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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ガッパ,(カッパ)
1932年 熊本県
ある60歳で亡くなった人が、奇妙な行動を多く取っていた。その人が30歳あまりの頃、ガッパとすもうをそってからそうなったのだという。

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ガッパ,(カッパ)
1932年 熊本県
30年ばかり前、水車の上の井手の岸で一晩ガッパとすもうを取った人がいる。その後しばらく体の具合が悪かったらしい。
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スッポン
1939年 新潟県
16歳頃に奇病を発した男子の実父が、スッポンの料理人であった。実父が死ぬ前に、包丁を部屋の座るところに掛けて置いたりしたので、スッポンに祟られたのだという。
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ガッパ,(カッパ)
1932年 熊本県
30年余り前、体を悪くした人がぶらぶらしていたと思ったら、そこにもここにもガッパがいると言い出して、谷の堤に飛び込んでしまった。この人はガッパに憑かれたと言われた。そのあと、堤の水が枯れた。池などでガッパが人を捕ると水が枯れるという伝承である。
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ヒノタマ,ヒトダマ
1990年 香川県
ある人が42才ぐらいで亡くなった。そのときそこらがパッと明るくなり、隣の屋根に抱えるくらい大きな人魂が出てきて、飛んでいった。
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ミコ,シリョウ,カミサマ,ホトケサマ,タカイヘンレキ
2001年 青森県
八戸市在住のある女性は、30代初めに突然身体が不調となったことがカミサマとなったきっかけであった。新しく地区の共同墓地を造成した際、古い墓地からの移動のときに、彼女がたまたま皿状になった頭蓋骨の一部を掘り起こしてしまったことが原因である。供養などをしてみたものの、そのときから頭蓋骨の死者の霊にとり憑かれ、身体が不調になったばかりか、奇行までが見られるようになった。
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オオオトコ
1943年 香川県
約5、60年前、ある人が山へ行く途中に大男にあい、すもうをとろうと誘った。何度勝負してもその人の勝ちであったが、大男は相手の煙草入れに目をつけ、「煙草入れをのけよ」というのでその人がのけると、なぜかその人は負けた。その後、近所の人がとおりかかると、その人は体に大きな石をのせられて死んでいた。煙草入れにはたくさんお守りが入れてあった。五月十三日には山日といって誰一人山へ行く人はいない。
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スッポンノホネ
1974年 鹿児島県
薩摩藩にスッポンが大好きな者がおり、骨まで食っていた。そのうち目の下の皮や目や腕や横腹からスッポンの骨が出てきたという。後に死んだ。
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シノヨソク
1944年 新潟県
70数歳になる老人がいた。元気で百姓仕事をしていたが、ある日、「俺は○○日に死ぬから」と言い出した。家人は老人の耄碌だと思っていたが、当人は葬式の手配を自分で済ませ、当日は沐浴をして床に入り、家族に別れを告げた後、称名を唱えながら息を引き取った。
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カイダンノカイ
1938年 東京都
ある男が、怪談会で自分の家にまつわる怪談を話し始めた。ところが、本筋に入る前に黙ったまま進む事がなかった。参加の一同もしばらくは聞いていたが、埒が明かないので散会した。すると、男はその場で気を失い、そのまま死んだ。
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ガッパ
1975年 長崎県
ガッパは水神様ではないかという話がある。昔、あわびを取りに行くと岩の上に人間の格好をした誰かが座っていた。ここにいることを誰にも言うなと言われたが5、6人に話してしまったところ、そのひとはすぐに死んでしまった。
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ミコ,シリョウ,カミサマ,ホトケサマ,タカイヘンレキ
2001年 青森県
30代初めの頃、墓の移葬を手伝ったところ、頭蓋骨の一部をたまたま掘り起こしたことで死霊にとり憑かれてしまい、突然に体が不調となってしまった。だが、神仏の拝み方などを身につけていく中で神仏の声が聞こえるようになったり、肉体を離れたタマシイだけによる他界遍歴を繰り返したりするようになり、一心にカミサマに祈ったところ癒された。以後、段々と人々の悩み事の相談も受けるようになった。
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ガッパ
1954年 長崎県
ガッパは死霊と組んで憑く。茂七という男が首を吊って死んだ。その妻が山道で腹が痛くなった。通り道に「何かが憑く」と言われているところがあるが、そこでガッパに肝を抜かれたらしい。
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ガラッパ
1954年 鹿児島県
筆者が小さかった頃聞いた話。ある山小屋のお爺さんが、ある寒い雨の夜に、屋外を鳴いて通るガラッパを小屋に引き入れて暖をとらせた。そうしている内にそのお爺さんの姿は段々とガラッパになってしまったという。だから、無関係なことには関わらない方がよいとされる。
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キツネ
1982年 東京都
若い、いい女が来るのに見とれていた。すれ違うときに会釈するのでふり返ったらもういなかった。狐にばかされたと気付いてタバコを吸った。その後も何度か奇妙な出来事があったが、その度にタバコを吸うと正気に戻った。
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シ,キエタコドモ
1966年 群馬県
30歳位の人の祖父が病気になり、あまりに苦しがるのでかやの中で抱いていた。その時、おじいさんが一番かわいがっていた当時小学2年生ぐらいの孫がかやの外に立っていたが、名前を呼んだら消えてしまった。それから2,3日しておじいさんは死亡した。
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ムエン
1957年 和歌山県
乞食かなんかが死んで人に憑いた。憑かれた人はがつがつ食べたり卑しいことをした。
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ヘビ
1993年 岐阜県
昔、男が蛇石に座って煙草をふかしていると、蛇が出てきて男をじっと見つめる。男はキセルのヤニを蛇に食らわせる。後に男は突然死に、人々は蛇をからかった祟りだとして、石に近づかなくなった。
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カッパ
1992年 宮崎県
話者の祖父は、3月になると家の近くの小川でカッパの声をよく聞いたと話していた。また話者の母も桑摘みの帰り、小川で耳が痛くなるほど騒がしくカッパがないていたので恐ろしくなり、ナンマンダブツと唱えながら真っ青になって帰ってきたことがあったという。
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カッパ
1962年 千葉県
河童はスッポンのことだという。和泉の大きなセキで、13歳の男の子が小さな子供とすもうをとると、セキの中に引っぱり込まれて死んでしまった。浮いた死体は目玉を抜かれ、体中の穴にカッパ虫がいっぱいついていたという。また、ある男が5歳くらいのおかっぱで赤い着物の子供とすもうをとり、その子がえらく強いので男は死んでしまったという。
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(ガラッパ)
1989年 鹿児島県
夜に祭りに行ったおじいさんに、4、5年生くらいの男の子がすもうをとれと言う。「頭かかんな、頭かかんな」と言ったが水をこぼしてやると、その子の力が抜け、いつの間にかいなくなってしまった。
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