県 隣組の人が集っているとき、ガラス戸が開いて「こんばんは」という声が聞こえたが、誰も来ていない。まもなくその声の人が死んだと知らせてきた。
類似事例 |
|
ヒトダマ 1983年 東京都 子供の頃の話。初冬の夕方で薄暗かった時、近くのバス停で近くのちまき屋の柿の木に、赤い月の色をした人魂がすーっと飛んで行くのを見たと言う。
類似事例 |
|
(ユウレイ) 1989年 静岡県 大きな被害が出た狩野川台風の後、熊坂で幽霊を見た人がある。夜道を風呂敷を背負い、竹の杖をついた老婆が歩いているので声をかけると、聞き取れないほどかすかな声でムニャムニャ言う。追い越して振り返ると、姿がなかった。
類似事例 |
|
ヒトダマ 1987年 奈良県 人魂を見たことがある。晩に買い物に行った帰り、青い火の玉が墓のほうから来て、飛んで行った。建て前をしてある家があり、その扇を立ててあるところまで来たらぱっと消えた。
類似事例 |
|