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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ガマ
1940年 朝鮮
どこからともなく飛び込んできた蝦蟇の吐き出すものは米で、糞は金であった。

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フネ,ロウジン
1930年 石川県
酒田の本間が船に米を積んで、七尾の港に入った。七尾は世の中が悪くて祭が出来ないでいた。そこへ老人がたずね、米を町に皆あげるように頼み、お礼は夜、町に落ちているものだと言った。本間の主人は米をあげ、町に落ちていた馬糞を拾った。明朝馬糞は黄金になっていた。
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ダイジャ,オオダコ
1973年 香川県
大蛇と大蛸がお互いに相手を餌食にしようとしたところ、大蛸が大蛇を海の中へ引き込み、大蛸が勝った。10年後、大蛇が沈んだ海に油が浮いているのを船頭がみつけ、米を捨てて骨をあげ、大阪で成金になった。
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サイギョウホウシ,カニ
1916年 島根県
西行が道傍で糞をたれると、ちょうど下に蟹がおり、甲羅の上に落ちた。その蟹と西行が歌の詠みあいをした。
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ネズミ
1934年 岩手県
昔、心の良い嫁がいて、米粒や豆粒を鼠の穴に落としてやった。すると鼠が出てきて、家に連れて行ってもてなしてくれ、帰りにはたくさんの黄金を土産にくれた。隣の欲張り嫁がこれを真似したが、猫のもまねをしたので追い出されてしまった。
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オオガマノウラミ,(ヘビ)
1956年 宮城県
昭和22,3(1947,8)年頃,遠藤某氏の裏の竹薮で大きな蝦蟇と青大将とが睨み合っていた。蛇が首を突き出すと蝦蟇は片手に持った竹で蛇の頭を打つ,ということを二時間ほど続けていたが,蛇が疲れきって動けなくなってしまったので,蝦蟇はその上にまたがって小便をかけ,悠々と立ち去った。蝦蟇が妖気(毒気)を吐いたのかもしれないという。
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カイガイ
1940年 新潟県
漁をしていると、貝が見つかった。市場に売りに行くと貝が突然話し出したので、それを川に投げ捨てることにした。
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ツキモノ
1974年 和歌山県
川の水しぶきの中から鼠のようなものが出てきて、お金を求めてきた。求められるたびに水に投げ込む。しだいに金額が大きくなって、求めに応じられなくなった。その人は鼠に囲まれたため家から逃げ出し、しまいには馬を抱いていたという。
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カメ
1938年 秋田県
何10年かに1匹、西の海から亀が上がるが、その亀は既に死体となっていた。しかし、亀の肉は腐ることはなかった。
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ヌシ
2000年 茨城県
高瀬船が三又沖に差し掛かった時、朱色をした大緋鯉が光を放ちながら船を追ってきた。船員は驚いて、水神の化身ともいいながら船室に逃げた。船長がこの混乱収拾の為、米を持って船外に行き、経文を唱えて米を投げ入れると緋鯉は大きく跳ねて去って行った。
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オウゴンノトリ
1914年 奈良県
荒坂という所にむかし長者が住んでいた。その家の米のとぎ汁が2つの池になった。その2つの池の間にある石の橋の下に黄金の鶏が埋めてあり、元日の朝に鳴くという。
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ベンジョノカミサマ
1982年 宮城県
便所の床に落ちていた米粒を「もったいない」と拾って食べたら神様になって、窓から空に飛んでいってしまった。
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トウベツカヂカ
1934年 北海道
和人が一人で暮らしていると、一人の女がやってきて、脱糞したものを食事に出した。女の正体はトウベツカヂカという魚の頭領で、食べられる事を人間に教える為にやってきたのであった。女が出していたのは、卵であった。
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ミノガメ
1939年 岩手県
大正元年頃、若者3人が沼で漁をしていると頭に毛をかぶった大亀が現れ、口から毒気のある息を吐いた。3人は逃げ帰ったが、それが原因で皆死んだ。
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ガマ
1976年
陸国賓という道士が船遊びをしている時、白い虹が見えたので近づくと、筍程の大きさの蝦蟇が口から白い気を吹いていた。
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イヌ,リュウグウ,ネインヤ
1934年 鹿児島県
男が売れなかった花を海に投げ込むと、ネインヤの者に感謝され、犬をもらった。その犬を、もてなすと猪を獲ってきた。男の兄がそれを羨んで犬を借りたが、言うことを聞かないので殺してしまった。弟が犬の死骸を埋めると、そこから竹が出て天の米蔵を突き破り金持ちになったが、兄は同じことをして天の糞袋を破り、糞に潰されて死んでしまった。
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サル,カニ
1971年 鳥取県
猿と蟹が餅をめぐって争う。石の下に逃げた蟹に猿は糞をかけようとするが尻をはさまれてしまう。猿の尻が赤いのはそのためである。
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リュウグウサマ
1932年 熊本県
昔、むこが竜宮様にあげるために柴薪を海に投げ込んだら、竜宮様に感謝されお礼に金の糞をする猫をくれた。むこは金持ちになったが姑婆が猫を殺してしまった。むこが猫を埋めるとそこから黄金がなる南天が生えてきた。
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オニ
1996年 新潟県
鮭がたくさん上ってきたが、近くの山の鬼が現れ、鮭が登ってくるところに立ちはだかって、手づかみにして食べた。この時鬼が発する声を聞いた者は、血を吐いて死ぬといわれた。
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ノッペラボウノツルツルボウズ,カイブツ
1968年 鹿児島県
漁師が飲料水を求めて川口へ上陸したとき、川上から奇妙は叫び声が聞えて、目も鼻もない頭のつるつると光ったかいぶつがあらわれたので船に逃げたが、怪物は胸のあたりまで海に入って追いかけてきた。
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ガマ
1980年
蝦蟇という名の由来は、これを遠いところで離しても、必ず元の所に帰ってくることからきているという。
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