国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

カッパ,メドチ
1929年 青森県
湊川の川下の海に近いバンジリ(場尻)の桟橋の上に、メチドが皿を冠して涼風にあたっていたのを見た人がいる。近づくと一度振り返って水に飛び込む。日に焼けて黒くなった子どものような様子だった。

類似事例(機械学習検索)

カッパ,メドチ
1929年 青森県
メドチは板の切れなどに化けて湊川の川水を上ったり下りたりする。泳ぎ疲れた子どもがつかまるとそのまま沈む。子どもを欺くためだろう。その板は先と後ろとが浮かれて跳ねるそうだ。
類似事例

メドチ
1980年 青森県
メドチは夜、川から上がって光る。友達に化けて子供を引く。へそを抜く。姿は7,8ヶ月の赤ん坊に似て、頭に皿がある。
類似事例

メドチ
1938年 青森県
ある者が馬を追いかけて鳥沼へ行くと、メドチが柳の木に腰掛けて両足を水の上にピチャピチャさせていた。その人はまもなく病んで死んだと言う。メドチは5、6歳の童子姿で、頭に大きなサラバンがある。目と口が大きくて触れば冷たく、相撲が好きだと言われている。
類似事例

カッパ,メドチ
1929年 青森県
湊川にはメドチの害とされるものが多い。川上の胡瓜をとって食べるメドチをこらしめた剛腹な人のおかげで、川上ではメドチの悪さは少ない。また、紫尻の人はメドチに好まれるので川には入らない。
類似事例

ガッパ,(カッパ)
1932年 熊本県
田川町の上手の淵の上で夏になると河童が背中を干していて、人影を見るとどぶーんと淵へ飛び込んだという。
類似事例

カッパ
1930年 宮崎県
ある男が友達二三人を一緒にボートを浮かべていた。その日はおだやかな日だったが、突然波が立ち転覆しそうになった。岸にようやくついたとき、水面を見ると、顔の真赤なものがいて、河童につけられたと恐れて逃げた。
類似事例

ガラッパ
1964年 鹿児島県
ガラッパを見た人によると、子供のような背格好で木の上でにあらわれ、水面を見ると間違いなくガラッパの姿をしていたと言う。また見ようとしたが、姿はすでになかった。
類似事例

カッパ
1976年 大分県
ある人が、船の下で火を焚いていたところ、河童を見た。河童は船を揺らした。火に映って真っ赤だったという。
類似事例

メドチ
1980年 青森県
お盆の前、お母さんが豆の草取りをしていると、数日続けて見知らぬ若者が手伝いに来る。メドチがだましに来たと思ってメドチのきらう香煎を食べさせたら、若者は淵に飛込んで消えた。やはりメドチだった。
類似事例

ガラッパ
1982年 鹿児島県
橋の欄干に男根の先を曲げて引っ掛け、夕涼みをしているガラッパたちがいたが、着物姿の女性の裾がヒラヒラしているのを見て興奮してしまい、次々と川の中へ落ちていった。
類似事例

ゴンダラ
1956年 宮城県
昔,折立の町外れ(志津川街道)の小川近くの崖上(現共葬墓地)に長者屋敷があった。この屋敷の娘に,いつの頃からか若衆が通ってくるようになった。娘がだんだんやつれていくので,乳母が問いただしてそのことが判明した。化生の者かも知れないということで若衆の裾に糸をつけた針を留めさせ,翌朝家人が調べると血痕が一筋家から小川まで続いていた。海の川口が血で染まっており,巨大な鱈が死んでいた。解体して馬に積んだら五駄分もあったので,以後その地を「五駄鱈(ゴンダラ)」と呼ぶようになった。娘は同じ場所に入水して後を追った。その小川を思い川または毒川と呼ぶようになった。その後,鱈の魚群が小川を遡行しないうちは近海で鱈漁を行わず,またこの折立海辺で一番早く鱈が獲れたという。一説では,若衆が死んだのは長者の家の奉公人達が打ち殺したためと言われる。
類似事例

タヌキ
1970年 高知県
浜に下りたところに坊さんの姿をした男がいた。見ていると波が来たらあとすざりをしていた者がそれをやめて、川に沿って上って行った。後をつけたがどこかに消えうせてしまった。おそらく狸の仕業だろう。
類似事例

ニイギョ
1956年
海の底にいて、三歳くらいの童子の形をし、毛の生えた蓑を着たような格好をしている。漁師は舟から海に潜るときには、舷を叩いてから入るものとされていた。
類似事例

(カイチュウヨリアガリソウロウモノ)
1982年 京都府
享保11年2月25日、海中より、首は鳩のようで長さ1尺程、胴の長さ5尺程、腹は赤白斑で、歯は喉まで生え、甲は唐傘の骨のようで筋が少し高くタバコの葉に似て、胴の幅は3尺程、鰭は柔らかである物が上った。これが上った前の夜は、海中でうめき声がして1里四方に聞こえた。翌日その死体が浜に上った。
類似事例

ケンムン
1975年 鹿児島県
入隊のため、舟に乗ろうと急いでいると、道の下側に子供の姿をした、テイブン(膝)がカマチ(頭)の上まであるケンムンを見た。触れると増殖するので放っておいた。同行した妻もその姿を見ていた。「本当に見た」と話してくれた。
類似事例

メドチ,カッパ
2001年 青森県
堰の端を歩いていたところ、きゃっきゃっと声を上げながら堰を上ってくる子供があった。それは、黒い体に赤い顔の十歳ほどの子供であったが、髪をさらりと冠っていた。こちらがめどちだなと思っていると、その子供は水の中に消えてしまった。
類似事例

ガーッパ
1938年 長崎県
幕末頃、ある藩士が夜更けに川沿いの道でガーッパを見たそうである。目が蟹か蝦のように飛び出していたといが、藩士は細かいことばかりに気づいて全体ははっきりしない。皿はなかったという。
類似事例

キツネ
1975年 福島県
釣りをしていた人が川で遊んでいた狐の子に石をぶつけたら、急にあたりが真っ暗になった。明かりが見えたので近寄ったら、池の中に落ちた。
類似事例

ブナガヤ
1985年 沖縄県
夜、みかんの木の下でブナガヤを見た。体は真っ赤で、髪の毛の赤く首のあたりまで垂れていた。顔は三角で、耳のあたりまで口が裂け、真白い魚のような歯がぎっちり並んでいた。手はやせ細っており、ほんの子供くらいの大きさだった。
類似事例

バカサレタハナシ
1981年 和歌山県
女郎淵に鰻釣りに行った子供が日が暮れても帰ってこない。迎えに行ったら日が暮れているのに気づいていなかった。何かに化かされた。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内