サンキガマ,マヨケ 1929年 岩手県 サンキガマと呼ばれるものがある。雫石村では、細長い木を3本立てるが、魔除けの意味がある。
類似事例 |
|
コリ 1914年 岩手県 夜、ある老狩人が山を歩いて家に帰ろうとして沢に来たとき、突然目の前に3本の蝋燭が現れた。3本の火は寄って1本になり、その火の中に髪を乱して笑う女の顔が見えた。多分狐狸の仕業であろう。
類似事例 |
|
キツネ 1938年 長野県 呼ばれた帰りに遅くなって提灯を借りてろうそくを2本持っていた。狐にお参りすると狐がついてきたのでろうそくを1本投げると道がなくなった。困ってもう1本投げてやると、道があって家へ帰ることが出来た。
類似事例 |
|
タノカミ 1969年 長野県 1本苗を植えると罪になる、2本苗を植えるものではない、とされている。1本苗と2本苗は、田の神が増やしてやれないからだ。
類似事例 |
|
ロクソクイヌ 1974年 京都府 文政10年3月11日に、山城州宇治郡山科郷花山村に住んでいた庄右衛門が飼っていた犬が6本足の犬を産んだ。前足2本・後ろ足4本、尾は1つで肛門は2つあった。
類似事例 |
|
ネコ 1986年 埼玉県 死人の上に鎌や刀などを置いておく。これは魔除けだとか、猫が飛ぶのを避けるためだとかいう。
類似事例 |
|
ツエ 1926年 京都府 日置村に、六本柳と称する1本の老柳がある。もとは6本あり、大江山鬼征伐の一行6人が立てた杖が成長したという。今は老柳の空洞の中に公時を祀っている。
類似事例 |
|
ロウソクヲクワエタバケモノ 1987年 奈良県 お宮さんから、3斤ロウソクを2本両方に立てて真ん中をくわえたものが出てくるという。名前は聞いたけれども忘れてしまった。
類似事例 |
|
(ゾクシン),カマ 1933年 岩手県 新しい墓には土を盛り傍らに鎌をさし立てる。魔除けの為である。
類似事例 |
|
オバガミネノイッポンアシ 1991年 奈良県 12月20日には、一本足が出てくるので、伯母峰峠を越すなと言われている。一本足は昔二本足だった。退治しようとした豪傑が片足を切ったので、足が一本になったのだという。
類似事例 |
|
オウギ,イド 1929年 岩手県 飯岡村で井戸を埋める時には、あてられるため、扇を中に入れてから埋める。そして上には物を蒔いてはならない。
類似事例 |
|
ジンカク 1974年 額に2本角がある子供が生まれた。
類似事例 |
|
ケヤキ,ダイジャ 1930年 東京都 白山神社境内にある2本の欅のうち、1本が大正12年12月25日の夜、突然怪火を出した。昭和4年の夏には、2本の欅の間に大蛇が横たわっているのを見たものもいる。
類似事例 |
|
マヨケ,キツネヨケ 1966年 愛知県 埋め墓に「魔よけ」あるいは「狐よけ」といって、古鎌を逆さまに立てる。
類似事例 |
|
テングサマノキ 1957年 富山県 二本の木が途中で一本になっているものをカミサマノキ(テングサマノキ)といい、間が天狗の通り道でこの木を伐るときを倒す音をさせたりする。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1938年 岩手県 竿を三本、三角形に立ててあるところをくぐると、3年以内に死ぬといわれている。
類似事例 |
|
フルヅカ 1952年 三重県 榎の木が一本あったが何年も全く太らない。ある人が、塚の周りにあった蔓を切ってしまったところ、祟りがあったので、それ以降誰も枝一本折らなくなった。
類似事例 |
|
オニ 1933年 大阪府 大阪の勝福寺にある鬼のミイラが公開された。二本の角があり手足の指は三本ずつあった。
類似事例 |
|
ウマ,カゼ 1929年 岩手県 飯岡村では、馬が寝るときに横になっていれば、風が吹くといわれる。
類似事例 |
|
カッパ 1948年 和歌山県 ゴーライ(河童)は夏は川に居り、秋から冬は山に入りカシャンボになる。1本足で溺死者の尻を抜く。川原に楠が5本あれば、そこより上には上がらないという。カシャンボも1本足で、よく馬の荷積みを邪魔する。ヒトツダタラと同じだという人もいる。
類似事例 |
|
オバガミネノイッポンアシ 1991年 奈良県 一本足の大きな足跡が雪の上にあった。それで大きな一本足いるので鉄砲で撃ったら、大きな舌を出したという。一本足は生笹(いくざさ)という名前で、人間に化けて有馬温泉に湯治に行った。けれども何日か目に正体がばれた。一本足になったのは背中に熊笹が生えた怪物である猪笹王だという伝承もある。
類似事例 |
|