国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

イヌ
1928年 京都府
堂守の老人が居眠りをしていても時間になると犬が起こしてくれていた。ある晩、老人も犬も眠ってしまったために鐘を撞くことができなかった。その責任をとってその晩、犬が舌を噛み切って自殺した。

類似事例(機械学習検索)

ネコ
1931年 秋田県
あるとき、婆様が留守番していると、猫がよい声で歌い出した。猫との約束を破って婆様が息子に話すと、猫が飛びかかって、婆様の喉笛を噛み切ってしまった。
類似事例

ダイジャ
1934年 滋賀県
愛犬と共に山に入ったが、帰れなくなったので大木の下で休んだ。急に犬が吠えるので怒ってその頭を切ると、木の上にいる大蛇の喉に噛み付いた。主人は命を助けてくれた愛犬に感謝し、犬神の祠を建てた。
類似事例

ユウレイ
1983年 新潟県
寺の前の家の犬が夜吠えたので、人が来たのかと思って出て見ても誰もいない。再度吠えたのでまた出て見ても誰もいない。寝ようかと思ったところに檀家の人が亡くなったと告げ人が来た。犬は人の死を感じていたのだろうか。
類似事例

ダイジャ
1963年 愛知県
城主が昼寝をしていると飼い犬がうるさいので、首を切って殺した。犬の首は大蛇に噛みついて、城主の命を救った。城主はこの忠犬の首を祀って、犬頭霊神と呼び神社の祭神とした。
類似事例

ダイジャ
1930年 長野県
猟師が獲物を探して山奥へ入って不意に眠気を覚えた。すると連れてきた犬がしきりに唸りだして叱ってもやめないので、鉄砲で撃ってしまった。犬は松の木にいてこちらを狙っていた大蛇の頭をめがけて噛み付いて、大蛇を殺した。猟師は手厚く葬った。
類似事例

ヤマイヌ
1959年 長野県
犬と共に猟をしていると、夜中になって犬が大きな声で鳴く。うるさいので斬ってしまうと、その頭が猟師の頭上にいたうわばみに食いついて、猟師を救ってくれた。猟師は感謝して、石碑を建ててその首を祀った。
類似事例

ネコ
1982年 宮城県
皆が祭文語りを聞きに出て、目の見えないお婆さんと猫だけが残されたとき、猫がおばあさんに祭文を語った。猫は口止めしたがおばあさんが家人に問い詰められて喋ってしまい、猫はお婆さんの咽喉に咬みついて咬み殺した。以来その家では猫を飼わず、猫塚を祀っている。
類似事例

ネコ
1941年 秋田県
大きな古猫が女に流行唄を聞かせ、そのことを口止めした。夫が帰宅し、誰が唄っていたと問われ、女は猫のほうを指差そうとしたが、それより早くネコに喉の噛み付かれて死んだ。
類似事例

イヌガミ
1936年 徳島県
ある婆さんは外出時には空の飯櫃に蓋をするのが習慣であったが、実は櫃の中には豆粒大の白い小犬が入っていた。ある日これを見た嫁が驚き、櫃に熱湯を注いで小犬を殺してしまったが、同時刻に婆さんも卒倒して死んでしまった。人々が言うには、婆さんは自分の家が犬神筋だから、他家の人に小犬がとり憑いて迷惑をかけてはすまないと思ってそうしていたのに、嫁が知らずに小犬を殺してしまったから、婆さんも一緒に死んでしまったのだという。
類似事例

シロイイヌ
2001年 青森県
あるお爺さんが川に簗をかけていたところ、白い犬がかかったので連れて帰った。この犬は、お爺さんが木を切ると運ぶのを手伝った。隣のお爺さんもそうさせようとして切った木をぶつけたが、犬はこれには知らぬ振りをした為、頭を叩いて殺して木の下に埋めた。そこで、犬が根元に埋めてある木で臼を作って餅をついたところ、それが大判小判となった。しかし、となりのお爺さんが同じことをしようとしたところ、餅は犬や牛の糞となった。
類似事例

オオカミ
1936年 新潟県
松の木下に大犬(狼)が話すには、昔年老いた人が乞食となり、村で死んだので葬られた。しかしせどごう狼が死体を掘り返して食べてしまったものの、変な声がするので、放り出して帰ってきたと言う。
類似事例

イヌ
1963年 千葉県
高木山城守が犬を連れて狩に出かけ、松林で休んだ。急に犬が自分のほうを向いて吠え出し、飛び掛ってきた。抜き打ちで首を刎ねたところ、首だけが後ろに飛んでいき、松の大木にいた大蛇に噛み付いた。山城守は犬の忠義を知り、犬塚を建てて葬った。
類似事例

ネコ,ソウシキ
1940年 大阪府
臨終の間際、ある老人が苦しんでなかなか息を引き取らないのを不思議に思った家人が、床下を覗いたところ、飼い猫が力んでおり、追い払うと老人は安らかに往生した。
類似事例

ヤマネコ
1955年 高知県
婆が仕事に行って山小屋で泊まった晩、家の猫が茶の間で踊った。爺は気味が悪いから殺してしまった。あくる日、山小屋へ行ってみると、婆が猫に食われて死んでいた。
類似事例

ヤマイヌノオンガエシ
1941年 岐阜県
昔、口に人の骨が刺さっていた山犬がある老人にその骨を抜いてくれるようにお願いしに来た。老人は山犬に自分を食わないと誓わせてから骨を抜いたが、後日の朝、老人の家の前に山鳥一羽が落ちていた。それは山犬の恩返しだった。
類似事例

ネコ
1982年 宮城県
皆が祭文語りを聞きに出て、目の見えないお婆さんとトラという猫だけが残されたとき、トラがおばあさんに祭文を語った。猫は口止めしたがおばあさんは喋ってしまい、猫はお婆さんを睨んでいなくなってしまった。お婆さんもその後しばらくして亡くなり、その家の人も死に絶えたという。
類似事例

ミツミネサン
1941年 秋田県
明治の初め頃、某の妻の実家での出来事。ある夜、振る舞いがあって、家人は皆酒に酔って寝た。夜中、主人が目を覚ますと星が見えたので、雨戸を閉め忘れたと気づいた。閉めようとして起きあがると、犬のようなものが見えた。それは三峰山で、前足を立ててちゃんと番をしてくれていたのだという。
類似事例

ネコ
1973年 岩手県
京津畑集落のある家で、お婆さんが一人で留守番をしていたら猫がやって来て義太夫を語り、このことは人に漏らすなと口止めして出て行った。あまりにも面白いのでつい人に話してしまったら、猫が怒ってお婆さんを食い殺した。
類似事例

オイヌサマ
1932年 愛知県
村に迎えた御犬様が落とし穴に落ちた。村の男が、藤蔓で作ったもっこで助けようとしたところ、鋭い牙で蔓を噛み切った。恐ろしくなった村人は、梯子をかけてそのまま立ち去った。御犬様は抜け出して助かったが、後日再び穴に落ちて、鉄砲で射殺された。
類似事例

イヌ,(ゾクシン)
1942年 富山県
夜犬が遠吠えをするとその附近の誰かが死ぬ。また夜が追い鳴きをすると人が死ぬ。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内