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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ガラッパ
1959年 鹿児島県
ある人が田もうりに行ったところ、石の上にがらっぱが座っていた。人間を見ると石の下に逃げたが、その人が手を突っ込んだところ触れることができた。しかし滑って捕らえることはできなかったという。

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ガラッパ
1959年 鹿児島県
大川に泳ぎに行ったとき、石の上でがらっぱが寝ていた。近づくと川中へ逃げたが、その際波が立たなかったという。
類似事例

ガラッパ
1959年 鹿児島県
がらっぱは川の石の下を住処とし、人間に似ていてよく角力をとる。その際人間は「おれが尻子(シンゴ)にかもうな」、がらっぱは「俺がサラにかもうな」と言い合って角力を始めるという。また、石を投げつけても死なず、松の根で振り回せば死ぬという。
類似事例

ヒキイシ,オニ
1984年 長野県
赤鬼に出会った男は、恐ろしくて足が動かなかったので、そこにあった石につかまって息を潜めた。赤尾は男を見つけられず、その石が蟇のような姿だったので、にらめっこをした。しかし蟇が動かないので怖気づいた赤鬼は死んでしまった。
類似事例

タヌキ
1984年 埼玉県
白石の下の家にある日の夕方、得体の知れない男がやってきてイロリにあたらせてくれという。おじいさんとおばあさんがあたらせてやるとそれからちょくちょく来るようになった。どうもおかしい、その男はタヌキの化け物ではないかと思った。翌日は餅を食べていき、次の日にやってきたときに酒を飲ませると、火の側でウトウトしだし、見ていると木の葉が出てきた。そこで石を焼いて焼き餅だといって投げてやるとその石が股の間にのったので、タヌキは逃げ出してそれ以来2度と来ることはなかった。それはムジナ沢のタヌキである。
類似事例

ヌレヨメジョウ,バケモノ,ユウレイ
1965年 鹿児島県
貝を取りに行くと、大石様の上にいる女がいた。こっちにこいと言っても動こうとしかなったので、妙な気がして再度見てみると、女が高い石からさっと駆け下りてきた。恐ろしくなって皆が逃げ帰ってきた。おそらくぬれよめじょうであろう。
類似事例

オンナ,タヌキ
1929年 長崎県
老人が隣村からの帰りに、前からやってくる女と会った。知り合いの女だったので声をかけたが、女は笑うだけだった。狸だと気づいた老人は、女の行く手を阻んだ。キャンといって飛び上がると、女の姿は消えていた。後日、老人がまたこの道を通って目的地に行こうとした。全く着かないのでおかしいと思っていると、正反対の方向に進んでいて、山の頂上に座っていた。
類似事例

ヘビ,ミズクモ
1987年 徳島県
ある人がすげを採りに山へ行き、石の上で弁当を食べていると、くもが来て足の親指にすげを結んで淵の方へ引き込もうとした。その人がすげを木株に移し掛けると、株ごとひっくり返された。怖くなって逃げると大きな蛇が現れたので、牝牛を身代わりに助けてくれと言った。その晩、家の牛がひどく鳴き、翌朝見てみると牛は死んでいた。
類似事例

イシ
1964年 福島県
宮沢にかかさまがくり拾いに行ったが、急に暗くなって暴風になり、たくさんの石が崩れてきて近くまでくる。ちぢまっているうちにだんだん穏やかになったので頭を上げてみれば、石のころげたようすもなかった。女の行くべきところではなかったからだという。
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オオカミ
1936年 秋田県
ある年、人だかりの中に狼が現われて逃げた。石きり山の上で鋭い目を放って舌なめずりをしていたという。
類似事例

オオカミ
1981年 和歌山県
栗拾いにいって狼につけられた人がいた。木に登って助かった。
類似事例

ヘビ
1978年 山梨県
ある男が夕方散歩に出たら、畑の石の上に美しい娘が座っていた。横に腰掛けていろいろ話をして帰ったが、手拭を忘れたことに気づいて戻ると、蛇がその手拭を枕に寝ていた。
類似事例

ムジナ,タヌキ
1990年 秋田県
くらんさという山にすむ狢(狸)を退治するために、狸の入っている穴らしきものをいぶしていたら、男の人が出て行った。それが狸だったという。
類似事例

オオカミ
1981年 和歌山県
ある人が山道を行くと狼が出て、足に顔をこすりつけてきたので見てみると、口に骨が引っかかっていた。とってやったら狼がその人をくわえて引っ張っていった。どうなるのかと思ったら、さっきまでいた場所を大勢の狼が連なって通った。
類似事例

チョウタムジナ
1991年 石川県
夜、皆月から上尾沢へ行く細い道に長太ムジナが出た。道に岩が盛り上がって進めない。暫くすると戻る。その間に食料は盗まれている。大蛇や化け物になって出て盗んだりもした。ある人が気配がするので石を投げつけ、「勝負しろ」というと男が出てきた。「金玉を広げる勝負をしよう」と言って木綿風呂敷の大きいのを広げたら、ムジナは張り合おうとして金玉を広げすぎて、割ってしまって山へ逃げていった。それ以来ムジナは出なくなった。
類似事例

ヒカリダマ
1992年 奈良県
夜道を1人で歩いていたら、山の上のほうから、光玉が飛んだ。赤い色がだんだん柿色になった。高い所を飛んでいたのだが、自分に近づいて来るようで、力が抜けて座り込んでしまった。
類似事例

ノシ,カッパ
1932年 愛知県
のしの棲む淵の近くで草刈りをしていた女は、淵の方向から菅笠を被った小さい小僧がやって来るのを見た。直感的にのしだと思った女が、持っていた鎌を夢中で振り回したところ、驚いた小僧は石塊の様な形となって淵の中へ消えた。
類似事例

カッパ
1987年 長野県
ある人が千古の淵の近くの木に馬を繋いでいた。すると,千古の淵のかっぱが出てきて馬のしりを抜こうとした。馬が暴れたのでかっぱは頭の皿の水をこぼしてしまい,馬に引きずられて家まで行った。家の者が見ると馬の尻尾に妙なものが掴まっているので,柄杓で叩こうとしたところ,柄杓に入っていた水がかっぱの皿に入ってしまった。かっぱは息を吹き返し,たちまち逃げ去っていった。
類似事例

タヌキ
1935年 奈良県
杣職をしていた男が、山に行くといって出ていったきり、長らく戻らないので、家族が心配して小屋に行くとそこに姿はなかった。狸の仕業だと思って、瀧の付近を捜してみると、小枝の上にぼんやり座っていた。男は帰ろうと思ったが自然にこちらに来ていたという。
類似事例

カワウソ
1949年 新潟県
山縁の道を歩いていると、後ろからつけてくる音がする。不気味なので石をぶつけてやろうと石を拾うと上から大変な顔をした動物が立っていたという。おそらくカワウソであっただろう。
類似事例

キツネ
1938年 長野県
昔、ある人が山で石だと思い腰掛けると子狐だった。怒った子狐はばかしたが、この人がたばこをふかして煙を送ると逃げた。
類似事例

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