ヘビ,マッタビ 1943年 鹿児島県 マッタビという蛇は、美男に化けて女の側に忍び寄り懐妊させる。ある女が腹の具合が悪く、医者の診察を受けたが、医者にもよくわからなかった。仕方なく家に帰ると、たくさんの蛇の子を産んだ。
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ダイジャ 1987年 和歌山県 娘の家に大蛇が美男に化けて通ってきた。娘は妊娠し子供を生んだが、その子は盥に3杯もの多数の蛇の子だったという。
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ダイジャ 1976年 和歌山県 大蛇が男に化けて娘のもとに通って来て、子が生まれた。その子はタライ3杯の多数の蛇の子であったという。
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ヘビ 1993年 岩手県 ヘビが美男に化けて若い女を次々騙して、子を産ませた。娘の腹がふくれて10ヶ月経つと、娘が一人のときに、ヘビが編み笠をかぶって入れ物を持った人の姿になってやってきて、生まれたヘビを連れて行く。ヘビが来なかった時は家の人が生まれたヘビを始末していたらしい。
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ヘビ 1954年 山梨県 病弱な女房に蛇を食べさせたら、それがたまたま夫婦蛇の雌で、雄蛇が旦那の留守中に旦那に化けて蛇の子を宿させた。
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ダイジャ 1965年 秋田県 祖父が沼には大蛇がいて、美男に化けて山伏の妻に通った。山伏の妻は妊娠して、蛇を10匹位生んだ。
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アーマティブ 1987年 一夜を共にした美男子は実は蛇の化身であった。そこでナナチキネィブルを食べさせれば子供を流産するという話を聞いたので、その通りにして蛇の子供を流産させた。
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ヘビ 1975年 岩手県 神社で男に化けた蛇が毎晩女に会っていた。女は妊娠したがなかなか子供が生まれなかった。産気づいてたらいの中に湯を入れておくと、突然「シー」という不気味な音がして、中をのぞくと蛇がいっぱいいた。
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ヘビ 1958年 岩手県 ある女が山で男と遊んだが、後になって蛇の子を3匹産んだ。
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マツタブ 1968年 鹿児島県 昔、マツタブが男に化け、ある女を妊娠させた。その男は毎夜通い朝になると帰っていった。不審に思った女は男の後をつけた。すると男はマツタブとなり洞穴に入っていき、そこで仲間のハブにその女のことを自慢していた。ハブが言うには、もしその女が4月初午にビラゾネ(ニラの煮物)を食べたら子供はおりてしまう、とのことであった。女はその通りにし、多くのマツタブの仔をおろしたという。それからというもの、4月初午には必ずビラゾネを食べるようになった。
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ヘビ 1972年 千葉県 蛇は魔物といい、女に子を産ませる。菖蒲湯に入ると子は降りる。タライに張って跨ぐだけでもいいという。
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ヘビ 1978年 広島県 昔、蛇が男の姿になって娘の元に通い、娘は孕んだ。そこに六部がやってきて娘が蛇の子を孕んでいるので三月の節句の桃酒と五月の節句の菖蒲酒を飲むと良いというのでその通りにするとタライに七タライもある長い蛇の子を産み落とした。
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キツネ,メラシ 1939年 青森県 マタギ達が山小屋で泊まっていると、若い女がやってきて泊めてくれという。おかしいとは思いながらとめてやると、女はなぜか尻を丸出しにした。その尻があくびをしたのでマタギが鉄砲で撃つと、2匹の狐が女に化けていたことがわかった。
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アオダイショウ 1960年 宮城県 母子二人暮しの家に、毎夜青大将が来て、タラバチの周りで頭を上げる。不思議に思っていると母が妊娠した。なかなか産まれないので産婆が「人間の子供ではないらしい」といって水鏡をして鉦を鳴らすと、蛇の子供がべろべろ産まれた。
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ヘビ 1962年 徳島県 男が毎晩女の所にやって来た。女の腹が大きくなり、たらい何杯分もの蛇の子を生んだ。
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ヘビ,ウロコ 1992年 富山県 助けられた蛇は恩返しの為に、その男の妻となって子供を産んだ。その子孫は長男だけではあるが、脇腹に鱗が3枚ずつ生えている。そしてその痕跡は残っている。
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ヘビムコイリ 2001年 鹿児島県 娘の所にきれいな男がやって来る。どんなに戸締りをしても入ってくる。ある時後を追ってみると,男は小さな蛇だった。娘は蛇の子を産んだという。
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ヘビ 1973年 岩手県 ある嫁が田の草取りをしていたら蛇につきまとわれた。うるさく思ったがかまわず働き、昼寝をして帰った。一週間位したら下腹が痛くなったので医者に見てもらったら、蛇の子をゴチャゴチャ産んだ。
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ヘビ 1974年 愛媛県 予州宇和郡藤田村で、ある女の所に夜な夜な夫が帰ってきて、後に懐妊した。女は病気になり、その側に蛇が来て女を守るようにいた。女は蛇の子のようなものを1斗ほど生んで死んだ。病中に女が下女に語ることには、「夫ではなく蛇であった。自分は生きながら畜生道に落ちた」と泣いたそうだ。
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カワランベ 1971年 静岡県 夜釣に出かけた女の人が、男に化けたかわらんべといい仲になる。女の人はかわらんべの子供をたらいにいっぱい産む。その時、川原から家まで火が続いていたという。
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