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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

サル
1938年 京都府
城山と称する所には約25の地蔵があり、里人の間では城山落城の悲霊を埋めたものと伝えられている。この山にはお猿仏という所があり、嫁入りのときにここを通ると猿が掻き混ぜるといって決して通らない。

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ウシオニ
1992年 山口県
鬼が城山は、鬼が岩窪にいたから、そう言うのだという。また、鬼が美女を慕い夜毎通っていたが、家の主が気づいて斬ると、血を流しながらこの山に逃げて死んだから、こう言うのだともいう。
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キイノガンセキ,サルイワ
1975年
猿岩という岩があり、婚姻の際この岩の近くを通ると不縁になるという。
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ツルギミサキ,マリシテン
1983年 岡山県
城山にツルギミサキを祀る家がある。これは昔、法者が城山の本家の屋敷の下に下りて来ている摩利支天を祀らなければ祟るというので祀ったものだという。
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ジゾウ
1922年 兵庫県
奥蔵山の嶺に鬼閉戸という所がある。昔ここで小僧が鬼に食われたため地蔵を置き、人喰い地蔵と呼んだ。
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ソデモギ
1972年 岡山県
長建寺の門前横の谷川に石橋があり、そばに自然石がある。その自然石を袖切り地蔵と呼んでいた。この自然石の地蔵の前で転ぶと袖をちぎって供える。そうしないと祟りがあるという。
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ネンブツイケ
1972年 岐阜県
西国三十三番を花山法皇がお参りしたときに、帰り道に谷汲山で休んだ。そこで念仏を唱えると、その地から水がわき出たという。お地蔵さんが祀ってある。
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ジャンジャンビ
1935年 奈良県
奈良の北の法連寺町のトモ寺と岩淵寺にも伝説がある。トモ寺に女を、岩淵寺に男を埋めたためだといわれている。
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シロヤマ,レイコン
1981年 東京都
城山が落ちた6月10日には、毎年霧がまいて城山が見えない。女たちが赤ん坊を抱いて谷底に飛び込んだので、今でも蛙が子供を抱いて悲しく鳴いている。また、北条氏郷のお墓に霧が立ち込め、氏郷の幽霊が出て、どこからともなく家来の叫び声が聞こえるという。ある大将を埋めた寺には衣を着た坊主のような茸が3年間出たという。
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タヌキ,キツネ
1931年 青森県
地蔵堂から山に1町ほど入ったところに別の小堂があって、何体か石像がならんでいる。ここは賽の河原と呼ばれている場所で、地蔵堂がなかったころは狐や狸が通行人を誑かして困った場所であった。ここで誑かされた人間はまもなく死ぬので、供養の為に地蔵堂が建てられたといわれている。
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ヘンドバカ
1975年 愛媛県
150年ほど前に、葛谷に妻を亡くして子と暮らしている男がいた。宿を貸した四国遍路と結婚の約束をしたが、女が数日留守にして戻ると親族の反対に合い、女は家を出た。その日は大雪で、女は雪で動けなくなり谷に落ちて死んだ。以来、その家には不幸が続いたので、死んだ場所に地蔵を建てて、霊を祀ったという。それを遍土墓と呼んでいる。
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ヤマンバノアナ
1927年 山口県
石城山にある神籠石には、水門と考えられる部分に山姥の穴という名称が付いている。この穴にまつわる貸椀伝説がある。
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ヘビ,キクヒメ
1973年 新潟県
雷山城の城主の娘菊姫が落城の時、東光院という名の淵に身を投げ、蛇になったという伝説がある。この淵に石を投げると雨が降るという。
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オニ,イワ
1990年 長野県
法善寺の裏山には昔鬼が住んでいた。2つの大岩をまたいで便の用を足したので、そこは鬼の便所などと呼ばれている。
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オチウドノハカ,ジゾウ
1958年 岐阜県
双六谷の洞穴近くの地蔵様は落人の墓と言われており、よく祟る。お参りすると治る。
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バケジゾウ
1930年 栃木県
含満ヶ淵の岸のサイの河原にある石地蔵は、行きに数えた数と帰りに数えた数が会わないことから、化地蔵と呼ばれている。弘法大師が一夜のうちに100体の地蔵を作ろうとしたが、99体で夜が明けてしまったという伝説もあるらしい。
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タタリ
1971年 石川県
気性の激しい当主が侍女を斬って井戸に投じたところ2,3代にわたって目を患う者が出、殺された侍女の祟りとして、供養のため邸内に地蔵堂を建立するに至ったという。
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グヒン,カサ
1955年 岡山県
櫃ヶ山は大山の狗嬪の住む山といい、日露戦争のときに兵隊よけや武運長久の願を聞き届けるといった。女が上ると罰があたる。昔この村に一人の旅人が来て、笠を置いてある場所だけでよいから一晩泊めてくれと言った。それくらいならと許すと、笠は見る見る大きくなって櫃ヶ山をすっぽり包んだ。この旅人が大山から来た天狗で、それ以来不浄のものはこの山に入れなくなったという。
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テング
1938年 鳥取県
崩御山には石蟹卿から天狗によって運ばれたという石があり、塚となっている。何という神の御陵であるか諸説がある。古来より女人は登山をせず、もし女性が登れば途中で異変があると伝えられる。
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バケネコ,ハイラズノマ
1957年 熊本県
人吉城の中に化猫が出るという騒ぎが起き、寛永2年、普門寺のあとに生善院(俗称猫寺)を建てて菩提を弔った。観音堂脇の大木は猫像であるという。本堂には今も入らずの間があり、ここに泊まるとどうしても眠れないという。
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テング
1980年
山の奥にある神社や寺院は、天狗が守護しているので、斎戒していない不浄の人間が参詣すると、必ず天狗に捕らえられ、五体を裂かれて木の枝に掛けられてしまうという。
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