ヒダルガミ 1942年 高知県 山路で急に空腹を感じて、冷や汗が出て歩けなくなるのがヒダリガミと呼ばれるものである。、高岡郡東津野村ではヒダルガミといって、これに憑かれると何でも一口食べたら治るので、弁当を食べ尽くさず少し残しておく。
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ヒダリガミ,ヒンド 1942年 高知県 山路で急に空腹を感じて、冷や汗が出て歩けなくなるのがヒダリガミと呼ばれるものである。幡多郡橋上村楠山ではヒンドと呼んでいる。
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ヒダリガミ,ダリ,ガキ 1942年 高知県 山路で急に空腹を感じて、冷や汗が出て歩けなくなるのがヒダリガミと呼ばれるものである。幡多郡富山村では、ダリ、あるいはガキと呼び、憑かれたら身につけている物を後方に向けて投げる。
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ヒダリガミ,ガキ 1942年 高知県 山路で急に空腹を感じて、冷や汗が出て歩けなくなるのがヒダリガミと呼ばれるものである。幡多郡十川村、大正村、香美郡在所村ではガキと言う。
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ヒダリガミ 1942年 高知県 山路で急に空腹を感じて、冷や汗が出て歩けなくなるのがヒダリガミと呼ばれるものである。吾川郡大崎村峰岩戸では、飢えて死んだ人の性根が憑くもので、何でも取って食べると治る。
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ヒダリガミ,ヒダル,オサバイサマ 1942年 高知県 山路で急に空腹を感じて、冷や汗が出て歩けなくなるのがヒダリガミと呼ばれるものである。吾川郡上八川村、土佐郡森村ではヒダルと言い、森村では呪禁としておサバイ様の前を通る時に木の枝や木の葉を供えていくと良いと言われている。
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ヒダルガミ 1972年 高知県 高知県では峠道では柴折さまに柴を供えて通れば、ひだる神に憑かれないと言う。
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ヒダリガミ,ヒダリ 1942年 高知県 山路で急に空腹を感じて、冷や汗が出て歩けなくなるのがヒダリガミと呼ばれるものである。長岡郡上倉村や吉野村ではヒダリと言い、上倉村では弁当の食い残りを持って行くものではないと言う。
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ヒジリサマ 1958年 愛媛県 ヒジリ様という古墓があり、そこで木を伐ったり柴を刈ったりすると取り憑かれて病気になるという。
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ダリサン 1974年 和歌山県 ダリさんに憑かれると、歩けなくなってしまう。憑かれたら、手のひらに米という字を書いたり、それを食べる真似をすれば治るという。ダニは行き倒れの人の霊が腹を減らせて側を通る人間に憑くのだという。憑かれたら米を3粒あげるとよい。
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ヒダルゴ 1983年 愛媛県 ヒダルゴは「駄場のはな」辺りや縄目すじなどによくいる。人につくと急に激しい空腹感を覚え、一歩も歩けなくなって冷や汗が出る。何か少しでも口にすると直ちに離れる。
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ダリ 1981年 和歌山県 空腹で山中を通るとダリに憑かれて動けなくなる。山伏に拝んでもらうとよい。
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タリ 1940年 岐阜県 空腹のとき、タリに憑かれる。疲れると弱ってより空腹になる。足も動かなくなる。山道でも村中でも憑かれるが、とりあえず空腹を満たせば逃れることができる。
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オシオリサン,シバオリジゾウサン 1941年 徳島県 人が死んだ所にある地蔵さんが、人が通る時に柴を手向けるという。
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ダル 1957年 和歌山県 シタンタオは落人の死んだ場所で、ここを通るとダルに憑かれる。憑かれると足がだるくなる。そんな時は掌に米という字を書いて舐めるか、米を一粒でも食べればよい。
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タヌキ,ダル 1977年 和歌山県 狸にだまされると、ダルに憑かれたときのように一歩も歩けなくなるという。
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イズナ 1980年 青森県 ツキモノスジと呼ばれる家がいずなを使う。憑かれたものはばかになる。憑かれている間のことは覚えていない。
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ノラギツネ 1953年 千葉県 野良狐に憑かれると背中が重くなる。憑かれたら狐の好きなものをあげるとよい。
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ガキ 1984年 新潟県 餓鬼に憑かれて空腹になったら、なんでもいいから3口かむと治るという。
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オシオリサマ,アシガルサマ 1985年 愛媛県 集落の入り口には、シオリ谷の名称がある。昔柴折りさまを祭った跡である。集落を出る時柴を折って供えると足が軽くなる。1つには悪魔外道、悪病が集落にはいるのを防いだものである。
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タマシイ 1939年 長崎県 口寄せのことをカリシバトリまたはカレシバトリといい、それを行うモノシリをカレシバ様という。口寄せを依頼するには、呼んでもらう人の墓所から柴を持って行くのだが、この柴には魂がついているといい、必ず持ち帰って元の墓所へ納めなければならないという。
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