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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ガッパ,(カッパ)
1932年 熊本県
南関町の谷川の井手(堰)は子供も泳げないほど小さな水溜であったが、ガッパが何十匹いるかわからないといわれた。水がなくなる頃には山に上がるのだということであった。

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ガッパ,(カッパ)
1932年 福岡県
霜月の頃、山から川沿いの道へ下りてくると川底のほうから妙な鳴き声がヒルヒルヒルとやかましく聞えてきた。よく見ると4つか5つくらいの子供のようなものが何10匹と川から上がって山のほうへ言った。寒くなるとガッパは山に上がるのだという。
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ガラッパ
1984年 鹿児島県
谷川沿いの小屋で夜、風呂の残り火に幾匹かのガラッパが寄り合い、お湯にかかって騒いでいた。
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ガッパ,(カッパ)
1932年 熊本県
イガワ(湧水を石で囲み深く水を溜めた平井)にもガッパがいた。人の影のしない時刻によく背を干していて、人に行き合わせるといきなり水に飛び込んだという。
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カッパ,ガラッパ
1971年 鹿児島県
水の手にはガラッパがいた。岩の上に猿の子のようなものが2匹いて、相撲を取っていた。
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ガッパ,(カッパ)
1932年 熊本県
ツツミ(溜池)にもガッパがいて、よく背を干していた。10坪あまりの小さなツツミであったが、それでもガッパがいて、大人でも引き込んで溺れさせたという。
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ガッパ,(カッパ)
1932年 熊本県
7、8年前、夜に橋の近くを通ると、7つ8つくらいの小僧が川の中から水を引っ掛けてきた。叱っていると小僧が近づいてきて、道の真中に投げ飛ばされた。ガッパがいて、夜になると悪戯をするのだという。
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カッパ
1990年 山形県
カッパは外国から最上川の方へ来たが、いられなくなって、大沼にきていたところ、神様のお使いの鯉が、住んで悪いというので、寒河江川に昇った。
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カッパ,ガラッパ
1971年 鹿児島県
ガラッパは春の彼岸に溝を伝って川に下りてきて、秋の彼岸に山川から山に上っていくのだという。
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ガラッパ
1954年 鹿児島県
河童のことをガラッパという。ヒョウヒョウという鳴き声をあげながら、1年に2回、春と秋の彼岸の頃に山と海のあいだを川に沿って往来する。春の彼岸の頃の西風の夜に海へ下り、秋には山へ登ってゆくという。
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ガッパ,(カッパ)
1932年 熊本県
30年余り前、体を悪くした人がぶらぶらしていたと思ったら、そこにもここにもガッパがいると言い出して、谷の堤に飛び込んでしまった。この人はガッパに憑かれたと言われた。そのあと、堤の水が枯れた。池などでガッパが人を捕ると水が枯れるという伝承である。
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ガッパ
1975年 長崎県
ガッパは晩にしか現れない。背丈は1尺くらいで、さげ髪。ユビの間に水カキがあるが、雪の降った翌朝にある、ガッパと思われる足跡には水かきはない。村が全焼したときにはダンブ(水たまり)のところにガッパがいた。
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ガラッパ
1982年 鹿児島県
川沿いでガラッパにあったが、不意に驚かせてしまいガラッパは川の中に潜って逃げた。それ以後投網にかかるのは蛙だけであった。
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タヌキ
1973年 香川県
サンベーという投網打がぼらをたくさん採って帰るとき、夜に大池の尻を通ると、ゴソッと音がした。狸が籠のふたを開けようとしたのかと思ったが、軽くなってはいなかった。木沢の寺のあたりでまたゴソッと音がして、ふたを開けたらほとんどの魚をとられていた。
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カッパ
1958年 福井県
盆に泳ぎに行くとカッパが連れになって、子供の姿をして泳いでいる。村の子供たちが行くと深みへカッパが引っぱっていくという。
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ナナメ,ジャ
1965年 兵庫県
川口にいる八つ目鰻のようなものをナナメという。それが笛を吹いて山に登るのを、岡という屋号の侍が退治した。桶に入れると七桶半もあった。その後、その家は衰えたという。ナナメは山の奥の蛇と夫婦であった。
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イヌ,ミズ
1949年 沖縄県
南山王国の城山の北麓に嘉手志川という大清水がある。昔この土地の人々が飲料水が少ないことから、何れかの土地に退去しようとしていたときに、岡の茂みから犬が飛び出してきてそこに泉があることを知った。そしてこの地を安住の地とすることができた。今も井泉の上の石をその犬の霊の宿るところとして拝している。
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ガラッパ
1989年 鹿児島県
昔、村の娘が早朝に川へ水を汲みに行くとガラッパがワナにはさまれていた。それを助けなかったところ、娘の家にはガラッパがいて、「下出水では7代男の子が育たないぞ」と呪いをかけた。ガラッパは結局獲物とりに見つけられて殺されてしまった。それからは「下出水では男の子が育たない」と言われるようになった。
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ガラッパ,スイジンノカミ
1963年 鹿児島県
ガラッパは水神と言われ通り道の谷間には家を建てない。ある人は夜にたくさんの足音が群れをなしているのを感じた。おそらくガラッパが川から海に行く途中だったのだろうが、暗闇の為に目に見えることは決してない。
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ヒョウスンボウ,ヒョウスボ,カッパ,ガタロウ
1999年 宮崎県
河童(ガタロウ)を高鍋ではひょうすんぼう、ひょうすぼという。ある春の雨の夜、高鍋の殿様が水源不足に悩んでいると、堀端の茂みから黒い影がヒュルル…ヒュルル…と鳴きながら出てきた。その夜、殿様の枕元に年を経たひょうすんぼうが3匹出て、夢に水源の場所を教えた。用水路が造られ、以来高鍋でも米が豊かに取れるようになった。
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カワラメ
1989年 石川県
カッパをカワラメという。カワラメはお盆のころになると竜宮の乙姫様に人間のシンノコ(尻の子)を3本贈らねばならないため、その頃は川に入るのが最も危険とされた。ただしある文句を唱えれば安全とされた。
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